HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

1977

2017-11-23 19:37:40 | ROCK

ザ・ジャムがリリースしたオリジナル・スタジオ・アルバムは6枚。そのうち、「SETTING
SONS」と「THE GIFT」はアルバムを軸にした大型の組物が編まれたが、今回リリース
されたのは「1977」と題された5枚組ボックスで、デビュー盤の「IN THE CITY」と
2枚目の「THIS IS THE MODERN WORLD」が組み込まれている。

4枚のCDと1枚のDVDで構成される「1977」であるが、そのうちのCD2枚が
オリジナル・アルバムをストレートに収録している。ジャムの盤は収録時間が短いので
箱物の中の1枚となると、既にその盤を散々聴いている身としては物足りない感じがする。

ま、そうは言っても付属された本(ブックレットの領域を超えた豪華本である)は見応えが
あるし、この時代の映像を1枚にまとめたDVDは便利だ。小出しに出されていた所謂
ポリドール・デモの中で初登場曲は6曲あるし、77年9月10日のライブ(15曲)も
初登場。つまりは、手にしなければならなかった。(笑)

幾つになってもこの音が出せるかと言えば答えはノーだろうし、いつまでもこの音で
いられるかという問いにも答えはノーであろう。しかし、若さ故に出せる音というのは
あるもので、この時期のジャム或いはポール・ウェラーの勢いの魅力には抗えない。

さて、今後気になるのが「ALL MOD CONS」と「SOUND AFFECTS」を軸にした組物は
出るのか否かということである。2枚のアルバムは共に2枚組のDX盤が過去に出ているので
出なけりゃ出ないで構わないのだが、盛大にライブや映像を収録した組物を期待したい。

コメント
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