最近は、物事が空回りすることが多い。
先日は、設備点検のために住民は在宅するように、という印刷物が自宅のポストに入っていたため、夫が自宅に待機していた。その印刷物によると、緊急時の建物全体の点検なので、一軒でも不在の家があると意味を成さないから、もし記載されている時間帯(午後1時~)に在宅できない場合は連絡をするようにとのことだった。
平日の昼間なので、夫の都合が悪ければ、私が休暇を取って自宅に待機しなければならないが、夫が夜勤明けで、まっすぐ帰れば間にあう時間帯なので、休みを取らずに済んだ。その日は夫がいるからいいと思い、すっかり忘れていた。
しかし、いったい何の点検なのか具体的にはわからないままだったが、ふと当日になって、緊急時の避難と言えば、ベランダのしきりの部分の点検に違いないと思いついた。火事などで逃げ道がなく緊急避難をするときに、ベランダの薄い仕切りを破って隣家に移動して逃げるようになっているのだ。我が家の場合、植物の鉢等が避難の邪魔なので、どかせと言われそうだ。点検前に片づけておかなくては、と思った。
それで、昼休みに急いで自宅に帰ることにした。夫はすでに帰宅していたが、夫の話によると、設備点検は一部の家だけで、業者は我が家には来ないのだそうだ。外で遭遇した業者に聞いたところそう言っていたのだという。印刷物の内容とは、あまりにもかけ離れたものであり驚いた。それでは、ベランダは片づけなくてもいいのだろうか。それに、もし夫がいなかったら休暇を取ってまで在宅する予定だったのだから納得できない。他の家でも無理をして仕事を休んで待機している人が多いはずだ。来訪している業者に再確認しようとしたが、昼休みで姿が見えないため、夫が印刷物の連絡先に問い合わせてみた。すると、一向に話が通じず、埒の明かないやり取りが続いたが、結局のところ、大部分の家は滞在する必要はなく、住宅の構造上、我が家は点検の対象外ということがわかった。容易に納得できないが、とにかく1時までに会社に戻らねばならないので、外に出た。同じ棟の人がちょうど外から入って来たところだったので、その人も設備点検のために帰って来たのだと思い聞いてみると、そんなことは全く知らないという。その家には印刷物は入っていなかったそうだ。別の棟の事ではないかと言っていた。ならば、なぜ我が家にそんな印刷物が入っていたのであろうか。ここで初めて、それはうちに配られるべきものではなかったのではと思った。
私はそのまま仕事に戻ったが、夫が業者をみつけ、再々度確かめたところ、なんと、点検の家は別の家であり、部屋番号を間違って、印刷物を我が家のポストに入れてしまっていたことがわかった。そして、その家は留守であり、点検ができなかったそうである。
ああ、なんということだ、疲れた。
先日は、設備点検のために住民は在宅するように、という印刷物が自宅のポストに入っていたため、夫が自宅に待機していた。その印刷物によると、緊急時の建物全体の点検なので、一軒でも不在の家があると意味を成さないから、もし記載されている時間帯(午後1時~)に在宅できない場合は連絡をするようにとのことだった。
平日の昼間なので、夫の都合が悪ければ、私が休暇を取って自宅に待機しなければならないが、夫が夜勤明けで、まっすぐ帰れば間にあう時間帯なので、休みを取らずに済んだ。その日は夫がいるからいいと思い、すっかり忘れていた。
しかし、いったい何の点検なのか具体的にはわからないままだったが、ふと当日になって、緊急時の避難と言えば、ベランダのしきりの部分の点検に違いないと思いついた。火事などで逃げ道がなく緊急避難をするときに、ベランダの薄い仕切りを破って隣家に移動して逃げるようになっているのだ。我が家の場合、植物の鉢等が避難の邪魔なので、どかせと言われそうだ。点検前に片づけておかなくては、と思った。
それで、昼休みに急いで自宅に帰ることにした。夫はすでに帰宅していたが、夫の話によると、設備点検は一部の家だけで、業者は我が家には来ないのだそうだ。外で遭遇した業者に聞いたところそう言っていたのだという。印刷物の内容とは、あまりにもかけ離れたものであり驚いた。それでは、ベランダは片づけなくてもいいのだろうか。それに、もし夫がいなかったら休暇を取ってまで在宅する予定だったのだから納得できない。他の家でも無理をして仕事を休んで待機している人が多いはずだ。来訪している業者に再確認しようとしたが、昼休みで姿が見えないため、夫が印刷物の連絡先に問い合わせてみた。すると、一向に話が通じず、埒の明かないやり取りが続いたが、結局のところ、大部分の家は滞在する必要はなく、住宅の構造上、我が家は点検の対象外ということがわかった。容易に納得できないが、とにかく1時までに会社に戻らねばならないので、外に出た。同じ棟の人がちょうど外から入って来たところだったので、その人も設備点検のために帰って来たのだと思い聞いてみると、そんなことは全く知らないという。その家には印刷物は入っていなかったそうだ。別の棟の事ではないかと言っていた。ならば、なぜ我が家にそんな印刷物が入っていたのであろうか。ここで初めて、それはうちに配られるべきものではなかったのではと思った。
私はそのまま仕事に戻ったが、夫が業者をみつけ、再々度確かめたところ、なんと、点検の家は別の家であり、部屋番号を間違って、印刷物を我が家のポストに入れてしまっていたことがわかった。そして、その家は留守であり、点検ができなかったそうである。
ああ、なんということだ、疲れた。