HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

TOP OF THE PARADE

2013-05-08 18:39:59 | ROCK

もう、これは私が捻くれているとしか言い様が無いのだが。

私が一番好きな曲というかメロディーは『OVER THE RAINBOW(虹の彼方に)』である。
『虹のかなた』とか『虹の彼方へ』なんて書くと違う曲になるので注意されたし。(笑)

映画「オズの魔法使い」でジュディー・ガーランドが歌った、あのメロディーの魅力には抗えない。
こういう場合、オリジナルを尊重し愛でるのが筋なのだが、私は単純にこの曲のメロディーが
好きなのであって、ジュディー・ガーランドの歌唱で聴きたいとは特に思わないのである。

まあ、この曲に関してはキース・リチャーズさんの憂いを含んだ歌唱と演奏をブートレグで
聴いて、曲の良さを再認識したというのもあるが、当たり障りのないピアノとかストリングスとかの
演奏でも一向に構わない。その分、「決定版」的な演奏を見つけられないでいるのだが。

同じような例として映画「ロミオとジュリエット」で流れる、あの悲しげなメロディーの曲がある。
世界史が苦手だったことは以前も書いたが、それ故に?シェークスピアにも疎い。
流石に一般常識として四大悲劇のタイトルくらいは言えるし、ロミオとジュリエットの話の
大筋くらいは知っているが、そこまで。

そんなものだから映画も見たことが無いのだが、「ロミオとジュリエット」の劇中で歌われる
その曲『WHAT IS A YOUTH ?』はメロディーが好きである。しかし、私にとって、その歌は
野暮ったい男の歌唱にしか聞こえず、どうにも好きになれない。よって、この曲も
ピアノとかストリングスとかのインストが私向きなのだが、やはり『OVER THE RAINBOW』の
時と同じく「決定版」的な演奏を見つけられないでいる。まあ、私の脳内ではどちらの曲も
流麗に流れているのでいいのだけど。(笑)

ジャッキーとジェーン、ジャックとダイアン、はたまたエイジとレイコ。
男と女は様々なドラマを産むが、ロミオとジュリエットという名前というかキャラクターを自身の曲に
登場させる時、ミュージシャンは、どのような事を考えるのだろう。
マーク・ノップラーとルー・リード。どちらも私の好きなミュージシャンであるが、彼らほどの語り部が
出来合いの名前を使うというのは、余程の思い入れがあるのか、それとも解りやすい「例え」として
引用したのか、興味がある。

掲載写真はキラーズが07年にリリースしたアルバム「SAWDUST」。バンドにとっては所謂「レアリティーズ」
にあたるこの盤を私が手にした理由は二つ。
一つは冒頭に配された『TRANQUILIZE』でルー・リードが歌っているから。もう一つは
ダイアー・ストレイツのカバー『ROMEO AND JULIET』が収録されているから。

趣味の悪い「木ジャケ」であるが、CDの盤面には木を切った断面の絵が描かれ、下の方に
所属レーベルであるヴァーティゴのあの有名なマークがプリントされているのが面白い。

ああ・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする