
黄色い花がやたら目立つ~
帰化植物のナルトサワギクです。前に山の中で見かけたのは少しだけでしたがここのは群生しています。花が綺麗なので植栽されているのでは思われるか知れませんが違っていてます。自然にはびこっているのです。

この植物は、1976年に徳島県鳴門市で確認され、ナルトの名をつけられています。その後1986年には淡路島でも確認された外来植物。特定外来生物に指定されました。
と言うのは繁殖力が強いのです。生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるほか、牛や馬などの家畜にとって有害(葉にアルカロイドを含む)で、海外では牧草地に広がるなどによってかなりの被害が出ているとのこと。
きれいな花を咲かせますので栽培したくなりますがが、特定外来生物に指定されているので、栽培することは法律により原則禁止されています。
見つけたときは、抜き取ってその場に捨てずに袋に入れ、燃えるごみに出してくださいとのことです。今回見るだけで帰ってきましたが処分すべきだったのか・・と考えています。
しかし、ものすごい繁殖力ですね。
※特定外来生物とは
特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律で、海外起源の外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を及ぼすもの、又は及ぼす恐れのあるものの中から指定されます。
指定されると、飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止されます。



帰化植物をもう1つみつけました。

シロバナマンテマ(ナデシコ科)
これも可愛い花です。栽培したいと思いますが、これもやはり成長が早いはず。生態系のバランスを考えると安易に栽培するのは考えものですね。
今回このナルトサワギクをUPするにあたって調べていて思ったのは帰化して繁殖する植物はとにかく強いということ。だから自生していたものを席捲する・・。要注意!!