掲載写真はデンマークのシンガー、ビアギッテ・ルゥストゥエアが70年にリリース
した彼女のセカンド・アルバム「READY TO MEET YOU」。なかなか馴染まない
言葉の響きであるが、この盤のために覚えねばならない「音」である。(笑)
私が彼女の名前を知ったのは、5,6年前に徐々にアルバムが再発され始めた時で
私が男の子だからというせいもあってか、数多い美麗ジャケットの中にあって
この盤は一際目を惹いた。
ジャケットも良いのだが、収録された音が良質な王道ポップスで、尚且つビアギッテの
歌唱というか声そのものがトラックにピッタリの可愛らしくも表現力豊かなもので
あることが最大の魅力といえる。デビュー盤がカバー中心だったのに対し、
1曲を除いてオリジナル曲で固めたところも、元曲の歌い手やアレンジと比較される
ことなく、オリジナルの彼女の魅力を確認するのに最適であろう。
タイトル曲のめくるめく展開はどうだろう。ゴージャスであることと繊細であることの
同居が許されるというのは、才能以外の何物でもない。
ま、そうはいっても・・・。
結局はこのアルバム・ジャケット(見開き状態)に
ヤられたのだけどね。(笑)これが一番の「才能」であるのは間違いない。