花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

アゼオトギリなど

2013-07-31 | 山野草
山野草
■結局1日花をみる■7/31
自宅近くに「アゼオトギリ」があるという。オトギリソウ属は腺点をみて判別する。なかなか判別つきにくく最初から「わからない」とあきらめ覚えようとしていなかった。今回自宅近くでさほどない種があるということで見に出かけたのです。
      
平野部は稲刈りが早いのでもう、ほとんど終わっている。例年7月20日ごろから稲刈りがはじまる。そんな高知平野の山すそにアゼオトギリがひっそり咲いていました。アゼオトギリの特徴を調べてからでかけじっくり見て撮影しました。
            
①花弁に黒線がある
            
②茎はそう生し、よく分枝して横に這って斜上する
      
③葉の縁には黒点があり
            
④葉は鈍頭で基部はやや茎を抱き、葉脈が表面で凹む
アゼオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)
葉の裏は白みを帯びるそうですがそれは確かめていません。
はじめて見ました。昨年この周辺は見て回ったことがあるのですが季節をちがえてみて回るべきですね
           
ヌマトラノオ
      

            
シロバナサクラタデ
湿地には一面白いこの花が咲き、間には茶色のガマつんつんたつ。
            
ノカンゾウ
自宅すぐ近くでは最近までヤブカンゾウがあったのが刈り払われ見られなくなったのですがそれより数が少ないこのノカンゾウが山すそでぽつぽつ残っています。耕作放棄され刈り払いがされないので残っているようです。人の手で花を残して周囲を手入れすれば残りつづけるでしょうが繁ると消失。なかなか植物の世界も生存が厳しい。
            
オオボウシバナ
      
アマガエルより大きくズングリむっくりのカエルが昼寝中?今日は高知は猛暑日でした。カエルも暑かったでしょうね。
午前中で散策終えるつもりでしたが避暑に行こうと午後は涼しい山へ~と移動しまだまだ花を見ました・・・・・山はなんと雨でした。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キバナノセッコク・イイヌマムカゴなど

2013-07-30 | 山野草
山野草
■あった~■7/23・27
23日山から帰りに別の山で丁度の開花のイイヌマムカゴを見ました。それを見たいという方がいたので27日再度向かって又見ます。形が面白くあかんべ~して舌を出したような唇弁部と距の白が特徴。この妙な形が気にかかりさほど綺麗なランではないのに関わらず好きです。
      
唇弁と距が白。
            

            
まだ咲いていない株・葉だけ出ているのもありましたので来年以降も楽しめそう。盗掘にあいませんように願うのみです
イイヌマムカゴ(ラン科ツレサギソウ属)
和名のイイヌマは植物学者の飯沼慾斎(江戸末期の医師で後半生を植物学に専念)からきています。

歩いていると登山道脇には2株「キソチドリ」らしき株発見。まだ見た事ないのでそれも来年以降の楽しみとなりました。
別の場所へ行くと
      
イワタバコ
咲き始めです。今年は雨が少ないので場所によっては干からびて可哀想な状態のところも見受けられますがここは谷に水が十分あるので花着きもよい。イワタバコは多いので白・ピンクはないかと欲を出して探して見ますがまだ花が少ないので無理でした。
      
ヒナノシャクジョウ
割合良く見かけるのですが「え~はや咲いた!」という感じがしました。例年だともう少し遅いと思うのです。花が2つ咲いたのをさがしますが見つかりません。又べつのいつもの場所で見ることにしましょう。小さいのですが山の中で白は目立つので意外と簡単に見つけられます。植物を見て回る趣味がない時でも「え!これは」と見つけられました。意外と身近にあるものです。
あそこへここへとよって
最後に辿り着いたのですが探せどないのがキバナノセッコク。
なんとか葉を見つけました。
            
キバナノセッコク(ラン科セッコク属)
開花期は過ぎているので花は無理だったかと思って後々のためにと葉・茎を撮影しました

ところがすぐ近くの見えにくい場所に咲いているのを見つけました!!・・・・周りには小さい小さい株多数。何年後に咲くやらわからないのもあります。よかった~
            
茎の節から長い花茎を伸ばし5個前後の花をつけるのが多いようです。(セッコクは極短い花茎の先に1つか2つ花をつけます)
花色は薄い黄緑白色。唇弁(リップ・舌)に赤紫褐色の斑紋。
  
            
セッコクとは開花期が1月ほど違う。茎がより長くなり、やや垂れ下がり気味になる。葉の質も違う。
高い木の上に着いた株を見た事はありますが近くで開花をみたことは初めてです。次は適期にもっと良い状態のものが見られれば幸せなのですが・・・・盗掘に遭い激減しているこのランにあえるのはいつになるか?。
撮るのはカメラで「採らないで」が合言葉ですよね。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

剣山でキレンゲショウマ?

2013-07-29 | Weblog
山野草
■あれ残念!■7/28
昨日私は土佐矢筈山へ登りました。連れ合いのレーサーは所属する山の会の例会で剣山登山でした。目的は「キレンゲショウマ」を見る事です。大体お盆のころが開花なので「さいてるかな?咲いていないだろう!」という時期です。
のんびり登山と銘打っての山行案内があったので先日の三嶺周回とは登山スピードは全く違い、「ビスタり歩き」
      
9時発
大雨で雨具着用で歩き始めます。
      
西島のお花畑に着いたころには雨がやみましたがガス!展望なし
            

ナンゴククガイソウ・ニッコウキスゲが保護され咲いています。
目的のキレンゲショウマ咲く場所は一方通行なので指示に従いぐるりと巡りますが残念1花も咲いていませんでした。蕾には色がついていますので後1週間まてば開花しそうです。
      
一の森頂上へ行きたいので
              
カニコウモリの群生地(開花せず!)をあるいて
      
一の森山荘横を通過し
      
頂上着12:08
三角点へもより山荘前で風を避け昼食とします。
      
我が家の夏場の定番昼食はソーメン。流れ星はソーメンの冷たさが有り難く土佐矢筈の頂上で食べたのですがレーサーは寒いとは言えなかったそうですがあまりうれしくない体感温度だったそうです。
      
山荘前のお花畑にはナンゴククガイソウ・イブキトラノ・シコクフウロがさいています
休んだ後は剣山頂上へ向かいますが途中の樹林帯ではアカカンバがシカの食害で悲惨な状態です。
      
続けて食べられると枯れてしまう。
      
剣山頂上着13:30
      
少しづつ天気が回復して三嶺が見えてき
            
時折青空もでて大剣神社の岩も見える。
      
西島に着いたころには朝とは全く違ってきました
下山は15:20
その後はお買いものに豆腐屋さんに立ち寄ったりお蕎麦を食べたりゆっくりして帰宅は18時40分となりました。
流れ星は雨にあわず快適な登山でしたがさほど離れていない剣は雨・ガス。山の天気はずいぶん違うものですね~。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土佐矢筈山でヤハズアジサイ

2013-07-28 | 山野草
山野草
■嬉しい!■7/28
今日はギボウシ調査を少しした後、土佐矢筈山へ登ってきました。朝、雨が降っていたのが登る前にはやみ、下山時には展望も開けるラッキーな歩きとなりました。
      

      
ウナズキギボウシ
ギボウシの仲間は判別が難しいので少しは分かるようになりたいと説明をうけて茎の曲り具合を確認。横から撮影すろと曲線を描いているのがわかり、これがウナズキキボウシだと納得。今日は納得しているのですが花茎がないとわからないのでは分かったとはいえませんよねえ。
調査を終わってから登りはじめたので時間はおそく10:43からです。登山が目的ではなく植物調査をしつつのぼるのでゆっくり、ゆっくり。
      
セミの声、鳥のさえずり、風を受けて一歩一歩頂上へ
      

      
各自のペースで頂上を目指す。
      
1時間半後の頂上です。登山だと45~50分で着くのでかなりゆっくりです。見落としがないように小さい草花を見ていくにはこのくらい遅くないと駄目なのです。
頂上からなんとシカの群れが昼、日中に活動しているのがみられました。
      
剱・三嶺山系は鹿の食害酷いのですが昼でもこんな状態だとは思っていなかったです。草花・樹木がやられてしまうのは当たりまえですね。
      
ゆっくり頂上で過ごしているとぐんぐん天気が良くなってき、眼前に牛の背・天狗塚・三嶺・次郎笈・剣山が見えてきました。今日は連れ合いは剱山にいると思って不思議な気持ちで見ていましたよ
      
小桧曾山へのたおやかな笹原・梶ヶ森も見える広がる景色。風は涼しくて登ってよかったと思える広がりが嬉しいですね
      
下りの足取りは軽い
      

      

       
14:30下山
おりてからも周辺になにかないかと見ていると嬉しい!ヤハズアジサイが丁度の高さでベストに開花中でした。
      

             

      
山から下りてからも寄り道をして2種の花を見て18時に帰宅。
今日も嬉しい出会いがあった一日でした。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメノヤガラ群れる

2013-07-27 | 山野草
山野草
■まあ!たくさん■7/27
先週木曜日にヒメノヤガラ・マヤランなど見てきて十分満足していたのですが別の場所で沢山咲いているという話しを聞くと行きたくなる。行ってきました。
            
綺麗な水の流れる谷傍であっちにもこっちにもさいている。
            

            

      

      
広範囲にあるので場所によっては終わっているのもあるがまだ綺麗でした。纏まってあるのが咲いていてほしかったですね。
でも、この珍しいラン科植物「ヒメノヤガラ」がこれほどあるとは思ってもなかった。見つけてくれてありがとう~モチモチさん。
ヒメノヤガラだけで満足するわけにいかないのが私達散策メンバーです。マヤランも見に行きます。最後に行った場所のはあまりにも小さかったので撮影しませんでした。3ケ所見て回ったわけです。
一番最初に見たマヤランは火曜日に見に行ったところです。そのときには「後1週間先に咲くのかな」と思ってみたのです。
      
まだ咲きそうに思えないでしょう?
ところが今日行って見ると
            
 
咲いていました。
            
2番目に行った場所のマヤランもきれいに咲いていて1番目の花と比較することが出来ました。かなり花色が違うのが分かります。
今日はあちこち移動しました。お蔭でユリも三種みられました。
      
ウバユリ
      
タキユリ
            
オニユリ
もう少しすればタカサゴユリの季節ですがまだタカサゴユリは蕾も見られませんでした。

欲張って回りましたので一番見たかった花は最後になり期待して現地へ到着。探したのですが見つけらず、ないのかとあきらめていたら劇的に見つけられました。お蔭で最良の日になりましたよ。暑いからと家にいると見られませんのででかけてよかった・・諦めず探してよかったと思った一日でした。午前中に行った場所でも探して見つけられず諦めかけていたら同行者が「ここにある!」という声をあげてくれました。一人では無理でも何人かで行くと見つけられる。そんなこと多いですね。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テバコマンテマ・ユキワリソウ・スダレギボウシ

2013-07-26 | 山野草
山野草
■思いの外ある!■7/23
23日に山に入ったのはウチョウランを「見つけたい!」と思ったのと「テバコマンテマ」を近くで見たいというのがありました。足場の悪い岩場に咲く事が多く近くであまり見た事がないのです。今回は丁度の開花期で花も美しいし、あちこちにありじっくり見られました。もっと群生している場所があるそうですがそこを知らないのです。これだけ見られれば上等。種が落ちて小苗もできていましたので増えてくれることを期待しましょう。
      

      

      

      

             
テバコマンテマ(ナデシコ科・マンテマ属)
高知で一番高い山、手箱山で見つかり名がついたこの花は分布もすくなく貴重。
高知県内では本川と物部にのみ生育。

テバコマンテマが咲く岩場には大体咲くのがミヤマカラマツ・ユキワリソウです。お決まりのように近くに咲いていました。
      
ミヤマカラマツ
ミヤマカラマツは咲き始めです。ユキワリソウは遅咲きのがいて今盛りという綺麗な大株があり、喜ばせてくれました。最初見つけたときはウチョウアランと思ったのです。
             

      
今年は東赤石山で多く見ていたのでユキワリソウはもう見なくていいと思ってはいたもののいざめにするとそんなとは忘れさりました。それだけ人を魅了する花です。栽培された花にはない凛とした中に可憐さも併せ持つ此花、旬を過ぎている今あえたのがとっても嬉しかったです。
岩場に咲く花はほかにもあります。ギボウシがあちこちにあり終盤。すべてギボウシは同じようにみえるので同定には自信ありませんが「スダレギボウシ」だとおもいます。葉脈の間隔が狭く沢山あることと生育地域できめまました。
      

            
ギボウシに詳しい方が判別法を近いうちに教えて下さる予定。確定できればうれしいのですが・・     

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウチョウラン・ミヤマガンピなど

2013-07-25 | 山野草
山野草
■思いの外ある!■7/23
23日に出かけた山は岩場があります。今の時期岩場に咲く花で小さいピンクの花はウチョウランですね。小さいので花が咲いていないと他のものの間にあり、気がつきません。ここなら「有る筈」と探します。見つかると嬉しいですね。それも次々咲いているのですから
目の前に丁度の美人を見つけることもできましたし、ずっと遠く撮影できなけれどあるのを確認したのもあります。全体でどれだけあったかな~。15株は最低あったでしょう。もっと丹念にみればよかったですが見つけられたこと、残っているのが嬉しかったです。
            

            

      

      
ウチョウラン(ラン科・ウチョウラン属)山の湿った崖や岩場に生える。
自生地では盗掘に遭いやすく激減しています。なのでここでいつまでも残っていてほしいものです。
ウチョウランも小さいのですがこれもまた小さい花です。
      
モウセンゴケ
株数も多く花も丁度沢山咲いていました。
      
虫を捕えるための葉に毛がありそこから粘液を分泌して虫を捕獲する。試しに触ったらくっつきました。
日当たりのよい場所に育つものでは、粘毛は赤く色づき、一面に生育している場所では「毛氈」を敷いたように見えることから、毛氈苔の名がついています。
      
ミヤマガンピ(ジンチョウゲ科・ガンピ属)
今までこの花なんどか見ていますが丁度の時にみたことがないです。今回は満開でその上、数が多いので又ある。まだ、あると思ってまともに撮影せず。これも前回かきましたがソハヤキ要素の植物です。ジンチョウゲ科の花ですので香りが良い筈なのにかいでいないのが悔やまれます。
県内に生育するガンピ属の中で見ていないのは「シマサクラガンピ」だけとなりました。今、山では咲いているよう。
岩場には黄色いホトトギスが枝垂れていました。ホトトギスの仲間の中で早く咲くこれは夏山登山時期には終わっていることが多くあまり見ません。昨年石鎚登山した時に多く目につきあれこんなにあるのとおもったのが7/26です。8月に行くと終わっています。
            

      
タマガワホトトギス
            
ノギラン(ユリ科・ノギラン属)
車道腋で見たり岩場を探したり、丁寧に歩いたお蔭でほかに嬉しいものも見られました。見つけるたびに同行のSさんとにっこり顔を見合わせます。登山も面白いのですが軽く登山して目的地に着いて探すのも本当に面白いのです。

         

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少ない草花

2013-07-24 | 山野草
山野草
■交代■7/21三嶺で見た植物②
11日に満開で枝も折れるほど咲いていたヤマボウシは姿もない。ヒコサンヒメシャラも見当たりません。10日で花がずいぶん変わっていました。かわりにウバユリの花が咲いている。シカが食べないのでしょうか?
      

      
マルミノヤマゴボウ
前より元気に見えました。
      
ヤマアジサイ
ほそぼそと咲く咲く姿が健気にみえます。シカの口が届かない場所でほんの少しだけ見つけると「頑張って咲いてるね」とみます。
      
最後の急な登り手前で一息。この周辺ではマユミの花・シロドウダンが登山道にばらばら落ちてついこの間まで咲いていたのが見て取れます。
      
ここを踏ん張って行くと保護ネット内になります。保護されたといってもまだ植生回復にはほど遠く草花はちらほらです。
              
イブキトラノオ
              

シコクフウロ
      
ツルギハナウド
      
タカネオトギリ
見た花数を言える本当にさびしい状態です。
嬉しかったのはチョウセンナニワズにあえたことでしょうか。
            
赤い実が少しだけ見えています。11日に歩いた時には全く気がつかなかったのです。

      
フジイバラ
頂上では11日に見た同じ場所のベニドウダンが辛うじて咲き残っていました
      
ハエがうるさくて少々往生した前回の頂上ですが今回は居ません。ゆっくり食事できました。ハエのかわりに居たのがトンボ。アキアカネだとおもいます。
            
咲いたノリウツギの横で休憩中でした。
            
イワキンバイも同じようにまだ咲いていました。
撮影失敗しましたが下山時にバイカアマチャがあり蕾をたくさんつけていました。咲いていたのはほんの少しです。
昨日行った山にはまだシカがあまり入っていないので花がかなり見られ短時間で嬉しい思いができましたがここ三嶺では草花をみるのはなかなか難しい。植生回復にはどれだけの年月を必要とするのでしょう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオモミジガサ・コオニユリなど

2013-07-23 | 山野草
山野草
■お初の花です!■7/23
今日は昨日の続きで三嶺で見た花をUPする予定でした。ところが急に花を見に行くことになり出かけたのです。そこで初めての花をみたでのすよ! キク科のニシノミヤマタイミンガサのようではあるが違う。初めて見る花はうれしくて帰宅後調べました。
別名「トサノモミジガサ」
「オオモミジガサ」でした。
日本特産で1属1種  
標高800から1500mあたりの木漏れ日のさす林床に生える。掌状に切れ込んだ葉をもつモミジガサに似ていて,一回り大きいところからオオモミジガサ。別名のトサノモミジガサは最初に発見された地の土佐(高知県)に産する草本のモミジという意味。
茎は直立し,高さ50~80cm,普通2枚の葉を互生。下葉は大きく,長柄がある。

            

            

     
頭花はすべて筒状花であまりめだたないです。
今までなぜこのような大きな葉・目立たないとはいえ花が咲くこの植物をみていなかったのでしょうね。
      
コオニユリ
割合近くには目立つオレンジ色のユリが群れ咲いていましたが近づけず望遠でみるとムカゴがついていなかった。オニユリは多いのですがコオニユリはあまり見ないのでこれまた嬉しかったですね
            
ヤマアジサイ
装飾花の形と色が魅力。市場に流通させたいような花でした。
            
ヤマジオウ
帰りに登った山では株はたくさんあるものの咲いているのはごくわずか、はしりのヤマジオウも見られました。今日は沢山の花が見られあまり暑くもなく面白い興奮した花見となりました。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤハズアジサイ・ツチアケビ

2013-07-22 | 山野草
山野草
■咲いていた!■7/21三嶺で見た植物①
11日に下見登山をした時にヤハズアジサイの木がたくさんありました。蕾をたくさんつけていましたが全く咲いていなかったのです。此花今まで何度もあっているのですが丁度の状態の開花に出会っていません。今回も登山時に気が付かず下山時にようやく気が付いて撮影しました。
      
花も葉も大ぶりな割りにはヤマアジサイ等に比べて地味。でも、葉の形ですぐに判ります。
      
装飾花は2cmほどの緑色を帯びたガク(ガク片4個)の中央に小規模な花がつく。これがまた目立たないです。
            
ヤハズアジサイ(ユキノシタ科・アジサイ属)分布 紀伊本島・四国・九州
「そはやき(襲速紀)要素」の植物です。これは、熊襲・速水瀬戸・紀伊の3つの地名をつなげたもので、植物の分布域でよくお目にかかる「紀伊半島から四国・九州南部に分布」というあの地域を示します。

高知県内でも東部にのみの分布・日本の固有種で、薄暗い湿り気のある山中で見られる落葉低木。
ネット上でも綺麗に咲いた自生地の花はあまり出ていないですね
 
開花期に出会うことが少ないので今回かなり嬉しかったですよ。
葉の先が矢筈になっているので名がついていますので葉で覚えていました。
      

            
ツチアケビ
      
三嶺は鹿が植物を食べつくし裸地になっているところが多くネットを張って植生回復を図っています。なのでネット張っていない場所では草花は殆ど見られません。ここは八丁避難小屋前。日当たりの良い場所ですのにこんな状態です。小さすぎてシカが食べにくいとか毒があるテンナンショウの仲間とガガイモ科の仲間とかが種変にほそぼそと生育していました。
でも、さすがに8時間も山中を歩いたので保護されたネットの中などでささやかに咲いた花、いくつか見つけられました。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三嶺周回登山(フスベヨリ谷・カンカケ谷)

2013-07-21 | Weblog
ブログ
■か~るく周回■7/21
  
 所属する山の会の例会登山の本番でした。先日の下見では三嶺頂上ピストンしかできませんでしたが今日は光石登山口からフスベヨリ~頂上~西熊山~カンカケとおり光石へぐるっと回って降りてきました。参加者8名。中央の山へ行く足のそろったものが歩きます。
光石登山口6:47分発
      
八丁小屋7:40発
      
何度かの渡渉を繰り返し
            
三嶺輝いて見える場所に着いたのが8;35.
これからまだ2時間ほど登らねばなりません。
      
よいしょよいしょと足に力を込め高みを目指します。
      
10時半にやっと頂上へは11時につくめどが立ちました。ここまでくればあとわずか!
      
ジャスト11時に頂上に着いた!休憩込で4時間13分はなかなかのスピードでした。頂上では30分の昼食タイム。
            
小屋まで行く時間は今日もないので見るだけ。
      
11:37分に足を西熊山への笹原の縦走路へむけました。11日に歩けていないのでリベンジです。
      
昼食後の登りは少しきついですが足はみな軽い。皆さん素晴らしい体力の持ち主ばかりです。
      

思いの外、早く西熊山着12:45
      
オカメ避難小屋も見えています。遠いようですが意外と時間かからずいけるんですよ。
      
13;11お亀岩
オカメ避難小屋で15分ほど休んだら後は八丁小屋まで下るのみです
      
厳しい下りもあります。
      
下草のない林床を歩くのはこの山系の景色です。嬉しくはないです。
      
この渡渉が済めば八丁小屋は近いとわかっているのでずいぶん気が楽になりました。
      
雨粒が少しだけ落ちてきたのでカバーをかけたものが出ましたが後は降らず気持ち良く下り続けます。
      
水量は11日からいうとずっと減っています。渡渉が何度もあったフスベヨリ谷でも前回と違いずいぶん楽でした。ここの谷も穏やかな淵が輝いている。
      
八丁小屋着15時。ここから登山口まで40分ほどで着くはずなのでほっとしました。小休止し、穏やかな時を過ごします。
            
少ない水量ですが橋の上はずいぶん涼しく、「魚はいないかな~」なんて覗き込み眺める。
      
堂床にかかる橋を渡れば20分で光石につく。
            
15:45登山口着でした。
休憩時間を除き歩いた時間は8時間ほど。花も見てお喋りもして一日を過ごしました。
16時に着替えを済ませ車をだし、少しすると雨となりました。かなりラッキーな歩きです。まだ山に居た方がいる筈、濡れずにすんだ幸運に感謝しました。

      


コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオデ・ウエマツソウなど

2013-07-20 | 山野草
山野草
■咲いてます~■7/18
ラン類をたくさん見ただけでは帰らないのが私達花好きメンバーです。寄り道をしてうろうろしてみて回ります。
            

ウエマツソウ(ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属)
今までなんども撮影したことあるのですがあまりににも小さく写せたためしがない。なので適当に撮影。帰宅後見たら割合綺麗に見える。ならばと色々比較検討し「ホンゴウソウ」ではなく「ウエマツソウ」だと思います。周りに株があったのでそれを丁寧にみればホンゴウソウもあったのかもしれません。
「ホンゴウソウ」「ウエマツソウ」の画像はこちらです。比較してみてください。

      
ケイビラン
ランとついていますがユリ科。ニワトリの尾に似た葉が特徴。雌雄異株だと帰宅後わかり、あれ~。これは雌花でした。雄花もあった筈なのに撮影していません。5mmほどの小さい花なので撮影はあきらめモード。それでもなんとかとねばって写したものだから鮮明に見えます。
            
ヘクソカズラ
名前がとっても可哀想だけど花は魅力。今年はお初の花です。もう少し先に咲くと思っていたので早いな~と思いました。
車で移動しているとシオデの葉が目につく。対岸にたくさんあると聞いていたので案内していただくと、「あります!あります」前にも何度か撮影していますが雌雄異株。なので今回は両方の花を撮影したいと思いさがしました。この場所ではなぜか雄の方が多い。
            

        
線香花火のようです
            

            
雌花は繊細なつくりであまりめだちません。
新芽を食用にすると美味しいと何度も聞いていますがまだ食したことがない。畑のアスパラガスに対してこれは山のアスパラガスといわれるそうです。テンブラにしてもさっと茹でてマヨネーズで食べても美味とのこと。かなりあるので「春には食用に摘みに来なくちゃ~」と思いました。
            
クルマバナ
花を見ていると時折蝶・蛾・昆虫とあいます。動くものを撮影するのは苦手ですがこの蛾は動かないし綺麗だったのでラッキー。
      
シロツバメエダシャクだと思います。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マヤラン・ヒメノヤガラ・オオバノトンボソウなど

2013-07-19 | 山野草
山野草
■咲いてます~■7/18
17日は前日の疲れをとるため自宅でのんびりしていました。夕方散策仲間の情報によると自宅近くで綺麗にマヤランなどが咲いていると教えられました。一日休んだので昨日半日だけ、出かけ見てきました。ユウスゲ咲く場所に寄れば綺麗に咲いているだろうとは思いましたが大人しく早めに帰宅です。21日にも長い歩きが待っているし、庭の水遣りにも時間を掛けなければならないですからね。
      

      

            

            

      

      

      

            
近くにヒメノヤガラも咲く、ラン菌がある素敵な場所です。でもここは暗いので場所移動して明るい写しやすいところで見ました。
            

            

            
普通サイズの蟻がちょうどいたのでヒメノヤガラの大きさ見当着きますよね。
            
オオバノトンボソウ    
            
トンボソウ    
そしてコクランもすぐ近くに咲いていました。
これだけ続けてラン科植物が見られると欲が出て着生ランがないかと古木の枝をなめまわすように見つめましたが発見できませんでした。
                
沢山の花を見て清らかな流れも見て半日を仲間と過ごしました。ラン以外にも好きな花も見られ4時間ほどでもかなり贅沢散策なのです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

堂ガ森~二ノ森・下山

2013-07-18 | 山野草
山野草
■暑かった!長かった~■7/16

堂ガ森頂上で休んだあとは大展望に気をよくしてあるく
      
こんな景色が広がれば足は軽くなるわ
      
振り返れば堂ガ森もくっきり
              
足元にはモウセンゴケの白い小さい花が点々と咲く
      
時折雲が湧きあがり一瞬にして景色が変わる。
            
シモツケは咲き始めの色を見せる。登りに咲く花は心なごませてくれる
      
緑の笹原広がり白い雲湧きあがって刻々と変化す道を一歩一歩高みへ歩む
      
土小屋・岩黒・筒上の尾根も見えだす
      
ニノ森も近づく
      
ササユリを両側にし足取り軽く
            
ニノ森は木の繁った場所。あそこまでもう少し!
            
シコクフウロ
     
バイケイソウ
     
皆の足は軽い!
     

     
コメツツジ
     
岩場から歩いてきた道を振り返ると遥かに続く道があった。
          
大岩を過ぎ
          
頂上
      
ガスがでて見えにくい土小屋
      
石鎚山
      
頂上をズーム
昼食後は足取りかなり軽く下る
      
ササユリを愛でる余裕
      
気になる木・・これはキツネの親子に見えたのだが?
      
アカモノ
       
堂ガ森避難小屋近くで小休止
       
ケアクシバ
       
マイヅルソウには実
       
ここまで帰ってきたら一安心。
              
入道雲に見送られる
      
ここで堂ガ森の姿とは別れひたすら樹林帯の道をくだる
             
オカトラノオを見たらもうすぐ降りつく!!
      
やれやれ長かった・・けど楽しい歩きだった。
リーダー・サブリーダーお世話になりました。ありがとう。メンバーのみなさんとともに花も見てしっかり登った一日でした。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅ガ市~堂ガ森

2013-07-17 | 山野草
山野草
■暑かった!長かった~■7/16
登山口を出て少し歩くと開花した ギンバイソウを見つける。
      
あまりきれいな状態ではないが今年お初。ツチアケビは終盤だが辛うじて咲き残っている。登山なので花にはあまり目をむけないつもりで歩く。
しかし、目に入ってくるから困る。
      
ミヤマナミキ
ゆっくり撮影できないので記録画像。綺麗に写すのには時間がかかります。登山時だと暗い場所で咲くと写し難い。
      
植林帯を過ぎブナが見えだすとほっとしてあるける。汗はだらだら流れ水分補給は頻繁に行う。
      

      
イケマ大群生。急な登りのわきにあるので足元注意しての撮影。余力がないと撮影したくなくなるが好きな花ガガイモ科なので丁寧にみる。
            
ヒヨドリバナ・アザミの仲間も咲くちょっとしたお花畑になっている。ここを過ぎると一気に景色が開けた。
      

      
第一の目的地堂ガ森が眼前にど~んと立つ。あそこまであと40分くらいのはず。ファイト!
      
歩いてきた道を振り返って笹原の美しさに惚れ惚れする。
      
ノリウツギも目の前に咲く。ササユリの開花している姿持ちらほら見えだした。ここにもそこにもと声が上がり出した。登山速度が花を見て歩きたいので少しおちる。色の濃淡もあるし姿の良し悪しもあるのでどうしても遅くなるのは仕方ない。
            

            

      
見上げる空はただただ青く、ギラギラと照りつける太陽は容赦ない。
足元には目立たない緑のラン科植物がぽつぽつ見られ始める。。昨年見ているのにどうしても名前が出てこない。
      

           
ヤマサギソウ
株数は多く、きれいな開花株もあったのにまともな画像がないのは悔しいな。
           
やっと反射板のある堂ガ森着。ここまで3時間・・・・まだ先がある。しばし休憩。
           
ホソバシュロソウ
蕾の方が多かったがちらりちらりと咲いて「よう頑張った」と出迎えてくれた。ここからの展望もすばらしい。
      
石鎚山・西ノ冠岳も見えている。360℃の展望。
反射板の陰だと吹く風は涼しく汗がすぐに乾き爽快。軽食もとったので元気になったのでこれから後2時間足らずの二ノ森を足取り軽く踏み出しました。
      
クロヅル
      
堂ガ森での大休憩は予定になかったですがこれがあったお蔭で暑さで疲れた体の回復もでき、後の歩きがずいぶん楽になったように思います。
歩き出しても次々ササユリがあるので嬉しい。      
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする