私は、一応仕事で「校正」をしているのだが、どなたかのブログに「校正」とは、印刷などが原稿通りになっているかを調べるものであり、「校閲」とは、それ以上に内容が正しいかということまでも点検するのだそうだ。
そうなると、私のしていることは、はまさしく「校正」止まりであって、けっして「校閲」ではない。
そして、特に私が点検している書類は、私の専門外であるため、全く意味不明な文であり「内容に立ち入るな」とのことである。つまりワードの誤変換と誤字脱字・助詞間違いなどを見つけろと言う程度である。
それにしても「〇〇が左右に3個ずつ、合計8個取り付けられている」なんていう文があった場合「えっ?6個じゃないのか~????」と悩んでしまい、その部分に、はてなマークを付けておくこともある。
この仕事を始めたころは、ちょうどこのブログを始めたころであり、当時は「門前の小僧、習わぬ経を読む」っていう言葉が浮かんでくる毎日だった。
本当に意味不明な内容なのだが、毎日同じような文面を読んでいるとなじんできて知っているような気になってくるわけだ。しかし、20年経ってもなお、一度も習ったことのない分野の書類の内容はやっぱりわからないままなのだ。
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前置きが長くなったが、意味不明な文書を前にして、いくら校閲ではなく校正だと言っても、毎日の作業の中で、意味を知ろうとすることはあるのだ。
最近出てきたのは「ペアリングした端末に自動接続します」というような文の中の「ペアリング」という言葉だ。これは、通信で相手の機器を感知して、それと組み合わせるような意味なのかな~と、適当に思ったのだった。ブルートゥースなんて言葉も出てきていた。
とりあえずパソコンで検索してみよう、と思って「ペアリング」と入れた。すると・・・
ふたりの愛をつなぐペアリング。離れていてもお互いを感じられるペアリングは、誕生日・クリスマス・バレンタインデー・ホワイトデーなど様々な記念日のプレゼントとして贈りたいアイテム。
いや違うってば、指輪じゃないよ。
ペアのリングじゃなくて、ペアにする作業っていうか工程というか?
なので「指輪ではないペアリング」と入れてみた。
AIによる概要
指輪以外のペアリングとして、ピアス、イヤリング、腕時計、ブレスレットなどが人気です。これらのアイテムは、日常的にさりげなく着けられるため、婚約指輪の代わりに選ばれることがあります。また、ネックレスも人気が高い選択肢です。
違う違う違う~~~ってば、もうどうすりゃいいんだ!
「通信 ペアリング」と入れてみる。
AIによる概要
通信におけるペアリングとは、Bluetoothなどの無線通信規格で機器同士を接続するための設定です。機器同士で情報を認識させ、互いに通信・使用を許可する操作を指します。
そうそう、これでしょ。まったくもう、時間の無駄だな。
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私は近ごろ老眼がひどいので、半濁音なのか濁音なのかが違っていることもよくある。
なので「ペアリング」なのか「ベアリング」なのか?っていう間違いのようなものも発生する。
っていうのも突然、そういえば「ベアリング」ってなんだっけ?と頭に浮かんできたのだ。
「ベアリングとは」
AIによる概要
ベアリングは、機械の軸をスムーズに回転させるために用いられる部品で、「軸受(じくうけ)」とも呼ばれます。主に、内輪、ボール(またはローラー)、外輪の3つの要素で構成されており、軸を支え、摩擦を減らして回転を円滑にする役割を担います。
そうそう、ベアリングは「軸受け」のことなんだったな~~
それも実物を見たことないからよくわかんないんだけどね~~~~
ま、ここは「ペアリング」ってことで、カタカナで書くと「ペアの指輪のペアリング」と同じ表記となるんだね~
ブルートゥースのペアリングは pairing って書くらしい。
一方指輪のほうは英語では pair of rings らしい。じゃあ「ペアリング」って和製英語なのかな?
ちなみに軸受けは bearing
ま、こんなことをして無駄に時間を浪費しているので効率悪く、私の時給は「最低賃金」ってことですね。