HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ビスケット・ファン / 空に帽子

2006-01-02 21:14:39 | THIS SONG
年末・年始と私のブログではスカッとした空のジャケット写真を
掲載したというのに、なんとも悲しい雨模様。
引っ越したので、地元の寺でも探して初詣でも・・・と考えていた
ので、晴れてくれればなあと思っていたのに。
いろいろ探すと、地元の七福人巡りの一つでもある立派な寺があり、
行ってみると庭も綺麗で、季節が変わる折につけ
庭を見るためだけに行く価値があるかも・・・というくらい気に入った。
駅前の通りからたった1本裏道にはいるだけで、町並みが
昭和の佇まいを残しているのも驚きであった。

それにしても興ざめな雨だ。
6月なら紫陽花とかとマッチしてそれなりの趣があろうというものだ。
歌っている季節は全く違うが、何故か「ビスケット・ファン」の
「空に帽子」が頭の中で流れ出した。

ビスケット・ファンは復活したURCが新たに契約したバンドで
98年頃のデビュー。掲載写真は多分デビュー・シングルのアナログ盤。
タイトルはないが3曲収録され、「空に帽子」はB面1曲目。
遅れてきたサニーデイ・サービスのようなバンドだが、
全ての作詞・作曲を手がける風間信幸の才能は素晴らしいと思う。
だが、90年代後半はこういったバンドは沢山あった。
いや、気が利いていたバンドは皆、こんな音を出していた。

「スピッツ」の牙城は崩せなかったものの「グレイプヴァイン」や
「トライセラトップス」というのはそれなりに認知されていた。
しかし、何人が「ビスケット・ファン」を覚えているだろう?。
それほど目立ったプロモーションも無かったように記憶するが
もっと知られても良かったバンドである。
売れるバンドと忘れ去られるバンド、明らかに優劣つく場合も
あれば、条件一つ違うだけの「紙一重」の場合もあろう。
その「紙一重」が何か、わからないから面白いのであるけど・・・。

そういう私もこのバンドの顛末について詳しくはしらない。
手元に3枚のシングルと1枚のアルバムが残されているのみである。

こんな雨空なら空に帽子被せてしまおう。
それにしても「ビスケット・ファン」が売れなかった理由は何なんだろう?。
そんなことを考えながら家路を歩いた私であった。




コメント (4)
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