9月秀山祭の感想をそれも遅ればせながらアップしてから10日も経ってしまった。いつものように仕事に行って、帰宅して娘にご飯を食べさせて、舞台や映画を観ていたが、ここのところの寒暖の差の大きさで風邪をひき、ブログに記事アップまでは力が残っていなかった・・・・・・。
今月の観劇などの予定はしっかりとこなした。
さらに、一応、大学受験をすることになっている娘のセンター試験の出願手続きにも巻き込まれ、いろいろ手伝うハメになった。10月半ばのオープンキャンパスにようやく娘一人で行ってきてその気になってはいるようだが、「かまってかまって」症候群も出てきたりとテンションのアップダウンが激しい。
それに対応したりしながら、合間には「ツレがウツになりまして」と「僕たちは世界を変えることができない」もしっかり観ている。いずれもなんだかんだと一人で観るハメになったが両方ともしっかり泣かされてきて満足もした(^^ゞ
今日も今日とて二人とも昼まで寝ていたが、ようやく起き出して1000円のヘアカットに連れ出した。明日、私は散策企画に、娘は東京ビックサイトのイベントにいくので、その前に二人ともさっぱりしてこようという作戦!自転車で近くの西友の1階にQBハウスがあるので、黄色ランプ点滅状態の店に飛び込んだら30分後には終了!
その足で映画を観に出かける。二人とも今日はあまり体調がよくないので、駐輪場に寄ってから電車で出かけるが、当初は浦和のユナイテッドシネマで「三銃士」を観るつもりだったのが、どうにも間に合わないということで急遽変更。MOVIXさいたまで「ステキな金縛り」を観ることにして反対方向の電車に乗って新都心へ!イベントで大混雑の駅頭を抜けてコクーンモールへ。
ベーカリーカフェで軽食をとって、行ってみヨーカドーで娘の買い物、そして映画と、よくある休日のパターンへ。映画の後はスーパーのライフで食材や惣菜を買って家で御飯。食事の友は録画してあった先週のドラマ「塚原卜伝(つかはらぼくでん)」。第4回の対戦相手は白戸家のお兄さんだった。面が割れた時にすぐにわかったので娘に驚かれた。どうだい、エッヘン(笑)
【ステキな金縛り】脚本と監督:三谷幸喜
三谷幸喜の舞台はPARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」しか観ていない。映画も好きな作品とそうでもない作品に分かれる。「有頂天ホテル」はまぁまぁ面白かったが、3年前の「ザ・マジックアワー」は予告編を見ただけでスルーと決めた。さて今回の「ステキな金縛り」は予告編を見ただけで私も娘も観ようと決定していた。いつもの常連出演陣に加えて新しい顔ぶれも加わって豪華なキャストに心惹かれ、ストーリーもこれなら安心して観ることができそうという感じがした。はずれても映画ならそんなに「金返せ」状態に陥らないので安心だ(笑)
ハイ、ひとことでいえば、期待を裏切らない面白い作品だったということ。三谷幸喜自身も言っているが、まさに「コメディなんだけれど、法廷サスペンスでもあり、最後は感動ドラマで終わる」。実にヘンな話なのだが、出演者が大真面目にそして楽しそうに演じているのを観ているこちら側も嬉しくなるという、実に他愛なく、その他愛なさがまた楽しく切ないドラマになっている。
主役の深津絵里と西田敏行のコンビはもう最高だった。主題歌まで二人で歌ってしまっているのもよい。冒頭の写真は二人の姿をうまくレイアウトしたプログラムの表紙。
無実の罪で斬首された無念さで成仏できない落武者の幽霊に、無実の罪を着せられようとしている被告のアリバイ証人を頼む弁護士という設定は10年前に着想したとのこと。こういう熟成された物語が満を持して産みだされたことがよかったのだと思う。
霊界からの幽霊召喚人の小日向文世の白のスーツ姿がカッコよすぎるし、真犯人から幽霊の除霊に雇われた陰陽師の末裔が市村正親、幽霊が見えて悲鳴を上げる女で篠原涼子も出演って、隅から隅まで美味しいキャスティングなのも「お得感」たっぷりでよい。
明日はまた新都心に集合して散策企画なのでガンバロー。