活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

たづばあちゃんにデジカメを―老人と子供の電化。

2010-08-12 23:54:42 | Weblog
子供用には「キッズ・タフ・デジタルカメラ」として、さてお年寄りはどうしたらいいんだ。
総務省統計局による2009年の全国消費実態調査の結果概要から、一人くらしのお年寄りの耐久消費財の普及率をグラフ化してみると、普及率順に冷蔵庫、洗濯機、電気掃除機・・・と続き、パソコンやケータイは出てこない。7位のカラーテレビ(ブラウン管)が昭和過ぎて泣かせる。
かろうじてカメラが10位にランキングしているけれど、これ、銀塩が多いんだろうなあ。

ところで面白いのは男女差が大きいことで、カメラをお持ちの男性は51.3%に対し、女性は37.1%。
しかし、最近増殖しつつある「一眼レフ婆さん」を考えるに、かわいい孫を撮りたいとか、手塩にかけた園芸の草花を撮りたいとか、年配の女性のデジカメ潜在ニーズは高いと思うのです。
しかし、なかなか購入に踏み切れない。
なぜか。今のデジカメは機能が多過ぎて、お年寄りには難し過ぎるのです。

60歳を超える母にデジカメをプレゼントしたいと思っています。
何を選んだらよいでしょうか、というような孝行息子孝行娘の質問を掲示板によくみかけます。
しかし、これといったお勧め機種がないんですよね、現状。
“写ルンですのデジカメ版”の需要についてよく言われるけど、各メーカーとも高齢者福祉に真剣に取り組んでいないのではかなろうか。
ある程度の大きさで箱型、ズームなし、沈筒なし、単三or単四電池使用、大型光学ファインダー、ポップアップフラッシュ、700万画素くらいでその代わり高感度CCD、といったお年寄り用デジカメを練り上げんか。
これはビジネスチャンスでもあると思うんだが。