活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

売れんのか,デジタル中判。

2010-02-11 23:40:32 | Weblog
その昔,135判こと35ミリフィルムがスタンダードで,ブローニーは「中判」ということになったのだけれど,元々(スプリングカメラや二眼レフの頃)はこちら方がスタンダードで,「中判」なんて言葉はなかった。

さて,デジタルになって,今度は135判は「フルサイズ」ということになって,どちらかというとハーフ判や110判相当の「APS-C」や「フォーサーズ」の方がスタンダードな位置づけになりました。
つまり,「フルサイズ」が「中判」に相当するということですね。
今後,フルサイズのカメラは増えてくるでしょうし,価格も落ち着いてくるとは思いますが,システム全体の大きさ(カメラやレンズの大きさ以外にもデータ量とかそれに見合うハードとか)からして,スタンダードにはなりえないと思います。
とは言え,写真が職業の方々にはフルサイズではこと足りない世界があるでしょうから,デジタル中判は必要なんだと思います。

でも問題は,銀塩の中判カメラが,プロ用と謳っていながら実際はアマチュアに数売れていたから商売になっていたわけで,デジタル中判が真のプロ用なら商売にはならないということなんです。
ペンタがいよいよ645デジタルを出すらしいのですが,K-xでせっかく持ち直したところに,またアレになってしまわないかが心配。
ま,余計な心配ですが。

その点,アマチュア向けのデジタル中判て,どうでしょうかね。
フジ645シリーズみたいなヤツ。きぼん。