HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 44

2015-06-13 21:25:01 | 日本のロック・ポップス

女性のアイドルは可哀想である。ソロでデビューすれば尚更である。何しろ、いい曲を
貰えるような大きなプロダクションに所属できなかったり有能なスタッフがいないと
売り出しにも苦労するし、周りは可愛い娘だらけなのだから、ルックスやプロポーションの
自己責任というのは大きい。それに相手にするのは浮気な男どもである。

やれ、あっちが可愛い、いやこっちだ、いやあっちもこっちもと移り気で不安定な
購買層がターゲットなのだから手に負えない。

二人組でデビューする女性アイドルは可哀想である。間抜けにも男どもは、二人いれば
必ず「どっちが可愛い」と口に出すとも出さずとも順番をつけてしまうのだから。
ピンク・レディーやWINK、はたまたPUFFYといった例を出すまでもなく、私も散々
そういった話題の中に居たことがある。アイドルかどうかはさておき、「花*花」や
「あみん」にも順番を付けようとするのだから、タチが悪い。(笑)

三人組でデビューする女性アイドルは可哀想である。阿呆なことに男どもは、三人の中で
自分の好みは誰なのか、愚かしくも次は誰なのかと順番をつけてしまうのだから。
キャンディーズやPerfume、果ては「少女隊」や「パンジー」にも順番を付けようと
するのだから、始末に負えない。(笑)

今年のロック・イン・ジャパン参戦メンバーに私が組み込まれるのは2月の定例飲み会で
決定した。問題は自分たちが見に行く日に誰が出演するか、である。
去年はきゃりーぱみゅぱみゅや矢沢永吉を見て大いに盛り上がったのだが、今年は・・。

私が見に行く日は、何とPerfumeが出演するではないか。音だけを聴いても気分が
高揚する曲があるのは確かだが、やはり彼女たちは「画付き」が良い。シンプルなようで
凝ったライティングのステージにしろ、PVにしろ、映像を見たいと思うのはそれだけ
彼女たちの踊りや動きが可愛らしいというのが大きい。

トラックの音や電気処理されたボーカルの統一感は、使用する機材の限度故に保たれる
ものだが、逆に言えばアレンジや曲調のバリエーションの幅はそれほど大きくない。
つまり、すぐ飽きる危険性をずっと孕み続けているのだが、それでもここまで鮮度を
保ったままきているのは、やはり彼女たちの絵的な魅力の大きさに他ならないことは
認めざるを得ない。

さて。

大人数が所属するグループで活動する女性アイドルは本当に可哀想である。
その大半が、一般的に通用するレベルで名前と顔を覚えてもらえるまでに至らず
近年では個人の遊びレベルでなく、大々的に対価を払ってもらった者が勝利する
選挙とやらで大勢の人から順番を付けられるのだから。

二人、或いは三人だと幾ら順番を付けられても、顔や名前は覚えてもらえるだろうし
個々のキャラクターも認識されようが、数百人いる「グループ」の中で100位だろうと
10位であろうと、出資した人以外の圧倒的大勢の市井の人には何の変りもない。

ただ、彼女たちのことを忘れることはない。
だって、覚えていない人のことは忘れることはできないのだから。

私は明確に「のっち」「あ~ちゃん」「かしゆか」を認識している。
流石はロック者いや、ストーンズ者である。(笑)

コメント (4)
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