HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 78

2017-11-12 09:23:04 | ROCK



ニッキ&ザ・コルベッツのことを知ったのはかなり遅く、グループ名をアルバム・タイトルに
掲げた盤が00年に再発されて更に少し時間が経ってからだったと思う。オリジナルは80年に
リリースされたのだが、洗練されていないのにポップでストレートな楽曲やニッキの可愛い
歌声に魅了された。リアル・タイムで聴いた人の中にはスージー・クアトロに負けない歌い手が
登場したと思った人がいるだろう。

掲載写真はニッキ・コルベットが日本企画でリリースしたカバー・アルバム「WILD RECORD
PARTY」とその続編。最初の盤は04年の初来日に合わせてリリースされ、続編は翌05年に
リリースされた。アルバム・タイトルから即座に「ワイルド・パーティー」という映画を想起
するのだが、映画の原題は「BEYOND THE VALLEY OF THE DOLLS」で邦題とは全くかけ離れ
ている。製作者がこの映画のタイトルが念頭にあったとしたら、正に日本企画の盤に相応しい
タイトルと言える。

盤の中身は多くの人が知る有名曲のカバー大会(「VOL.2」にはオリジナルを2曲収録)で、
それらの曲がニッキの可愛らしい声で歌われるのだから楽しくないわけがない。
ジェネレーションXの『READY STEADY GO』アリス・クーパーの『UNDER MY WHEELS』
ダムドの『NEAT , NEAT , NEAT』ニューヨーク・ドールズの『TRASH』、他にもラモーンズや
シャングリラス、デイヴ・エドモンズにブロンディーらの曲がこれでもかと収録されているの
だから。

もうレコーディングをすることはないかもしれないが、残された盤に刻まれたニッキの声は
永遠に素敵なのだ。

 

コメント (2)
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