先日、NHKでやっていた、マキノ雅弘監督の「次郎長三国志 荒神山」(1954製作)を観た。
90分弱の映画で、短いな、と思いつつ、観ていたが、いよいよ安濃徳と神戸(かんべ)の長吉の争いが出てくるかというところで終わってしまった。
後で調べたら、これは「前編」で、後編が作られる予定だったが、東映と監督の間にも齟齬があり、そんなこともあり、作られず、次郎長三国志はこれで終わってしまった、ということだ。
なんと言うことか、荒神山の近くの小学校を卒業した者としては残念な結果であった。荒神山は、冬は雪合戦、春は祭りや授業の写生(本堂を写生した記憶がある)と子どもの頃の懐かしいところである。
吉良の仁吉は荒神山の決闘で鉄砲で撃たれて後刻死んでしまう。しかし加勢した次郎長一家の大政が安濃徳側の敵将門井を討ち取って勝利する。約130人の安濃徳側に対し、吉良側は22人であった。
鈴鹿は神戸藩であるが、隣の亀山藩、白子は天領であるなど、地域内はモザイクのように領地が入り乱れ、お上の目の届きにくい所を利用して、博打が行われており、その「シマ」の分捕りを安濃徳がたくらんだのがことの起こりである。
90分弱の映画で、短いな、と思いつつ、観ていたが、いよいよ安濃徳と神戸(かんべ)の長吉の争いが出てくるかというところで終わってしまった。
後で調べたら、これは「前編」で、後編が作られる予定だったが、東映と監督の間にも齟齬があり、そんなこともあり、作られず、次郎長三国志はこれで終わってしまった、ということだ。
なんと言うことか、荒神山の近くの小学校を卒業した者としては残念な結果であった。荒神山は、冬は雪合戦、春は祭りや授業の写生(本堂を写生した記憶がある)と子どもの頃の懐かしいところである。
吉良の仁吉は荒神山の決闘で鉄砲で撃たれて後刻死んでしまう。しかし加勢した次郎長一家の大政が安濃徳側の敵将門井を討ち取って勝利する。約130人の安濃徳側に対し、吉良側は22人であった。
鈴鹿は神戸藩であるが、隣の亀山藩、白子は天領であるなど、地域内はモザイクのように領地が入り乱れ、お上の目の届きにくい所を利用して、博打が行われており、その「シマ」の分捕りを安濃徳がたくらんだのがことの起こりである。