ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/09/09 「郵政民営化解散」にもの申す

2005-09-09 23:32:08 | つれづれなるままに

全く、今回の小泉首相の「郵政民営化解散」にはあきれかえってしまった。きっと吉田首相の「バカヤロー解散」のように歴史に名を残したいんじゃないかって思ってしまった。
ところが、国民の多くは郵政民営化問題よりも年金に関心が高いという。そりゃあそうだろう。かくいう私も定年になっても2階建ての年金の片方が1年間もう出ないということを知って愕然としているんだから。
それなのに「改革をとめるな」とかイメージ戦略でアピールする小泉首相。何を改革したんだ~。企業の法人税ばっかり減税して庶民への負担は増えるばっかり。だからって企業はちゃんとした雇用すすめないじゃないかあ。
事前の世論調査では自民党の支持率が高い。なんで~?昼間調査に回答したのは年寄りと主婦ばかりだとかいう話もあるけど、「なんとなくカッコいい小泉純一郎」というイメージにみんな騙されているんじゃないかなあ。

とにかく、みんな~、真面目に考えて選挙に行こうよ~。これで今の与党に勝たせちゃったらそのために悪政をやられても自分たちが悪いってことになるよ~。
でもこの小選挙区制って本当に嫌だ。二大政党制でまともな国って少ないんだよ。アメリカもイギリスも結局政策が似てきちゃうんだよね。ドイツくらい二大政党の差が開いてないと意味がないんだよなあ。
最近、比例代表区と小選挙区とで投票する政党が一致しなくなることも少なくないんだけど、悩みながら投票してる私。
友人から小泉首相にもの申す行動に誘われたのだけど、街頭宣伝はちょっと行けなかったのだった。しかし、文章で参加させてもらった。彼女らが配ったチラシに載せてもらったのだ。以下にご紹介。

『「民営化」の前にやれる改革をしてから提案してください。なんでも「官」が悪くて「民間」がいいということはありません。「親方日の丸だった国鉄のサービスがJRになってよくなった」というイメージだけで私たちも惑わされてはいけません。民間になることによって利益追求が最優先になり、安全確保のための体制を減らしたことからJR西日本の事故も起こったのです。小泉首相のイメージ戦略に惑わされずに主体的に今回の選挙への意見の反映を考えましょう。』

投票日は、文楽デビューの日なんだけど帰宅後に投票に行く予定。ああ投票時間が夜8時までと昔からすると遅くなっていたことはよかったと思う。
最後にさっき日付を書いてて気が付いたんだけど、今日は重陽の節句なのだった。風も秋っぽくなってきてるしなあ。

05/09/07 『おとなの夏休み』終わる

2005-09-08 00:59:59 | テレビ

水曜夜10時のお楽しみドラマだった『anego』の後を受けた『おとなの夏休み』も今日で終わった。視聴率は段違いだったようだが、私はご贔屓の寺島しのぶ主演なのでしっかり観ていた。一緒に観ていた娘もすっかりしのぶファンになってしまった。
みゆき(寺島しのぶ)は結婚10年で介護ヘルパーパートをしながらマイホーム取得を夢見ている主婦。ところが一人息子はいい子に育っていたはずが脅迫神経症になっているし、夫との夫婦関係は実際は倦怠期に入っていて、夫は一方的に自分だけが一生懸命働いて家庭を守ってきたと思っているのがある日わかる。
そこで「リセット」ということで介護していたおばあちゃんの遺言で「海の家」の営業権を譲られたのを契機に友人すみ子(オセロの中島知子)や亡くなったおばあちゃんの孫・優(中越典子)と3人の女で「プチ・タミ」という名の「海の家」を最初は夜だけ途中から昼もやるという話。
3人の女の恋愛模様もいろいろあって面白かった。みゆきはキャリアウーマンのすみ子の方に夫(石黒賢)の気持ちが行ってしまったり、夫の部下(大倉孝二)から言い寄られたり、優も水中カメラマンの彼といろいろあったり...。

『anego』に比べれば、地味な感じのドラマだった。また現実にはこんなことないだろうという話の内容だったりもしたが、不思議に引き込まれて毎回なるべく観るようになっていた。湘南の海もTV画面を見てるだけで満足。実際に行くのは暑くてねえ。
それにドラマのエンディングの歌も70~80年代の夏のヒットナンバーで、私にとっては懐かしかった。「モンローウォーク」は郷ひろみが歌ってたなあ、なんて。
第1話:「勝手にシンドバッド」/サザンオールスターズ
第2話:「渚のシンドバッド」/ピンクレディ
第3話:「モンローウォーク」/南 佳孝
第4話:「何も言えなくて...夏」/JAYWALK
第5話:「時間よ止まれ」/矢沢 永吉
第6話:「君は天然色」/大滝 詠一
第7話:「ふたりの夏物語」/杉山 清貴&オメガトライブ
第8話:「Mr.サマータイム」/サーカス
第9話:「真夏の出来事」/平山 みき
第10話:「高気圧ガール」/山下 達郎

今日で最終回。みゆきの夫は彼女が残していった離婚届に自分が押印する時になって初めてみゆきが10年間地道に家庭を支えてきたことの有難さに気づくが、許してはもらえないと役所に提出してしまった。そこに息子とともにみゆきは戻ってきて...同棲で再スタートを切ることになる。でも~、子どもがいるのに親権とかなんとか話し合わないで離婚届って書けるわけ~???それも彼女にとっては夫へのラブレターのつもりで書いて置いておいたのに「出しちゃったの?」とか言ってるし。ありえない...でもいいことにしよう。
息子もこのひと夏でたくましくなってたし、すみ子も優も仕切りなおしができた夏。ひと夏だけの「海の家」営業だったはずなのに、営業権譲渡契約書を優が父から取り返し、来年もまたやろうと盛り上がって終わる。ありえない話なんだけど、なんか面白かった。

寺島しのぶはドラマ初主演だったらしい。映画で女優賞をとった「赤目四十八瀧心中未遂」「ヴァイブレータ」などでは暗い暗い主人公を演じ、情念を演じさせたらすごいぞというイメージが定着している彼女がこういう普通の主婦役を演るというのはどうよ、という感じだったかもしれない。確かに地味で重たいイメージが強い女優なんだけど、彼女が子どものような笑顔を見せる場面、自分を投げ出すように泣く場面とかを観ると、この振り幅が魅力なんだよなとか思ってしまう。
しのぶにない派手目な感じをオセロの中島知子と中越典子が補ってたのかな?中越典子、大河の徳子よりはいい役だった。あと中島知子、みゆきの夫が迷う魅力をうまく出せていた。大倉孝二、だめ男の惨めさとか一生懸命さとか滲ませてなかなか可愛いぞ。
写真はDVD BOXの写真。写真は夏っぽく爽やか。

05/09/04 夏の終わりにエアコンの買い替え、本日工事終了

2005-09-05 00:53:27 | つれづれなるままに

娘の部屋のエアコンをこの夏を限りに買い換えようかなと7/1に書いた。
http://blog.goo.ne.jp/pika1214/d/20050701
実際にその通りになった。ガスを補充してもらったので、冷えることは冷えるのだが、いろいろ問題が発生。

①共用の通路側の部屋に設置しているのだが、室外機の結露がひどくてその水が通路を流れていくこともあり、マンションの管理人さんに指摘され修理を要請されてしまった。しかし修理できなさそうなので、とりあえず雑巾で結露しそうなところを巻いてあった。しかし、そこでない場所から結露の水が流れてしまうこともあった。
②8月後半くらいから、カビ臭いニオイが出てくるようになった。昨年そのためのクリーニングをしたのに~(T-T)。やはり自動的に中の乾燥を行うような新型タイプにしないともうダメだ。

そこで、8月の末に昨年のマンション購入時に2台買った電気店に行って、同じメーカーだが昨年よりグレードの低い機種を買った。空気清浄とかなんとかの機能がついているのを昨年買ったが、効果がよくわからないのでいいやと判断。
その設置工事が今日の午前中に入った。工事の人が大阪出身とのことで私が大阪に8年いたと話したら盛り上がってしまった。管理人さんの指摘事項も伝えたが、夏場は大丈夫だが、冬場の暖房運転の時の除霜運転で水が少し出る可能性があるという。室内機の水を流すパイプにつなぐには室外機の位置が低すぎて無理らしい。気になるようなら下にお皿の設置をしたらよいとアドバイスされた。部屋の換気口の汚れてるのを洗ったらと指摘されてせっせと洗う。今まではずし方を知らなかったのだった。外側についている網もはずしてくれたので洗ってきれいになった。
ベランダ側の方の網も洗いたいなあ。ネジでしっかりとまっているからはずせないんだよね。電動のねじ回し、管理人さん持ってないかなあ。
一日中曇ってたけど、夜に入って雷雨。明日も昼間雷雨があるらしいが、ちゃんと仕事に行かなくちゃね。

追記
名古屋の妹からちゃんと私がいい子に仕事に行っているかの電話が入った。ちゃんと行っていると答える。「エライエライ」って誉められる。
その時にエアコンの話をしたら、古いエアコンは2回も引越しで動かしたら中がおかしくなっているもんだと言われてしまった。常識らしい。そうか、私ってものを知らなかったのね。やはり去年処分して新しくしてしまえばよかったなあ。去年言ってよ~って言ったら、相談されてないって。確かに...しまった。



05/09/03 徳島じゃない阿波踊りで行く夏を惜しむ

2005-09-03 23:59:41 | つれづれなるままに

今日は娘の通院関係を3箇所はしごして来た。そして来週も3箇所行くことに決定...頑張ります。
いつもの2箇所に婦人科をプラスしたのだ。内膜症では?と生理不順の血液検査をしてもらったらそれだけで5000円近くかかったのだった。思春期の娘を持つとそういう心配もある。そのあと2箇所行って福沢さんが一人消えていった。それでもちゃんと3箇所行ってくれただけでよしとしよう。ドタキャ~ン、なしよ。

その後、ピアスを買うのに付き合い、気分よく帰宅。
BOOK OFFに本を売りに行くのに手伝ってもらった。自転車2台の前カゴに乗せて行って20冊以上もっていったが、価値なしもそうとうあってしめて820円とな。価値なし分も処分をお任せしてきた。ありがたいと思おう。

その足で隣駅前通り商店街の阿波踊りに行った。先日買い物に行った時に予告の看板を見つけて連れて行ってやろうと思っていたのだった。娘はお祭りの夜店が大好きなので、疲れているとかいいながらそれに釣られてついてきた。
阿波踊り自体は実家のある街のもの(埼玉県東部のM阿波踊りで先週末にあった)に比べれば、お話にならないほど小さいが、地元商店街によるこじんまりした良さがあった。無料のお水飲み場も2箇所に設置されていて、私たちもいただいた。
商店街のお祭りなので、テキヤさんの夜店の他に商売を活かした夜店が出ていて安くておいしいものをGET。パン屋さんでポテトドックを娘が食べ、私はまとめ売りのパンを袋からかじる。ラーメン屋さんで焼きそばを買い、八百屋さんで焼きとうもろこしを2本買う。恒例のバナナチョコを娘は食べてご満悦。
SATYでおにぎりと冷たいお茶を買い足して帰宅。
焼きとうもろこしを各自1本ずつたいらげる。この夏、最初で最後のとうもろこしだった(告白:面倒だし歯に挟まるのが嫌なので茹でることもしなかったのです)。

先週末、実家に顔を出した際、阿波踊りが始まっていたところに母と通りかかった。今年に入ってJRの駅前広場の再整備が終わったのだが、そのためか駅前に特設会場も増えていてそこでも踊りが見られるようになっていて感心したのだった。

徳島の阿波踊りがあちこちに飛び火して昔からの祭りがない地域の新しい祭りとして定着していっている。阿波踊り自体の魅力と「連」というグループを組んで参加するという参加形態の魅力の両方がこの広がりのもとにあると思う。もう少し私が若い頃に機会があれば参加していただろう。
踊りを観るだけ、夜店を楽しむだけの参加だったが楽しかった。今年の夏もいってしまうなあ。

写真は、商店街を練り歩くある「連」の女踊りを携帯で撮影したもの。

05/09/01 仕事に復帰しました!

2005-09-02 00:28:29 | つれづれなるままに

3月半ばに体調をくずして休職してから5ヶ月半、復帰部署の再調整もあって遅くなっていたが、9/1から仕事に復帰した。

今までは渋谷勤務だったが、今日からは四谷勤務。家からはJRで2回路線を乗り換えて1時間ちょっと。四谷の駅からは歩いて2分くらいのところなので少々の雨だと傘もささずに行けそうだ。
まずは喫茶店でお茶しながら部長から説明があった後で職場へ。資料室勤務なので職員は私を入れて3人のみ。とても静かでリハビリ的に働くにはもってこいだ。それに歴史的資料を見ているのは好きなので、この部署に配属してもらって良かったと思っている。古い資料はスキャニングしてインデックスをつけてデータ化する作業が始まっているので、おいおいそういう仕事も覚えていくことになるらしい。「めざせ、資料室の怪人」ということでいこうかな。
とにかく、今日は慣らし勤務だったので早めに上がったが、それでも疲れた~。

机は月半ばまでないらしい。パソコンは明日届いて設置してくれるのでとりあえず仮の机で社内メールやインターネットとつなげる作業を明日やることになると思う。かなり「浦島ばあさん」になっているだろうけど、ま、ボチボチいくことにしたい。

追記:偶然だが、この記事でこのブログ200本目の記事らしい。キリがいいということにして、仕事もプライベートも充実した日々になり、その成果がここに現れるといいなと祈るような気持ちだ。

05/08/30 ゲキ×シネ『SHIROH』2回目行っちゃった

2005-09-01 01:50:38 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)
8/26は結局ひとりで観たので、CDを一緒に聞いた娘が腰の重たい腰を上げたのに付き合うことになった。それでもなかなかぐずぐずしている娘を待ってようやく19:15~の回を当日券で観てきた。

ふだんは涙腺の硬い娘、お蜜の最期あたりからもう隣ですすっていた。「観てよかった」と素直に言った。母の粘り勝ち!!そうしたら図に乗って「もう一度観たいから連れていって」とかのたまう。「ダメだあ、それならひとりで行け~」と一喝。シュンとなる。12月帝劇公演も初日でハマった私が追加でチケット手配した際に2人分とったのに、娘は当日体調をくずして行けなくなって舞台を観ていない。今頃悔しがっているが、後の祭りとはこのこと。今も宿題をしながら『SHIROH』の歌を口ずさんでいる。

私は?ハイ、同様にボロ泣き。はらいそに行けるように中川・シローに洗礼してもらい「マリアお蜜」という洗礼名をもらって「そんな勿体ないよ」と秋山さんが涙をツーっとするともうダメ。以降3回くらい涙をぬぐうハメになった。上川・四郎も瀕死の寿庵に告白する場面ものアップにもわしづかみにされてしまうしねえ。
最初の方のタイトルが出る画像もいいが、最後のエンドロールの山本タカト氏の宣伝画もかなりしみてしまった。私は黒と赤の色の組み合わせが一番好きなので、それを多用したこの色調と人物の表情がふたりのSHIROHとリオと思われる天使像だけでなく、大勢の生きた人々、死んだ人々まで切ないのがいい。その後のカーテンコールの明るいシーンでしめくくってくれるのも有難い。

これでゲキ×シネで2回観たのでDVDの10月発売まで我慢できそうです。ハイ。DVDを買いたくなるような映画はやはり2回くらいは観てしまうなあ。
写真は、初演東京公演の時のHPよりの舞台写真。