ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

08/08/26 オペラ「アイーダ」DVDの予習に2日がかり

2008-08-27 23:58:56 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

今年の納涼歌舞伎で話題の「野田版 愛陀姫」を観るにはオペラ「アイーダ」をDVDなどで観て予習することを決めていた。7月の歌舞伎座千穐楽でオペラにも造詣が深いブログ仲間さんにDVDをお借りしていたのに、やっぱり観劇直前の予習となってしまった(^^ゞ
8/27の千穐楽の直前2日がかりで前半と後半の2幕ずつ、字幕をつけながらしっかり観た。
ウィキペディアの「アイーダ」の項はこちら
オペラ以外の舞台化にもふれてある!①ディズニー製作のミュージカル、②宝塚歌劇団星組の「王家に捧ぐ歌」、③今回の歌舞伎「野田版 愛陀姫」!!

予習で観たのは写真のDVD。1989年10月メトロポリタン歌劇場公演のライヴ収録盤
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
アイーダ:アプリーレ・ミッロ
ラダメス:プラシド・ドミンゴ
エジプト王:ディミトリ・カヴラコス
アムネリス:ドローラ・ツァーイック
ランフィス:パータ・プルチェラーゼ
アモナズロ:シェリル・ミルンズ

夜ご飯を食べながらしか時間が確保できず、娘に文句を言われながらもつきあわせた次第。母娘とも高校時代に合唱部に在籍したことがあるので、まぁしぶしぶだが我慢してくれたという次第。
一番の文句は「美人役のデブのアップは見たくない」と散々。確かにアイーダ役もアムネリス役も二の腕ムッチリでアップは苦しいが、歌唱は迫力だった。
ラダメスのドミンゴはもともと好きなので馴染みやすかった。

メトロポリタン歌劇場公演ということで豪華で派手派手な舞台装置。凱旋行進曲の場面では本物の馬に引かれた馬車でラダメスは凱旋してきた。
しかし1幕・2幕は話の展開も遅く、特にエチオピアに勝ったエジプト軍の凱旋とそれを祝う王宮の場はバレエなどの場面も入って冗長。睡魔と闘いながら見ていた。
2日目の3・4幕は話もどんどん進むし、登場人物がからんで緊迫しての二重唱なども多く見応え聞き応えがある。アイーダのミッロと父アモナズロのミルンズの場面からぐいぐい引き込まれた。

「アイーダ」という作品は物語としてはわかりやすいが、あまりドラマチックな展開がないと思った。それを祝祭的場面などもあり、音楽的にもいい曲がけっこうあるので全体としては人気があるのだろうと思えた。

今年の2月頃の「アイーダ」のBunkamura公演の宣伝の新聞記事の切り抜きをとってある。野田秀樹がヨーロッパに滞在していた時にオペラをよく観るようになり、「アイーダ」も観たが伝統的な演出では「途中でうとっとなった」と語っている。その時に歌舞伎化の構想にも触れていた。野田秀樹も眠気を催すのだから、私が眠くなっても無理がないとホッとした。

さて、そういう私が「野田版 愛陀姫」を観た感想は・・・・・・後日に続く!