ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

08/10/11 緒形拳さんの追悼番組、ドラマを観た

2008-10-11 16:05:36 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

緒形拳さんが10/5に亡くなっていたことが10/7に公になりTVやネットニュースにしばらく目が離せない状態になっていた。
最後の出演ドラマ「風のガーデン」も10/9の初回にしっかり観た。
そして昨晩のNHKの「帽子」再放送と追悼番組。2つの番組の間に急いでお風呂に入ったが追悼番組の冒頭が少し欠けた。それでも両方をしっかり観た。
■広島発特集ドラマ「帽子」
実は「帽子」の今年の夏の放送の際の予告編で田中裕子さんとのバランスが悪いなぁと思ったので、それほど強く観たいと思えず何かにとりまぎれて観なかった。今回観てみてそのバランスの悪さはやっぱりなぁという感じがしたが、緒形さんをしっかり見せていただいた。
大河ドラマ「風林火山」で謙信の軍師になった宇佐美役を緒形さん健在という感じで観ていたので、「風のガーデン」「帽子」もともにかなりおやつれなっている姿だった。今になって観ているせいか、抗がん剤も使われずに最後まで自然なお姿で俳優ができる生き方を選ばれたことがわかるお姿と拝見。痛々しさよりもその毅然とした精神がみてとれる雄姿として見る事ができた。
老いてもなお飄々と自分の仕事に誇りを持って生きていく男が見せる優しさの魅力があふれていた。いい仕事を最後までできて幸せな役者人生を送られたんだなぁと思えた。

■「名優・緒形拳さん逝く」
以下、NHKのサイトより内容を紹介。
「緒形拳さんが出演した大河ドラマや、津川雅彦さんと共演した「破獄」など、NHKのドラマを中心に振り返ります。スタジオには、緒形拳さんにゆかりの方々を招いて思い出を語っていただきます。
【出演】池端俊策 津川雅彦 緒形幹太 緒形直人 ほか
【司会】加賀美幸子
メインに飾られた大きな笑顔の写真は、多分みずほ銀行のポスターになっていたものだと思う。銀行で見かけた時にいい笑顔だなぁと見とれたことを思い出した。
大河ドラマ「峠の群像」のナレーションでご一緒されたという加賀美アナウンサーが的確な司会をされながらも思いがあふれる様子にも胸が熱くなる。
共演された方へのインタビューでは、「風林火山」で共演のGacktが「初めてこの人に誉められたいと思った」「この人には甘えていいんだなと思えた」と語りながらあの美形のお顔に涙を流していたのが一番印象的だった。きっとプライド高くつっぱって生きてきたであろうGacktの心も融かす「あったかい」お人柄だったのだろうと思えた。
スタジオ出演の親友だったという津川雅彦のエピソードからは共演したことで親友になったという緒形拳という役者・人間の魅力がよくわかった。
「(役者という)チャラチャラしたことをやっているんだからこそ本気でやらなくちゃいけない」というその本気モードの魅力!父と同じように役者になった息子たちから語られる父・役者の緒形拳の姿にも胸を打たれた。
本気で役者人生を送るというその強い精神を固持した生き様が浮かび上がった追悼番組だった。写真は番組でも飾られていた出世作の大河ドラマ「太閤記」の秀吉での写真が載っているDVDの画像。
緒形さんの公式HPはこちら
何回も目頭が熱くなってしばらく頭がさえて眠れずに3時半頃ようやく寝る気になった。だから起きたら12時半・・・・・・。

これから実家に顔を出しに行こう。そして明日は平成中村座「仮名手本忠臣蔵」Cプログラムへ。私もマイペースで日々を送っていこう。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
追悼番組 (あいらぶけろちゃん)
2008-10-11 21:29:45
「帽子」は途中まで観ていたのですが、横になったら「Cプロ」の疲れもあって・・・田中裕子とのバランスの悪さは私も感じました
2つ目の番組の方により惹かれてたのですが、眠さには勝てませんでした(涙)
再放送は・・・多分ない・・・かしら
返信する
全部録画・・。 (かずりん)
2008-10-12 22:03:16
全部録画してます。これからゆっくり見させていただこうと思っています。
昨晩は『白野』のパンフレットをほじくりだして、読みました。
いろいろな方からのコメントに涙です。
今度何かの機会があれば、是非ぴかちゅうさまに
読んでいただきたいなあ・・・(涙)
返信する
見ました (しろう)
2008-10-13 01:35:12
拳さんの急逝、ほんとうにショックでした。
特に時代劇での存在感の大きさには比類なきものを
感じていましたので、今後の時代劇にはますます
不安を覚えます。
Gacktや玉山くんという若い人たちの涙に、思わず
ほろっときました。
やはり数少ない「ホンモノ」だったのでしょうね。
才能ある若い役者さんたちに、もっともっと出会ってほしかったです。

でも、ほんとうに立派な生きざまでしたね。
ご冥福を心から祈ります。
返信する
皆様、コメント有難うm(_ _)m (ぴかちゅう)
2008-10-14 23:28:27
★あいらぶけろちゃん様
「仮名手本忠臣蔵」Cプロいかがでしたか?感想アップお待ちしています。
「帽子」は玉山くんが頑張っていました。その彼が追悼番組のインタビューでボロボロ涙を流しながら語っていて、続けて見たせいもあってジーンときました。再放送、あるといいですね。
★かずりん様
是非ゆっくり見てくださいませ。「一人芝居 白野」のプログラム、よかったら見せてくださいね。
★しろう様
>Gacktや玉山くんという若い人たちの涙に、思わず
ほろっときました......おんなじで~す(T-T)
>ほんとうに立派な生きざま......同感です~(T-T)
出演されている最近の時代劇映画も観ていないものが多いので是非観てみたいと思っています。
返信する

コメントを投稿