待望のCD化である。
輸入盤の被せ帯?にも仰々しく、25年以上の廃盤以降、やっと初CD化
みたいなことが書いてあるが、本当にそんな思いである。
本CDはスティーヴ・ミラーとロル・コクスヒルがアルバムの片面ずつで
主導権を分け合って製作した、73年作「COXHILL/MILLER MILLER/COXHILL」と
翌74年の「THE STORY SO FAR...OH REALLY?」を収録した2枚組CD。
ジャケットは変わってしまったが、今回のCD化の快挙を考えれば
些細なことだ。
どちらもミラー・サイドの抑制具合と、コクスヒル・サイドの飛び具合(笑)が
バランスよく収録され、主導権を握ったサイドとそうでないサイドでの
演奏具合を聴き比べると面白い。
即興演奏だが、いたずらに攻撃的でなく美しいメロディと音色がこの
アルバムを何度もの再生に耐えうるものにしている。
1STには二人以外に、リチャード・シンクレア、フィル・ミラー、
ピプ・パイルが参加した曲が2曲ある。デリバリーからこのアルバムを介して
ハットフィールズが誕生したことを伺わせるもので、アルバム全体の中でも
聞き物といえる。また、ボーナス・トラックが充実していてスティーブの
ライブ4曲とデリバリーのライブ3曲(ともに72年録音)を聴くことができる。
74年のライブも1曲あるので、2枚の双頭アルバム前後の音も確認できる
仕掛けになっている。
デリバリーはこの時点で、スティーブ&フィル・ミラー、コクスヒル、
シンクレア、パイル、そしてロイ・バビントン。
いやぁ~、このライブが間に入ると更に「歴史」が面白くなるというものだ。
2NDも片面ずつを分け合って製作されたが、1STに比べよりソロ色が強く
なっている。ここでのお楽しみはコクスヒル・サイドにケヴィン・エアーズと
ロバート・ワイアット参加曲があることだろう。
これも今年最も忘れられない再発の1枚。
大推薦。
輸入盤の被せ帯?にも仰々しく、25年以上の廃盤以降、やっと初CD化
みたいなことが書いてあるが、本当にそんな思いである。
本CDはスティーヴ・ミラーとロル・コクスヒルがアルバムの片面ずつで
主導権を分け合って製作した、73年作「COXHILL/MILLER MILLER/COXHILL」と
翌74年の「THE STORY SO FAR...OH REALLY?」を収録した2枚組CD。
ジャケットは変わってしまったが、今回のCD化の快挙を考えれば
些細なことだ。
どちらもミラー・サイドの抑制具合と、コクスヒル・サイドの飛び具合(笑)が
バランスよく収録され、主導権を握ったサイドとそうでないサイドでの
演奏具合を聴き比べると面白い。
即興演奏だが、いたずらに攻撃的でなく美しいメロディと音色がこの
アルバムを何度もの再生に耐えうるものにしている。
1STには二人以外に、リチャード・シンクレア、フィル・ミラー、
ピプ・パイルが参加した曲が2曲ある。デリバリーからこのアルバムを介して
ハットフィールズが誕生したことを伺わせるもので、アルバム全体の中でも
聞き物といえる。また、ボーナス・トラックが充実していてスティーブの
ライブ4曲とデリバリーのライブ3曲(ともに72年録音)を聴くことができる。
74年のライブも1曲あるので、2枚の双頭アルバム前後の音も確認できる
仕掛けになっている。
デリバリーはこの時点で、スティーブ&フィル・ミラー、コクスヒル、
シンクレア、パイル、そしてロイ・バビントン。
いやぁ~、このライブが間に入ると更に「歴史」が面白くなるというものだ。
2NDも片面ずつを分け合って製作されたが、1STに比べよりソロ色が強く
なっている。ここでのお楽しみはコクスヒル・サイドにケヴィン・エアーズと
ロバート・ワイアット参加曲があることだろう。
これも今年最も忘れられない再発の1枚。
大推薦。
きっと気に入りますよ。
プログレとかジャズとかの枠組みが不要の
楽しい音だと思います。