三國連太郎さんが亡くなった。2010年のお正月に母と一緒に観た「釣りバカ日誌20ファイナル」が実によかったので記事アップしている。作品のテーマは三國連太郎演じる建設会社の創業者スーさんの苦労や悩みであり、引退時の全社員へのスピーチが感動的だった。
その後、「大鹿村騒動記」、「わが母の記」に出演されているのを観ている(いずれも記事がアップできていないがm(_ _)m)。
「大鹿村騒動記」では大鹿村に伝わる地歌舞伎保存会の長老役で、戦争に出て行ったまま戻ってこれなかった若者の思いも引き継いで地歌舞伎の継承を続けてきたという役柄が三國さんならではの重みを持ち、この村に生きる今の人びとのドラマは過去の人びとの思いの上にあるという奥行きが加わっていた。息子の佐藤浩市が地歌舞伎の現役女方をつとめるバス運転手役で共演していたのも印象に残っている。
三回目の結婚で生まれた長男ということでその後の親の離婚があり、今回の会見でも「普通の親子という関係はない」と言いきっていたが、「役者どうし」という関係で認め合っていたことがわかってやっぱりなぁと嬉しかった。
「わが母の記」では、井上靖の父親役で亡くなる前の寝たきりの姿の役での出演だった。そのやつれ方から遺作になってしまうのではと予感がしていたが、本当になってしまった。
「三國連太郎のままで逝く」と言っていらしたとのこと。いかにも三國さんらしいと思い、目頭が熱くなる。
三國さんのご冥福を祈ります。
その後、「大鹿村騒動記」、「わが母の記」に出演されているのを観ている(いずれも記事がアップできていないがm(_ _)m)。
「大鹿村騒動記」では大鹿村に伝わる地歌舞伎保存会の長老役で、戦争に出て行ったまま戻ってこれなかった若者の思いも引き継いで地歌舞伎の継承を続けてきたという役柄が三國さんならではの重みを持ち、この村に生きる今の人びとのドラマは過去の人びとの思いの上にあるという奥行きが加わっていた。息子の佐藤浩市が地歌舞伎の現役女方をつとめるバス運転手役で共演していたのも印象に残っている。
三回目の結婚で生まれた長男ということでその後の親の離婚があり、今回の会見でも「普通の親子という関係はない」と言いきっていたが、「役者どうし」という関係で認め合っていたことがわかってやっぱりなぁと嬉しかった。
「わが母の記」では、井上靖の父親役で亡くなる前の寝たきりの姿の役での出演だった。そのやつれ方から遺作になってしまうのではと予感がしていたが、本当になってしまった。
「三國連太郎のままで逝く」と言っていらしたとのこと。いかにも三國さんらしいと思い、目頭が熱くなる。
三國さんのご冥福を祈ります。
ぴかちゅうさんのおかげで釣りバカファイナルも観ることが出来ました。新聞でも田中正造を演じた「襤褸の旗」の事など出てきませんし、買ったビデオも家では見られなくなりました。TBさせていただきますね。
貴ブログの記事でも拙記事をご紹介いただき、有難うございますm(_ _)mそのTBも成功しています。
亡くなったという報道でも「釣りバカファイナル」の映像は紹介されていました。硬派の作品への出演や映画「白い道」での監督としてのお仕事などへの言及は少なかったので、今のマスコミの報道レベルはかなり残念ではあります。
「白い道」や「襤褸の旗」も一度観てみたいと思っています。