HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 56

2015-10-24 20:47:52 | 日本のロック・ポップス

毎日時間が足りない。10月に入って新しいドラマのチェックが一通り終わり、
毎回見る番組が決定したのはいいのだが、今回はちょっと多め。スカパーで再放送
している座頭市シリーズ全100話も見なければいけないし、それよりもなによりも
先日記事にしたグレイトフル・デッドの80枚組を消化しなければならない。
まだ最初の5年分しか聴けていないのであるが、デッドだけを聴き続けるわけにも
いかず・・・。

そういえば、当ブログの唯一の継続プロジェクト(笑)も途絶えていた。ということで
棚から引っ張り出したの掲載写真の1枚。宮崎美子が82年に発表したセカンド・
アルバム「私の気分はサングリア」。西日本で育つとつい、サンガリアと言ってしまい
そうになるが、サングリアである。

宮崎美子の登場は衝撃だった。今も昔も細身の女性を好むということになっている
私であるが、カメラのCMで木陰でジーパンを脱ぎ水着になるというシチェーションと
その時の彼女の表情にドキドキした、ということであろう。水着のグラビアもそれなりに
目にして、「可愛らしい人だなあ。」と思ったものだ。

単なるグラビア・アイドルならすぐに忘れてしまうのだが、私が宮崎を長く記憶に
留めた理由の一つにして最大の理由に、聡明であるということが挙げられる。実生活
でもそうだが、会話や語彙の貧弱な女性とは、例え若くて見てくれが良くても
話をする気がしない。ま、それは私が会話なしでもボディー・ランゲージにもっていける
ゴルゴ13のような男前では無いということの証明でもあるのだが。(笑)

さて、このアルバムであるが発表が82年ということもあって音は見事に時代の
音なのだが、どの曲もメロディーが美しく曲の細かいところのアレンジが気が利いていて
トラックだけを云々しても立派なものだと思う。

宮崎の歌唱がまた瑞々しく、特別上手いわけではないのだが綺麗なお姉さんが自然体で
歌っているというのがいいのだ。力んで自己主張したりアンニュイ(笑)になったり
しないというのは、個人的にはその在り方が美しいとさえ思える。
自身が作詞あるいは作曲した曲が、大貫妙子や安井かずみ&加藤和彦らが提供した
曲と並べて遜色ないのも素晴らしい。

私がこの盤を好きなもう一つの理由にアルバムのリア・ジャケット写真が良い、
というのがある。まるで、シャンタル・ゴヤのようなその写真は水着ではない彼女の
魅力或いは美しさを見事に捉えている。

機関銃より百合の花を・・・。

コメント (4)
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