シューベルトCDの紹介も「5枚組以上のジャンル」全てが終了したので、本日号は、5月4日(日)13:00から 東京駅丸の内北口「ニッセイプラザ丸の内」で開催される
で、佐伯周子が演奏する ピアノソナタ第15番ハ長調 D840第3楽章の終結部について述べてみたい。
舞踏楽章は「スケルツォ」または「メヌエット」と表記される。第1楽章や第4楽章に比べて、(作曲着手した時は)完成される率が極めて高い。
・・・と言うか、
が実情!
これが「ピアノソナタ用舞踏楽章」の全てである。組合せがはっきりしない楽章もあるが、【D840/3以外は全部完成している】が特徴。
D571+D570 や D625 のように両端楽章は仕上げられていないのに、舞踏楽章だけ完成しているソナタも複数ある!
上記全舞踏楽章を聴けば誰でもすぐわかるのだが、シューベルトの舞踏楽章主部は必ず冒頭主題にて終結する鉄則 が存在する。大半の曲は「同じ高さにて再現」するが、ごく稀に「異なる声部で再現」する曲(例 : D958)もある。だが「2番目の主題で終わることは決して無い」のだ!
D840/3 は2つの主題から成り立っている。
フランツ・シューベルト・ソサエティ ミニコンサート(無料)
で、佐伯周子が演奏する ピアノソナタ第15番ハ長調 D840第3楽章の終結部について述べてみたい。
シューベルトの舞踏楽章主部は必ず冒頭主題にて終結する鉄則
舞踏楽章は「スケルツォ」または「メヌエット」と表記される。第1楽章や第4楽章に比べて、(作曲着手した時は)完成される率が極めて高い。
・・・と言うか、
D840 以外の「ピアノソナタ用舞踏楽章」は連弾ソナタも含めて全曲完成
が実情!
- D334(1815)初稿?
- D157/3(1815)第2稿?
- D277A(1815)初稿?
- D279/3(1815)第2稿?
- D566/3(1817)
- D459A/2(1817?)
- D570/1(1817)
- D575/3(1817)
- D593/1(1817)初稿?
- D593/2(1817)第2稿?
- D625/2(1818)
- D812/3(1824)
- D845/3(1825)
- D850/3(1825)
- D568/3(1826?)第3稿?
- D894/3(1826)
- D958/3(1828)
- D959/3(1828)
- D960/3(1828)
これが「ピアノソナタ用舞踏楽章」の全てである。組合せがはっきりしない楽章もあるが、【D840/3以外は全部完成している】が特徴。
D571+D570 や D625 のように両端楽章は仕上げられていないのに、舞踏楽章だけ完成しているソナタも複数ある!
上記全舞踏楽章を聴けば誰でもすぐわかるのだが、シューベルトの舞踏楽章主部は必ず冒頭主題にて終結する鉄則 が存在する。大半の曲は「同じ高さにて再現」するが、ごく稀に「異なる声部で再現」する曲(例 : D958)もある。だが「2番目の主題で終わることは決して無い」のだ!
D840/3 は2つの主題から成り立っている。
- 第1主題呈示 1~12小節(12小節)
- 第2主題呈示 13~18小節(6小節)
- 第1主題装飾確保 19~30小節(12小節)
- 第2主題確保 31~38小節(8小節)
- 展開部 39~74小節(36小節)全て 第2主題の動機展開
- 再現部第1主題 75~80小節 ← ここで自筆譜が作曲中断されている