活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

ツバメは人間に捨てられるほど自由だ。

2006-07-19 21:06:16 | Weblog
箱根の大自然の中に建つ有名ホテルが,子育て中のツバメの巣を撤去。
生きているツバメのヒナごと,ゴミ同然に捨てられたというひどい事件です。

藤原新也さんのサイトに掲載されたこのメールが,箱根ホテル・ツバメの巣撤去事件の(事件化の)発端だったのでしょうか。
藤原さんは「この内容はコピーしてネットに流していただきたい」と促し,また後日にはナチスのユダヤ迫害やユダヤ資本の市場原理などに関連付けていますが,どうでしょう。
ツバメの巣が,カラスの巣やハチの巣やネズミの巣だったら・・・。

どうもこの頃の新也さんの言動は首を傾げたくなります。
『全東洋街道』や『メメント・モリ』は私の愛読書というか座右の銘書。最近の『バリの雫』,『千年少女』も良かった。
が,その後の小説やエッセイはどうもなあ。
すでに写真家というよりも“経世家”といった方がいいでしょうか。
大道さんがGR-Dを使ってサマになっても,新也さんがR-D1を使っている場面は見たくないような気が。