活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

それはキスから始まった。

2008-01-28 21:50:01 | Weblog
クリントン(夫)大統領,外国人初の横綱・曙,皇太子さまご成婚,細川内閣誕生・・・1993年
クリントン(妻)大統領候補,M軍のボノちゃん,ロイヤルニート丼盆,二代目福田内閣・・・2008年

15年前,キヤノンから新発売の一眼レフが“キス”で驚いた,というか,あまりにも狙っていてあきれたもんだ。
しかし,結局これが大ヒットだったのは,ご承知のとおり。
当時のエントリークラスと言えば,ミノルタα-3xi,ペンタZ-10/Z-20など。魅力的なコンペティターはなかったな。
ニコンはF-401で懲りたせいか,初級機らしい初級機がなかった。
オリンパスは一眼レフシステムのAF化に乗り遅れていたorz

いつまで続くか「Kiss or not?」
「1993年、新しく発売するコンパクト一眼レフを『Kiss』にするかどうかという大論争がありました」。(中略)反対派は「お客さんがこの商品を買いたいという時に、『すいませんがKissを見せてくれませんか?』と言えるのか。口にするのも恥ずかしい」といい、賛成派は「そのKissではなく、母親が赤ちゃんにチュッとキスをする、あの感覚だ」と説明し、論争を制した。
ちなみに,ミノルタの技術開発陣が,キヤノンの追いつけと丹精こめて作り上げた初級一眼レフの名が「Sweet」だと聞かされてぶっタマげた,というエピソードを聞いたことがあるな。スイート(笑)

銀塩Kissシリーズの累積販売数は850万台だったそうだ。
デジタルはキスデジとキスドンだけで350万台。キスデジXを含めたらナンボかよ,全く。
キスバツ2はSD採用にライブビュー,おまけにちゃんと画素数Upで,これも売れるだろうなあー。
唯一,団塊オヤジが『Kiss』はまだ恥ずかしいくらいか。

ちなみにKissとは―Keep It Smart and Silentのことらしい。
賢く静かにチュッ。