ケヴィン・エアーズの4枚組アンソロジーが出た。最初の3枚は
1969年から1980年までのハーヴェストとアイランドでのアルバムと
シングルを中心に組まれている。未発表音源や初CD化音源は無い。
最初の4枚のアルバムは2003年リマスター、「SWEET DECEIVER」は
2005年リマスター、それ以外は2008年の最新リマスター音源が
使われている。「SWEET DECEIVER」が2005年にリマスターされた時に
「夢博士の告白」も同時にリマスターされたのだが、今回のアンソロジーの
表記では2008年リマスターとなっている。多分間違いだと思うのだが(笑)
じっくり聴いてみたい。
リマスターされた時にボーナス・トラックとして多くの曲が収録された
ため、シド・バレット参加の曲があるとか言われても何を今更なのだが
それでも「売り」文句としては有効と言うことだろう。
いろいろな編集盤が編まれているが、ここまで重要な曲を網羅した盤は
なかったので、まとめて聴くには便利ではある。
勿論、未だにここでしか聴けない曲を多く含む「ODD DITTIES(不思議の
ヒットパレード)」の価値は全く下がっていないのだけど。
この4枚組の目玉はディスク4に収録された73年5月25日の
ライブであるのは言うまでも無い。「いとしのバナナ」発表直後のライブで
2003年リリースの同アルバムのライナーには、ハーヴェストが
この日のライブをレコーディングしていたが、精彩に欠いたために
リリースできなかったという内容のことが書いてあった。
結局我々は35年の歳月を経て、この日の演奏を聴くことができたわけだが
実際の内容は素晴らしいものである。ライブ前半の洒脱な感じとはうって
変わってドリス・トロイを含むコーラス隊が重厚さを演出する、後半の
10分を超える大曲2連発に圧倒される。
先のライナーを書いたご本人が、今回のCDのライナーでは「エアーズの
ベスト・ステージの好例」とか「エアーズの経歴のキー・ポイントになる
ドキュメント」とか書いているのが笑えるのだけど。
できれば、このライブだけ単体で発売して欲しかったのが本音だけど
まあいいだろう。黄色いジャケットを見ているだけで幸福な気分になるの
だから。黄色の背表紙はすぐ日焼けするので注意して保管しましょう。(笑)
僕はバナナを食べる君を見るのが好きなんだ・・・。
1969年から1980年までのハーヴェストとアイランドでのアルバムと
シングルを中心に組まれている。未発表音源や初CD化音源は無い。
最初の4枚のアルバムは2003年リマスター、「SWEET DECEIVER」は
2005年リマスター、それ以外は2008年の最新リマスター音源が
使われている。「SWEET DECEIVER」が2005年にリマスターされた時に
「夢博士の告白」も同時にリマスターされたのだが、今回のアンソロジーの
表記では2008年リマスターとなっている。多分間違いだと思うのだが(笑)
じっくり聴いてみたい。
リマスターされた時にボーナス・トラックとして多くの曲が収録された
ため、シド・バレット参加の曲があるとか言われても何を今更なのだが
それでも「売り」文句としては有効と言うことだろう。
いろいろな編集盤が編まれているが、ここまで重要な曲を網羅した盤は
なかったので、まとめて聴くには便利ではある。
勿論、未だにここでしか聴けない曲を多く含む「ODD DITTIES(不思議の
ヒットパレード)」の価値は全く下がっていないのだけど。
この4枚組の目玉はディスク4に収録された73年5月25日の
ライブであるのは言うまでも無い。「いとしのバナナ」発表直後のライブで
2003年リリースの同アルバムのライナーには、ハーヴェストが
この日のライブをレコーディングしていたが、精彩に欠いたために
リリースできなかったという内容のことが書いてあった。
結局我々は35年の歳月を経て、この日の演奏を聴くことができたわけだが
実際の内容は素晴らしいものである。ライブ前半の洒脱な感じとはうって
変わってドリス・トロイを含むコーラス隊が重厚さを演出する、後半の
10分を超える大曲2連発に圧倒される。
先のライナーを書いたご本人が、今回のCDのライナーでは「エアーズの
ベスト・ステージの好例」とか「エアーズの経歴のキー・ポイントになる
ドキュメント」とか書いているのが笑えるのだけど。
できれば、このライブだけ単体で発売して欲しかったのが本音だけど
まあいいだろう。黄色いジャケットを見ているだけで幸福な気分になるの
だから。黄色の背表紙はすぐ日焼けするので注意して保管しましょう。(笑)
僕はバナナを食べる君を見るのが好きなんだ・・・。