「華氏911」で一躍有名になったマイケル・ムーア監督の映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」。何年か前に職場の有志がビデオ上映会をやってくれて観ていたのを思い出す事件が起きた。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」についてはこちらを参照
USAのヴァージニア工科大学で銃の乱射事件で過去最多の犠牲者(32人)を出す惨事が起きてしまったと昨日のニュースで報道されていた。USAという国は憲法で銃の所持が保障されているのだそうだ。自衛のためには武装の権利も認めるという論理のようだ。しかしながら、どこかでそれを見直さなければ永遠にこのような惨劇を繰り返さざるをえないのではないだろうか。
と思っていた矢先・・・・・・。
今晩には現職の長崎市長・伊藤一長氏が4選をめざす選挙の最中に銃撃されて心肺停止状態というニュースが!選挙事務所に戻ったところを拳銃で2発撃たれたのだという。
以前やはり長崎では本島市長が銃で撃たれて大怪我をした事件が起きた。被爆地の市長として日本政府やアメリカ政府にきちんと言うべきことを言われる市長が続けて銃撃されるというのはどういう事態なのだろう。
銃による事件が続けて報道される今晩のニュースはとても重たい。こういう事件をなくしていくためにどういう手立てが必要かを人間の理性で考えていかなければならないのだろう。
写真は映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」のDVDの表の画像。よく見るとボウリングのピンの下に銃弾が並んでいる。コワイ・・・・・・。
追記
翌朝、伊藤市長が大量出血で死亡というニュース。全ての犯罪被害者を悼みたい。
日本も危険な世相になっていると思います。
>日本も危険な世相になっていると思います.......沖縄県知事選で現実派が勝った時から大きく舵を切ったように思います。アメリカに従属しながら(対等だと思っている人が多数?)日本はうまく生きていくしかないというのが今の日本国民の多数派になっているような気がします。対等な国になっているというイメージで対等に軍備をもつ国になろうという憲法改正も通る確率の方が高くなっているし・・・・・・。
格差社会は仕方がないということで職業として自衛隊員になっている人が戦争に行くのは他人事ということに感じる人が多いとしたら、本当に嫌な国になってしまいます。こんな国には誇りがもてません。本当に素晴らしい文化を持つ国なのに残念な思いでいっぱいです。