『オッフェンバックの魔法』を熟知していた 松尾香世子 + 西塚巧!
フランスオペラの伝統は 猫頭ヒョーロンカ = 私高本 は、はっきりわからんところがある。ベルリオーズオペラとかよくわからない><
だが、オッフェンバックが創始した「オペレッタ」、もっと細かく言えば「フランスオペレッタ」の伝統は理解している、と思う。さらに言えば、「ウィンナオペレッタ」や「ベルリンオペレッタ」は「フランスオペレッタ」を手本にしたので、言語の相違(フランス語とドイツ語)こそあれ、同じだと思う。ああ、イギリスオペレッタも(深くは研究していないが)同じ方向。
最も大切なのは「フランス語の言葉の強勢」に合わせて、『語っているかのように聴衆に語りかける』歌
これは「言うに易し、行うに難し」なんだよね、評論家は書けば良いだけだから(私高本も含めて)簡単に書くが。
石坂宏指揮のオケは「歌伴徹底」がそれはそれは徹底されていた。後述するが「アホなホルンのフォルテの嵐」の妨害にも関わらず。一瞬たりとも「ソリストの声が聴こえない」瞬間は訪れなかった。オケ機能は不完全だったにも関わらず(涙
「ホルン1番」が、冒頭からコケまくり、しかも「ピアノが吹けない大バカ」
だった。こんな「バカホルン」は在京オケ(オケ連加盟)では聴いたこと無いほど! 石坂も持て余した様子。このホルンは、pp が吹けない。こんなバカ起用するなよな(怒
石坂も困ったことだろう。石坂は「歌手最重点映え路線」で振った。歌手陣は歌い易かったことだろう。一瞬たりとも「かぶった」ところ無し、だった。だが「新国立劇場オペラ最高の指揮」に迫ったか? と言われれば、躊躇する。
(後編は後日必ず掲載します。予定は2/15または2/16)