半月ほど前に図書館から借りてきた村上春樹の文庫本「村上朝日堂 はいほー!」を、やっと読み終えました。この借りてきた本は薄くてそして汚いです。かなりたくさんの人が借りて読んだんでしょうか?もうよれよれになっていて汚れてもいるし、人前で読むのは恥ずかしいくらいでした。438円のこの本は、ずいぶん人の役に立ったのかもしれませんね。
今日読んだのは、「ビーフ・ステーキ、ビーフステーキ」から最後の「貧乏はどこに行ったのか?」までのエッセイ7編です。この本、どれも軽いのりで楽しく読めました。
ビーフステーキ・・・村上氏曰く、東京のステーキより神戸のほうがおいしいし、適当な店がたくさんあるとのことです。
私は神戸には行ったことがないんですが、たぶんその通りだろうなと思います。確かに東京って、気軽に食べられてしかもおいしいステーキの店って、あんまり無いような気がします。高いお金を出せばあるんでしょうけどね。安い店はそれなりの味ですし・・・。
村上氏曰く、アメリカのステーキがおいしかった。量もとても多い。外国は値段も安い。
今の時代状況では、アメリカ牛といえば、すぐにBSEの心配をしてしまうのですが、これが書かれた当時はそんな問題もなかったですね。
それに、BSEが発生した今でもアメリカ国内で食べられているまともな肉はそんな危険性がないようにも感じられます。
「日本に輸出するものだから危険なんじゃなかろうか?」などと思うのは偏見かな?戦後に脱脂粉乳を飲まされたり、頭からDDTをかけられたりしたことを思うと、信用できなかったりするんですよ。脱脂粉乳はアメリカでは人間が飲むものじゃなかったというし、DDTなんていう有毒なものも、よく生きた人間の頭にかけたもんだと言われています。それで、信用できないって夫が言うので、私もその影響を受けています。でも、脱脂粉乳で飢え死にをまぬがれたならそれはそれでいいかもしれないし、DDTで頭ジラミを退治できたことも事実なんでしょうね。
30年位前、夫がホテルで客室係をしていた時に、真っ裸の白人女性が平気でドアを開けてホテルマンに応対したりするんだそうです。「要するに、日本人のこと人間だと思っていないんだ、猿だと思っているから、裸を見られても平気なんだよ」と夫は言います。確かにね、動物に裸を見られても何てことないよね。
そんなこと言う夫ですが、アメリカ人をはじめ、欧米人は大好きですので誤解なく。新婚旅行でハワイに行ったとき、向こうの知人がステーキをご馳走してくれたんですが、前菜だけでお腹いっぱいになっちゃいました。お肉の厚さも驚くほどで、当然食べ切れませんでしたが、そのときのステーキは確かにおいしかったですね。
この本に載っているエッセイは、1983年から約5年間に渡ってかかれたものなので、すでに20年前ですから、時代状況も変わっていますね。
あっ、思わず1編だけでこんなに長くなってしまったので、他の作品については機会があったら書くことにします。
どれもおもしろかったです。
これから村上氏の作品はどんんどん読んでいくつもりで、だんだん20年の歳月を埋めて行きたいと思います。
氏の作品は、肩が凝らず読みやすいのがいいですね。
平衡して「国境の南、太陽の西」を読んでいるところです。
今日読んだのは、「ビーフ・ステーキ、ビーフステーキ」から最後の「貧乏はどこに行ったのか?」までのエッセイ7編です。この本、どれも軽いのりで楽しく読めました。
ビーフステーキ・・・村上氏曰く、東京のステーキより神戸のほうがおいしいし、適当な店がたくさんあるとのことです。
私は神戸には行ったことがないんですが、たぶんその通りだろうなと思います。確かに東京って、気軽に食べられてしかもおいしいステーキの店って、あんまり無いような気がします。高いお金を出せばあるんでしょうけどね。安い店はそれなりの味ですし・・・。
村上氏曰く、アメリカのステーキがおいしかった。量もとても多い。外国は値段も安い。
今の時代状況では、アメリカ牛といえば、すぐにBSEの心配をしてしまうのですが、これが書かれた当時はそんな問題もなかったですね。
それに、BSEが発生した今でもアメリカ国内で食べられているまともな肉はそんな危険性がないようにも感じられます。
「日本に輸出するものだから危険なんじゃなかろうか?」などと思うのは偏見かな?戦後に脱脂粉乳を飲まされたり、頭からDDTをかけられたりしたことを思うと、信用できなかったりするんですよ。脱脂粉乳はアメリカでは人間が飲むものじゃなかったというし、DDTなんていう有毒なものも、よく生きた人間の頭にかけたもんだと言われています。それで、信用できないって夫が言うので、私もその影響を受けています。でも、脱脂粉乳で飢え死にをまぬがれたならそれはそれでいいかもしれないし、DDTで頭ジラミを退治できたことも事実なんでしょうね。
30年位前、夫がホテルで客室係をしていた時に、真っ裸の白人女性が平気でドアを開けてホテルマンに応対したりするんだそうです。「要するに、日本人のこと人間だと思っていないんだ、猿だと思っているから、裸を見られても平気なんだよ」と夫は言います。確かにね、動物に裸を見られても何てことないよね。
そんなこと言う夫ですが、アメリカ人をはじめ、欧米人は大好きですので誤解なく。新婚旅行でハワイに行ったとき、向こうの知人がステーキをご馳走してくれたんですが、前菜だけでお腹いっぱいになっちゃいました。お肉の厚さも驚くほどで、当然食べ切れませんでしたが、そのときのステーキは確かにおいしかったですね。
この本に載っているエッセイは、1983年から約5年間に渡ってかかれたものなので、すでに20年前ですから、時代状況も変わっていますね。
あっ、思わず1編だけでこんなに長くなってしまったので、他の作品については機会があったら書くことにします。
どれもおもしろかったです。
これから村上氏の作品はどんんどん読んでいくつもりで、だんだん20年の歳月を埋めて行きたいと思います。
氏の作品は、肩が凝らず読みやすいのがいいですね。
平衡して「国境の南、太陽の西」を読んでいるところです。