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活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

カマボコ板。あるいは,「デジタル写ルンです」かも。

2009-01-17 21:40:39 | Weblog
しっぽがない?
ソニーがなぜ?(シッポがない)
しっぽとはUSBコードのことですが何か。

ラスベガスで開催された国際家電見本市CES2009で,ソニーが「Webbie」という新ブランドのFlip Videoを発表しました。
Flip Videoってアレです,カマボコ板みたいなハンディムービーカメラ。
YouTubeやブログにうpするのに便利と言うことで,あちらでは大人気のよう。
ただし,概ね台湾や中国製のチープなものばかりであり,日本ではほとんどout of 範疇な状況でした。

ソニーはこの分野に参入。しかも,2万円足らずという超低価格なんです。
気になるのはMHS-PM1で,レンズ部が回転するタイプ。イイ!
1/2.5型CMOS,500万画素,HD動画が撮れる。しかも音声はステレオ。

が,この手のものでかつてパナソニックのD-スナップSV-AS10/30がありましたが,成功とは言えなかった。
今回,MHS-PM1はどうなんでしょうか。
今回のソニーのMHS-PM1は、Flip Videoに対抗する製品だとしても、スペック的には、Flip Mino HDをはるかに凌ぐものになっている。
価格も、229.99ドルに対して、169.99ドル。
おそらく、ソニーのMHS-PM1は売れるのでないかと思う。

ということなんですが,次世代のコンパクトカメラになりそうな気もしますし,うーん,日本ではケータイですかね,ライバルは。
“カメラ文化の継続”の試金石のような気もしてきますなあ。

不況とカメラ。

2009-01-16 23:46:03 | Weblog
極寒!2ケタ減のデジカメ市場、底冷え続く
全体で台数ベースは対前年比93.8%も金額ベースでは81.8%と大幅減少。
一眼レフは堅調も単価の落ち込みを見ると,このあとは消耗戦になるか。
コンパクト中心に市場展開し、手詰まりになっているメーカーがマイクロフォーサーズに進出する可能性がある
これはいいかも知れない。

金融危機,不況のみならず,恐慌という表現まで聞くようになりました。
“100年に一度”というのは,1929年の世界恐慌を言ってるんですよね。そして,その後は世界戦争。
そういう展開は勘弁して欲しい。
なお,恐慌のピークであった1933年は,画期的カメラとして世界に認知されるに至ったライカⅢ型が発売された年でした。
なお,ツアイスの回答,コンタックスⅠは1932年に出ています。
こういう展開であれば良いのですが。

初期のサイバーショット。電源入りません。ノークレームノーリターンでお願いします。

2009-01-14 21:42:22 | Weblog
現存の人,例えばアラーキーのペンタ67とか梅佳代のEOS5。
いやデジタルですよね。だったら,大道さんのGRデジタル。
芸能人?なら,福山雅治のライカM6,玉木宏のペンタK10D。
おっと,あおいタンのニコンFM3A,しょこたんのキスデジX2。

はて,もしこれらのカメラがヤフオクに出たら,いくらで買います?
10万?20万?ええい,20万5000円っ。

我らが矢口真里ちゃんは違う。
矢口真里の壊れたデジカメが132万円で落札される!
元・モーニング娘。のメンバーでタレントの矢口真里がYahoo!オークションに出品した『愛用していたデジカメと写真』が132万3000円という超高額で落札されたことが話題になっている。(中略)
この異例の高額入札を受けてネット上では「イタズラ入札では?」との疑いも指摘されたが、落札者の過去の入札履歴を参照すると「矢口真里・ダイエー今池臨時店開催記念ポラハロ!」「矢口真里 バレンタイン ストラップ 2003 未使用」など、矢口真里関連の落札物が多数見られ、どうやら落札者は筋金入りの矢口ファンと見て間違いなさそう。
なーんだ,ニコンD3XにAF-S VR Nikkor ED 300mm F2.8Gを着けた程度の値段かw

スレタイはともかく,マイマオのどっちが好みか語ろうぜ。

2009-01-13 20:13:23 | Weblog
会見で世界大会への抱負を問われたフィギュアスケート世界女王の浅田真央(中京大中京高)が、記者にぶち切れた。
質問された後、眉間にしわを寄せ、数秒の沈黙。
その後、机を両手でたたき、立ち上がりながら、カメラマンに注文を出した。
「新型ミューで撮影はやめてください!」-。

と,いうシチュエーションTV CM ww
ニキビがあるので,肌アレまで写る瑞光で撮らないでね,とのこと(それとも画素数を言いたいのか?)。

昨日も書きましたが,このところオリンパスのコンデジが好調みたい。
BCNランキングでもベストテンに2機種ランクインしています。
舞真央効果?micro SD効果?
デザイン良し,レンズ良し,写り良し,だがxD・・・

ちなみにマイちゃんでしょう,好みと言ったら。

テラへ・・・。S.D.10年に。

2009-01-12 20:06:05 | Weblog
SDメモリの2TBまでの新しい規格SDXCの発表がありました。
カードにテラなんてテラワロスw
が,ほんの数年前に128MBあたりがデフォルトだったことを考えると,TBに到達するのもそう先ではないかもなあ。

人類が30万年かけて蓄積してきた情報量(1999年時点)は12EBという試算があるそうです(1EBは100万TB)。
そして,驚くべきことは1999-2002年の3年間で,これまでに蓄積してきた12EB以上の情報が蓄積されただろう,ということ。
さらに,2008年には年間120EBのデータが蓄積されたということ。
映像データがデータ量に貢献してるんだろうなあ。
今,情報ビックバン状態にあるわけですよ,人類は。

ところで話は変わって,
東京エディオンに聞く「コンパクトデジカメの売れ筋」――光学7倍ズームの「μ1060」がトップ
同価格帯のなかでダントツの光学7倍ズームが人気ということらしい。
レビューをみると画質もなかなか。
それでも,
「対応カードはxDピクチャーカードとmicro SD/micro SDHCカードですが、それをネックに感じる人はあまりいないようです」
という話がでると言うこと自体がアレなんですよねー。

高い,遅い,売ってないの三重苦状態に,将来性がないの4拍子揃ったxDピクチャカード。
オリンパスのコンデジの好調がmicro SD用のアダプタの効果としたら・・・。
絶好かつ最後のチャンス。マイクロフォーサーズの出だしがよい機会でしょう。
コンパクト命なのでCFはないし,動画撮影もあるだろうから,フジのようなxD/SDのコンパチで来るか。あるいはSDオンリーでも文句を言う人が多いとは思えない。
言っとくけど,見失うと探すのに難儀なmicro SDはイヤ。

ただ,
ノーブランド スマートメディア 128MB(バルク) 8,784円
バルク品ですが何の問題もなく使用できます。純正が製造中止となり、高額となっているためお買い得です。
モノとしての価値は別のところにあるものなのかも知れませんが。

静けさや芝にしみいるシャッター音。

2009-01-11 10:47:21 | Weblog
こりゃ,はにかんでいられない。
遼クン“怒!”観客のシャッター音にカチン
カシャッ!
静かな3番ティーグラウンドにシャッター音が響いた。この影響で遼クンの打球は左の池方向に大きく曲がった。

普段は温厚な王子が凶器を手に威嚇するポーゴ大王のようにw
しかし,この白タマEOSの赤シャツカメラマン,プロなのか?
信じられんなあ。

コンサートやスポーツ,鳥猫犬動物,囲碁将棋チェスオセロ,いや街頭スナップにしたって,できるだけシャッター音を小さく(できれば無音に)したいシーンは多いでしょう。
デジタルはそれを可能にしてくれました。
コンデジはサイレントモードにすると,ほとんどシャッター音を聴き取れない。
それではシャッターを切るタイミングが取りづらいので,デフォルトでは電子音が「ピッ」となったりします。
ところが,わざわざ銀塩カメラのシャッター音をトレースするモードがついているものもあります。

銀塩時代,カメラのシャッター音は楽しみの一つでもありました。
今聴くとちょっとノスタルジック
個人的には,音楽的に静かなコニカヘキサーが一番良かった。一眼レフならニコンF3。
一方,ベビメタ級のオリンパスペンFやブロニカS2もそれなりに味があったなあ。

スプリングカメラも二眼レフもレンズシャッターの「チッ」という音は小さい。
ライカにしたって布膜フォーカルプレインは柔らかな音です。
思うに,今ある“シャッター音”の刷り込みは,一眼レフのシャッター音(というかミラー音の部分が大きい)の影響が多大では。縦走りメタルFPならなおさら。
時代は下って,フィルム巻き上げのモーター音もこれに加わるかと。

カメラの3つの味―持ち味(ホールディング,操作性),切れ味(シャッターのレスポンス,音質),レンズの味というのを聞いたことがありますが,そろそろこのシャッター音のパラダイムも終了じゃないでしょうか。

それにしてもこの赤シャツ,Lumix DMC-FZ28とかCOOLPX P80とかで出直して来いっ。

夢は時間を裏切らないし,シャッターも切らない。

2009-01-09 21:12:47 | Weblog
いきなりニュースになってしまいました。
「写真は盗作」、独創性めぐり提訴
「棄景」の丸田祥三さんが業を煮やしてというかついにキレたというか,小林伸一郎氏を著作権侵害として訴訟を起こしたとのこと。

以前より噂になっていたこの件,
小林伸一郎氏 盗作・盗用検証サイト→動画はこちら
誰が見ても明らかですよねー。
一方,
「丸田氏の主張は先に撮影した被写体をほかの写真家は撮影してはならないというのに等しく、写真家自らの自殺行為と言えます。丸田氏の著作権侵害との主張は事実無根であり、断固として争うつもりです」(小林氏側のコメント)
何とか猛々しいとはこのことでは。

廃墟写真はブームになりましたよね。
丸田さんはその草分けとも言える方。
スタイルをマネるのはともかく,作品そのものまではねえ。
スタイルといえば,本城直季さんもアレでした。
すぐ判ってしまうのは,ネット時代ならでは。

しかし,廃墟に続き,工場,団地,夜景・・・何が流行るか判りません。
気軽に撮れるのは,デジタルならでは。
次は何か。
個人的には電柱が好きでよく撮ってのですが・・・すでにいっぱいありますねw

今年買うカメラ。

2009-01-08 21:46:22 | Weblog
マップカメラ「極私的カメラうんちく」第48回:マイクロフォーサーズ
35mm判一眼レフは、既に存在した35mm判レンジファインダー機のシャッター機構とフィルム巻き上げ機構を踏襲し、そこにミラー機構を追加することによって完成したといってよい。
アサヒフレックスはライカを元に,ニコンFはSPと共に生まれたものでした。
それと比較してみると、マイクロフォーサーズが一眼レフのミラーを省略することによって短くなったフランジバックのメリットを最大限活かして、カメラボディと交換レンズの大幅な小型化を実現した点は、あたかも一眼レフの辿った道のりを逆行したかのごとく見える。
そしてそこにはやはり先に完成していたレンズ交換式デジタル一眼レフとそのライブビュー機能の技術があり、それらを最大限活用することによってLUMIX DMC-G1は完成したのである。

オリンパスのEシステムが展開して(踏み台になって)パナソニックのG1に結実←今ココ,というべきかw

もうひとつの道、EVF時代到来の予感
その本質は“光学ファインダーではできないこと“に挑戦したカメラ好きのためのカメラだ。カメラを操り、どんな写真を撮影しようか?と考え、判断するためのインフォメーションをEVFや背面液晶から撮影者に伝えようとしている。(中略)DMC-G1を使い続けてみて感じたのは、小ささ・軽さといった面以上に、操る楽しさだった。
カメラの要素には画質,操作性,耐久性その他諸々あるだとうけど,アマチュアにとっては,それ以上に楽しめることが優先。
CCDが大きいとか,何千万画素になったとか,秒間コマ数が増えたとかとは本質的に違うカメラの進歩を評価したい。

とまあ,小難しい理屈は抜きにして,単純に20mm F1.7が欲しい。使いたい。是非。
ボディはオリンパスVerに期待!と思っているのですが,とにかくxDはやめてくれ(microSDも)。お願い。

作る人と使う人のEVF。

2009-01-07 20:53:06 | Weblog
そういうわけで“ミラーレス”Lumix DMC-G1,忘れがちですが単にミラー(AF用のサブミラーも含め)がないだけじゃない。
そう,EVF一眼にはペンタプリズム(あるいはルーフミラー)もピンドグラスも,ついでに露出計用の受光素子も要らない。
これはやはり作る側には画期的なことでしょう。

問題は使う側ですが,ナワちゃんは常々,
私個人としては、いつも言っているようだが、一眼レフ、あるいは二眼レフ、レンジファインダー、ビューカメラなどの光学式ファインダーが好きであり、EVFにはなじめない(液晶モニタのLVは限定的には使うが)。(中略)デジタルカメラから一眼レフという形式が皆無になったら、私は興味を失うだろうし、フィルム一眼レフや中判、大判カメラだけの撮影に回帰して行くだろう。(徒然なるままに 2009年1月6日(火))
と,いうようなことを申されています。
一方,
G1のEVFは、写る画像が事前に見れるだけでなく、レンズのぼけ味や乱れまで見れるのです。おそらく、EVFの解像度が高いためでしょう。これも、光学ファインダーには不可能なことで、非常に画期的です。(中略)
光学ファインダーには、もう戻れません。戻りたくないです。どんなに素晴らしい光学ファインダーであっても、買う気が起こらなくなりました。(我が道を行く写真道 独り言?(2008年11月11日))

とのご意見もあります。

レンズ交換式カメラの主役がレンジファインダー機から一眼レフに移り変わる時期のこと。
一眼レフはパララックスのない最上のファインダー形式といわれた反面,「反射像を眺めるのでは被写体と対峙できない」とか「一瞬であろうとブラックアウトするので決定的瞬間が捕らえられない」とか批判的に語られたものです(その後もライカの利点として語り継がれていますが)。
あの頃と同じ状況が始まっているのでしょうか。
ちなみに,作る側にとって,パララックス自動補正のレンジファインダーよりも一眼レフの方がずっと簡単だというのを聞いたことがあります。

Fとレフの50年。

2009-01-06 20:43:48 | Weblog
今年はニコンF発売50年,同じくキヤノンフレックス発売50年とのこと。
あー,そうなんだ。本日のナワちゃんの徒然を読んで気づいた次第。

35ミリ一眼レフの世界元祖はキネエキザクタやコンタックスS,本邦本家にはアサヒフレックスやミランダTがあるけれど,一眼レフが本格的に実用に供され社会に認知されたのは,何たってニコンFの功績と言えるでしょう。
それからこのかた50年,ずっと一眼レフはカメラのトップジャンルだったわけです。

しかし50年。
1959年は皇太子様ご成婚でテレビが一気に白黒からカラーに替わった年。
ライカM2がその前年に発売。戦前から続いたレンジファインダー機の最後のピークの頃ですね。
この後,主役は急速に一眼レフに交代して行きます。
ところで,この頃,8ミリムービーカメラはまだゼンマイ駆動が多かったんですよ。
なお,8ミリのピークは1977年で,国内販売台数161万台だったとか(1980年の一眼レフよりも多い!)。
しかし,ご存知のようにムービーカメラはこの後すぐにビデオに移り変わって行きます。

過去,スプリングカメラや二眼レフの時代もありました。
一眼レフの歴史もそろそろという感じがします。
今年はその象徴的な年になりそうな予感。