HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

PAUL McCARTNEY / THE McCARTNEY YEARS

2007-11-17 21:40:57 | ROCK
え~定価19800円、HMVで割り引いて15000円ちょっとで、
ビートルズの「HELP!」のたった2枚組DVDを買った皆様、
再びこんばんは。今夜もお会いしましたね。
お楽しみの最中、恐縮ですがポール・マッカートニーのDVDはいかがでしょう。
充実の3枚組DVDが、6300円でお楽しみいただけるのですが。
えっ、80年代以降は興味は無い?。
それは失礼しました。引き続き「HELP!」をお楽しみください。

ポールのプロモ・ビデオを2枚のディスクに、「ロックショー」や
「アンプラグド」等のライブのハイライトを1枚のディスクに収録した
計3枚組のDVDが発売された。
ポールのプロモを全部収録したら、とても2枚には収まりきらないのは
明白で収録曲をパッと見ただけで、例えば私の好きな曲で言えば
「GETTING CLOSER」や「YOUNG BOY」が抜けているのがすぐわかったが
ここまでよくぞ集めてくれたと、感謝せねばなるまい。
不満な人はブートレグをどうぞ。

ブートレグではとうてい真似できないのが、収録された曲の幾つかに
ポールのコメントが付いていることだ。音声を出すことも出来るし
曲に字幕だけ出して見ることも出来るので、楽しいことこのうえない。
いくつか疑問だったことも解決したし、驚きもあった。

まず「SAY,SAY,SAY」に出てくる黒人の女性はマイケル・ジャクスンの姉、
ラトーヤだったこと。私はずっとジャネットだと思っていた。(笑)
スティーヴィー・ワンダーとの「EBONY AND IVORY」のビデオの二人の
映像はなんと別撮りだったことには驚かされた。
「COMING UP」はポールが自身を含めてバックで楽器を演奏するメンバーを
全て演じるのだが、キーボード奏者はスパークスのロンに似ていると前から
思っていたら、ポール自身がそれを意識していたということもここで語られる。
「TAKE IT AWAY」には俳優のジョン・ハートが出演しているが、
ブライアン・エプスタインに似ていると言うことでの起用だったことも
面白いエピソードだ。
あまり書きすぎるとこれから見る人の楽しみが減るので、このくらいに
しておこう。「マーサ・マイディア」の「マーサ」がどこで登場するかを
お楽しみに。
ちなみに一番グッとくるビデオは「PIPES OF PEACE」。

3枚目は少々疑問が残るセレクションで、これがもしかすると後々
発売されるかもしれない「ROCK SHOW」等の映像の予告編であったとしたら
流石に商売上手というしかないが、「ROCK SHOW」は一度もDVD化されて
いないのでたった7曲であるが見られるのは嬉しい。
それにしても「VENUS AND MARS/ROCK SHOW」~「JET」へ続く流れは
演奏も映像も素晴らしく何度見てもわくわくする。デニーにジミーという
二人のギタリスト兼ベーシストにポールのソロ・キャリアにおいて
個人的に最高のドラマーだったと思うジョー・イングリッシュが加わった
この時期のウイングスは、演奏能力が極めて高い。
スタジオ盤で不満だったドラムスの演奏の改善が顕著なのが最大のポイント
なのは誰しも認めるだろう。ジョン・ボーナムがこの時の全米公演を
何度も見に来たというが、ポールと親交を暖める以外にもチェック項目が
あったのかもしれない。
「UNPLUGGED」というコンセプトや番組自体が好きでないのは、今でも
変わらないがあれから15年以上も経っているのか、と妙なところに
感慨深くなった。

さあ次は「ROCK SHOW」完全版と、楽しい内容に関わらず一度も商品化
されていない73年の「JAMES PAUL McCARTNEY」のDVD化に期待しよう。
コメント (6)
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