謹んで新春のお慶びを申し上げます。
あいにく私が住んでいる町はどんよりと曇っていましたが
皆様の地域は、今日はどんな天気だったでしょうか?
大学を卒業して数年後、後輩が1枚のCDを聞かせてくれた。
「もしもし」と題されたそれは、聞いたこともないバンドの名前が
記され、しかもインディー・レーベルからのものであった。
「なかなか、いいですよ。面識ないですけど後輩になりますんで、
なんとなく応援してるんです。」
あまり、気乗りしなかったが聞いてみて愕然とした。
割とクールに「まあ、ええんちゃうか。」と言ったものの次には
「まだ売っとるかのぉ?」と言ってしまった私。
「いや、もうないですよ。」やっぱり。
それが「くるり」との出会いであった。アナログ盤「ファンデリア」や
FMでのライブを聴いてますます、曲の良さと演奏能力に惚れ込んだ。
違うといわれそうだが、80年代後半のバンド・ブームはそのブームの
基礎的なバンドが余りに貧弱だったと思うが、90年台初頭から半ばの
いわゆる「渋谷系」ブームを通過した後には、「渋谷系」バンドそのもの
よりも、彼らがもたらした影響(どういう音楽がルーツにあるか)が
いい形で引き継がれたのではないかと思う。
まぁ、あんまり関係ないだろうし、結局は個人の才能とバンドの
マジックが全てなのだが、なんとなくそんなふうに個人的に思っている。
くるりの話だった。掲載写真は最初のシングル「東京」。突き抜けるような
青空に東京タワー。なんともいい感じだ。気取らずスカさず、1998年という
時代に20代の若者の書く詩が、昨日の私に話し掛けてくるような気がして
嬉しくもあり、くすぐったくもあり・・・。
こっちはとっくに30歳を過ぎていたと言うのに。
同時収録の「尼崎の魚」はライブでは「モノノケ姫」と並んで
最高にドライブするナンバーで、カップリングとして最高だ。
その後の「くるり」はメンバー・チャンジをしながらも大きな成功を収める。
フロント・マンの岸田繁の顔つきも、どんどん良くなっていく。
ロックを聴き始めた頃には、すべて演奏者は当然ながら年上で
憧れたものだったが、自分より年下の人が演奏するロックに耳を傾ける
ことになるとは、なんてことを妙に意識するきっかけにもなったバンドである。
もちろん、憧れはしない。(笑)でも、応援はしているよ。
昔、年に一度の廃盤セールが10月に東京タワーで開催されていた。
毎年行っては、必ずタワーの上まで昇り、近辺を探索して秋の一日を
楽しんだものだ。セールがネットで開催されるようになってからは
セールにも関心が無くなり、東京タワーにも行っていない。
今年は行ってみようかな。
東京タワーがなかったら、ケムール人は倒せなかったんだぜ。(笑)
あいにく私が住んでいる町はどんよりと曇っていましたが
皆様の地域は、今日はどんな天気だったでしょうか?
大学を卒業して数年後、後輩が1枚のCDを聞かせてくれた。
「もしもし」と題されたそれは、聞いたこともないバンドの名前が
記され、しかもインディー・レーベルからのものであった。
「なかなか、いいですよ。面識ないですけど後輩になりますんで、
なんとなく応援してるんです。」
あまり、気乗りしなかったが聞いてみて愕然とした。
割とクールに「まあ、ええんちゃうか。」と言ったものの次には
「まだ売っとるかのぉ?」と言ってしまった私。
「いや、もうないですよ。」やっぱり。
それが「くるり」との出会いであった。アナログ盤「ファンデリア」や
FMでのライブを聴いてますます、曲の良さと演奏能力に惚れ込んだ。
違うといわれそうだが、80年代後半のバンド・ブームはそのブームの
基礎的なバンドが余りに貧弱だったと思うが、90年台初頭から半ばの
いわゆる「渋谷系」ブームを通過した後には、「渋谷系」バンドそのもの
よりも、彼らがもたらした影響(どういう音楽がルーツにあるか)が
いい形で引き継がれたのではないかと思う。
まぁ、あんまり関係ないだろうし、結局は個人の才能とバンドの
マジックが全てなのだが、なんとなくそんなふうに個人的に思っている。
くるりの話だった。掲載写真は最初のシングル「東京」。突き抜けるような
青空に東京タワー。なんともいい感じだ。気取らずスカさず、1998年という
時代に20代の若者の書く詩が、昨日の私に話し掛けてくるような気がして
嬉しくもあり、くすぐったくもあり・・・。
こっちはとっくに30歳を過ぎていたと言うのに。
同時収録の「尼崎の魚」はライブでは「モノノケ姫」と並んで
最高にドライブするナンバーで、カップリングとして最高だ。
その後の「くるり」はメンバー・チャンジをしながらも大きな成功を収める。
フロント・マンの岸田繁の顔つきも、どんどん良くなっていく。
ロックを聴き始めた頃には、すべて演奏者は当然ながら年上で
憧れたものだったが、自分より年下の人が演奏するロックに耳を傾ける
ことになるとは、なんてことを妙に意識するきっかけにもなったバンドである。
もちろん、憧れはしない。(笑)でも、応援はしているよ。
昔、年に一度の廃盤セールが10月に東京タワーで開催されていた。
毎年行っては、必ずタワーの上まで昇り、近辺を探索して秋の一日を
楽しんだものだ。セールがネットで開催されるようになってからは
セールにも関心が無くなり、東京タワーにも行っていない。
今年は行ってみようかな。
東京タワーがなかったら、ケムール人は倒せなかったんだぜ。(笑)