活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

復習しておく。ナショナルのカメラからパナソニックのデジカメ。

2008-01-13 22:57:59 | Weblog
“明るいナショナル”のブランドが消えるのはちと寂しい。
パナソニックのエレックさんとか愛妻号とかどうよ。
水戸黄門もパナソニック劇場かよ。
ブランドはメーカーだけのものか?松下のブランド統一について 
そんなことはあり得ないと思うが、今度の「Panasonic」への統合の理由が、もし仮に社内の勢力争いに関係あるとしたら、お客さまを置いてきぼりにしたばかげたことだと言っておきたい。
さすがにこれは無いと思うけど。

ところで,80年代前半,ナショナルブランドのコンパクトカメラがあったが,あれは松下グループのウエスト電気で作っていたもの。
ちなみにライカのコンパクトカメラもウエスト電気製だったということだったから,ライカとの付き合いは結構古いんだな。

当時はペンタックスがオートロンでニコンがピカイチでコンパクトカメラに参入した時期であり,AE+AFにストロボもモータも内蔵と電化の進んだこの分野が松下のフィールドに重なってきたと言うべきか。
あるいは,松下は民生用精密機械の華とも言えるカメラメーカーになりたかったのかも知れない。
結果はマイナーレベルに終わったけれど。
しかし,やはりフィルムカメラは「ナショナル」の方がぴったりする。

デジタルになって,クールショットとかあったが鳴かず飛ばずで,一時は松下寿の方に全面移管していたこともあったらしい。
しかし,経営陣の方針は“プロジェクトL”
「デジカメは、デジタル家電の中核となる重要な商品。 オール松下の力を結集して、必ず先れるものを開発せよ」
「松下のことをカメラメーカーでなく,電機メーカーだと消費者は思っているから売れないんだ。カメラメーカーになりきる必要がある」


そして,2001年にライカ(&あゆ)を前面に打ち出して再参入したのがLumixだったわけで,この戦略が功を奏してか,今やソニーを抜いてコンデジNo.2に急成長。
最初は違和感のあった「パナソニック」も,カメラのメジャーブランドとして認知されるようになりました。
あとは写真文化を育むまでの時間と企業姿勢が肝要であり,望まれるところであります。

ちなみに現在のNo.1はテレビメーカーになりたいカメラメーカーですが,何か。