HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

BRING BACK THE BEATLES

2009-09-11 20:01:06 | ROCK
ビートルズのモノやらステレオやらのボックスを買ってご満悦の皆様、
今晩は。またお会いしましたね。今夜も十分楽しんでいますか?。
ブログに買い物日記を記しただけで満足していないですよね。
まさか、まだ封を切ってない盤があるとか・・・。(笑)
モノの音圧が今ひとつとか紙ジャケの精度が今ひとつとか、つまらないことを
気にして肝心の音楽を楽しまなけりゃ本末転倒ですよ。
今回のリマスターされたモノ盤とステレオ盤の発売は、楽曲的には今まで
散々聴いてきたものと同じなのに、「アンソロジー」の発売より
盛り上がっていると感じるのは私の気のせいですよね。

とりあえず、俺はモノもステレオも全部一通り聴いて楽しんだ。
携帯ステレオで聴くことを想定しての音で無いことは百も承知だが、
通勤用にiPodにも全部取り込んだ。ふぅ~。
で、今は全然違うことを考えているというわけだ。

掲載写真はデヴィッド・ピールが77年に発表した「BRING BACK THE BEATLES」。
日本が世界に誇るキャプテン・トリップ・レコーズの大仕事である
デヴィッド・ピールの16枚組ボックス「ロックン・ロール・アウトロー」にも
収録されたお陰で容易に(?)聴くことができるようになった1枚。
どちらかというとジョン&ヨーコとの繋がりが深いために、私は勝手に
ジョン・レノンのシンパだと思っていたのだが、このアルバムでは全体に
ビートルズに対する愛と尊敬の念が満ち溢れている。

アルバム・タイトル曲では「BEATLES、それ以下のものじゃ代わりは務まらない」
と歌い、「APPLE BEATLE FOURSOME」ではメンバー4人各人の個性を称える。
極めつけは「THE BALLAD OF JAMES PAUL McCARTNEY」。
「ポールが世界と彼と他の3人を良い方向に導き、彼なら4人を1人に
戻すことができるかもしれない」という歌詞の内容には正直驚いたものだ。
ビートルズ解散時のポール対3人という構図は逆にいえば、ポールが
折れれば・・・と解釈出来なくもないのだが、それ以前に
ポール・マッカートニーの天才をここまで明確に示した歌というのは、
後にも先にも聴いたことが無いという意味合いにおいて、天晴れと思ったからだ。
ピールの曲は全体的に個性に乏しい単調な曲が多いきらいもあるが、
ビートルズ・ファンにはこういうアルバムがあるということを覚えておいて
ほしいと思うのだが、それはまあいいか。

アップル・コレクターとかいう私の理解の範疇を超える人たちは
「THE POPE SMOKE DOPE」の帯付きでも持ってりゃそれで完結だろうし。(笑)
コメント (4)
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