本日は、ベルサール高田馬場で開催された放送大学の学位記授与式に行ってきました。
何を着て行こうかと悩んでいたのですが、行ってみるとなんのことはない、多くの人が特にどうということのない格好をしていて安心しました。
何年か前、NHKホールで開催していた頃は、女性は袴や着物の人が多かったのですが、今日は大部分が洋服で、フォーマルっぽいスーツを着ている人もいれば、普段着みたいな人さえいました。
スーパーに買い物に行くような手さげ袋や、リュックサックの人もいましたし、フードのついたジャンパーを上着にしている人もいました。
どうせ席に座っているだけなので、どうでもよさそうです。
ステージの前のほうで記念撮影をする人もいますが、そんなに目立たないし、外では記念撮影する場所もなしという感じでした。袴や着物は何十人の中に一人くらいの割合でした。
時代は変わったなあ~と思います。世の中、本当にシンプルに質素になったもんですね。
座席は、昔は学部生席は、地域ごとに分かれて指定されていたと思うのですが、今回はどこに座っても自由になっていました。
中央前のほうが、名誉学生(全コース卒業)と修士・修了生席になっており、その周囲が学部生席でした。席の数は余裕があって、隣に荷物を置いても大丈夫でした。
学長岩永先生のお話。
印象に残ったのは、先生が30代のころ、初めて面接授業を担当されたとき、60代くらいの男性受講生は、自分よりずっと若い講師の話をしかたなく聞いてやるぞというような態度(ちょっとどういう表現だったかわすれましたが)だったそうです。
一方、若い先生の話を1つ1つうなずきながら熱心に聞く婦人の受講生が居たそうですが、授業の後に提出されたレポートを読むと、テーマとはまるで関係のない身の上話を書いてあり驚いたとのことでした。(ここで、みんなの爆笑)
放送大学とはそのような様々な学生が学ぶ場だということを知り、それに対応することを考えたそうです。(ちょっと実際のお話を正しく再現できず不確かですみません。)
学長が、そんなに若い頃から、放送大学に携わっていらっしゃったとは知りませんでした。
私も30代の終わり頃から放送大学に在籍し、二十数年経ちますが、学長は「心理と教育」の分野の先生であり、私は近年になって初めて「心理と教育コース」の授業を受けて初めて岩永学長を知りました。先生の放送授業はとてもわかりやすく、気持ちよく受講することができました。
今回、やはり式に参列して良かったなあと思います。
式が終わった後の会場の外の様子。
ここで見るように、皆さん特に正装しているようには見えませんね。
隣の建物の敷地のところに、きれいな花が咲いていました。サザンカかな?
花が大きいから椿か? 椿ってこんなにたくさん咲く?
それから、式に参列した半分くらいの人はニューオータニの祝賀パーティーに行ったのではないでしょうか?おそらく地方から来られた方は、祝賀パーティーにも参加しているのではないかと思います。
じゃなければ、式だけではわざわざ東京まで来た意味がなさそうです。
私も次回はパーティーに出てみようかなと思います。
というのは、式の時に近くの席にいらした人と少し言葉を交わしたのですが、とても感じの良い人たちで、パーティーに参加するとのことでした。
こういう人たちと歓談しながら食事をするのも楽しいし良い出会いがあるのかなと思ったのでした。
式の後、近くに戸山公園というのがあるので、ちょっと1人で散歩でもしていこうかと思ったのですが、パンプスのかかとが痛いし、ちょっと面倒なのでやめて駅の方向に向かいました。
このあいだ、女性ユーチューバーが生配信中に殺害された事件のあったのが高田馬場だったので、現場はどこだったのだろうと気になったのですが、昨日調べたところ、線路の反対側だったので、ちょっとほっとしました。
まっすぐ帰宅するのもあっけないので、どこか雰囲気の良いレストランみたいなのは無いかな?と思って歩いていると、「ニューヨーカーズ カフェ」というのがあったので入ってみることにしました。
ミートボールのスパゲッティを食べました。
これで、今回の卒業の思い出の1つとしよう。
カフェを出ると、袴と着物の晴れ着姿の人たちが歩いていました。
放送大学の卒業生ですね。
後ろ姿を撮らせていただきました。