今日、小平市の玉川上水の遊歩道を歩いていたら、何やら地面に赤い花があるのが見えた。
一瞬、ボケの花だと思ったのだけど「いったい、どうして、土の上にいきなり花があるのだろう?」
と不思議に思って足を止めた。
どこからか,、花が落ちたのだろうか?
このようなのが、そのへんに、いくつかあるのだ。
なんじゃ?と思って見ていると、70代くらいのご婦人が反対方向から歩いてきて、これはボケだとのこと。
木であって、地面に伸びているのだとか?
めずらしいもので、このあたりの環境に適しているのだろうとのことだった。
この周囲に生えている葉っぱもみな、この花と同じものだそうだ。
ボケというのは、よく盆栽や庭木で見かけるが、これはそれとは違うような?
普通のボケは、梅などと同じように見えるのだけど、これはどう見ても草だし、ちょっと見たところ、枝もなくて、いきなり地面から花が咲いているように見えるのだった。
新堀用水(遊歩道を挟んで、玉川上水と反対側に並行して流れてる)のそばには、ちょっと伸びた枝に花が咲いており、これは普通のボケのようにも見えた。
遊歩道はこんな感じで、山桜が咲いたり、スミレやヤマブキや知らない野の花も咲いていた。
写真右側が玉川上水で、左側が新堀用水。ボケのような花は遊歩道と新堀用水の間の草地に生息。
・・・
夜になって実家の母に電話をしたときに、地面にいきなり咲いている「ボケ」を見たという話をした。
そうしたら、母が昔子供の頃、母の実家近く(富士市内)で「シドメ」っていうのが、土手に咲いていた、と教えてくれた。
それはボケの花に似ている赤い花だそうだ。
あ、それこそ今日見たものではないだろうか?
そう思ってネットで検索してみると、
「シドメ」とも「シドミ」とも言い、ボケではあるが草のような形状で咲くので「草ボケ」というのだそうだ。しかし草ではなく落葉低木だそうだ。
いろいろな名前があるようだけど、どう見ても花はボケに見えるし、確かに草のように生えているので、「草ボケ」という名前が1番わかりやすいように思った。
それにしても93歳のばあさんの人生経験と知識はバカにならないな~と思った。