
★シラヒゲソウも群生★
石鎚の頂上が近づくとシラヒゲソウがぼつぼつ見られることは知っていたが・・これほどあるとは思って見なかった。咲いてこそわかる花の多さです。

シラヒゲソウ(ウユキノシタ科/ウメバチソウ属)
糸状に細かく切れ込んだ花弁を白い髭に見立ててこの名がついています。この切れ込んだフリルが此花の魅力。山地の湿地に生えているウメバチソウと近縁。葉は直径2~4センチの円形で、基部は深いハート形。これが又可愛いのです。茎の先端に直径3センチほどの白い花を一個だけ上を向いてつけるのでお髭が目立ちます。花弁は5。花には普通の雄しべの他に先が三つに分かれた仮雄しべがあるのですがこれがなかなか小さくてわかりにくい。下の画像では何とかわかります。

鉄の梯子を上げって行くとお登りさんと書かれた側が岩になっていてそこに咲いています。

邪魔にならないように座り込んで写すと咲こうとする蕾の先の髭がきちんと写っていました。蕾はウメバチソウと同じ球形。それもまた小さく可愛いのですが咲こうとするこの姿は尚可愛いですねえ。

こんな風に咲いています。ここだけで30はあります

ずっと離れた岩棚にはアキノキリンソウと一緒に群れ咲いていました。白く点々と散らばり小さい星屑のようです。ウメバチソウの大群生地の開花も魅力的ですがここもまた小規模ですが群生地です。秋の気配が漂います。
このシラヒゲソウを大型化した「オオシラヒゲソウ」もあるそうですね。本州~九州で広く見られるシラヒゲソウの変種で、秋田県から兵庫県の日本海側に分布しているそうです。かなり大型で草丈20~40センチ。花の径はなんと3~3、5センチ。これも見てみたくなりました。兵庫県なら近いので見にいけるかも~~~。