HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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フィルモアのブラック・クロウズ

2011-02-26 09:57:20 | ROCK

ブラック・クロウズのライブが毎回録音されてオフィシャル発売されていることは昨日も書いたが、
活動停止前の最後の米国での演奏となったフィルモアでの6回のライブは、未だ公式HPでの
商品として登場していない。2009年のフィルモアでのライブ(5公演)は、まとめて売られたので
2010年のものも、その内まとめられて登場するだろう。

今回のフィルモアでのライブは、とりえず最後の公演という意味合いもあるためかサービス精神
溢れるセット・リストを披露しているのが興味深い。本編中でも興味深いカバー曲を鏤めているのは
勿論なのだが、各日3曲から4曲演奏するアンコールを1日を除いて、全て同一アーティストのカバーを
演奏しているのだ。例えば・・・。

フィルモア2日目12月14日(ビートルズ)
E1) You've Got Hide Your Love Away
E2) Yer Blues
E3) I Wanna Be Your Man

フィルモア楽日12月19日(ローリング・ストーンズ)
E1) Torn And Frayed
E2) I Just Want To See His Face
E3) Cant You Hear Me Knockin'
E4) The Last Time

因みに初日の12日はクラプトン(デラニー&ボニー)、17日はザ・バンド、18日はニール・ヤング、
15日はブルーズ特集でリトル・ウォルター、ジョニー・ウィンター、エルモア・ジェームスの曲を演奏。

19日はアンコールで丸まるストーンズなのだが、本編でもアコースティック・セットで「No Expectations」
エレクトリック・セットで「Midnight Rambler」を取り上げていて、ストーンズ者には見逃せないセット・
リストと言える。「Midnight Rambler」を演奏するのは長いクロウズの歴史の中でも、おそらく初めて
だと思う。そうそう、この日はジョー・テックスの「Show Me」を渋くキメているのも特筆すべきだろう。
全公演、すべて高音質なので発売を待ち望む方は期待して待つといいだろう。

自作曲も格好良いが、ロックの名曲を伝承し続けるバンドが演奏活動を中止するなんて、
勿体ないとしか言えない。最後に愛想でシングル盤のジャケットでも。

 
何故かどちらも英国盤。(笑)右は私的クロウズ最強シングル。B面は「RAINY DAY WOMEN
(NO.12 & 35)」
コメント (2)
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