Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

2014.05.25佐伯周子リサイタル演奏曲順変更(No.2386)

2014-05-23 22:09:17 | ピアニスト・佐伯周子
 表題の件、以下の通りに決定した。

佐伯周子 2014.05.25(Sun)シューベルト「自筆譜に拠る演奏会」第1回演奏曲順



  1. 6のドイツ舞曲 Brown Ms.54(1824.10)D820


  2. 12のエコセーズ Brown Ms.44(1823.01)D781


  3. 20のレントラー Brown Ms.34(1818-20)D145+D366+D970


  4. 12のトリオ付きドイツ舞曲 Brown Ms.9(1815) D135+D139+D145+D146


  5. ピアノソナタ第17番ニ長調作品53 D850(1825.08)



 本日、「通しの最終リハーサル」を実施した。チラシに掲載した通りの順序(舞曲は作曲順)で行ったのだが、『順を進むにつれて濃度が上昇』が明らかだった。試しに、舞曲集4集を弾き終えた後に、Brown Ms.34 を弾いてもらったら、表情が濃くなること!!!

 ・・・ってワケで、

舞曲に関しては、「シューベルト最後期の舞曲集 → シューベルティアーデ開始直後の舞曲集」順 に変更


と相成った。


 尚、一番の聴き応えは、「ピアノソナタ第17番ニ長調作品53D850」であった。このシリーズ初の「同曲同版再演」となる。ブレンデル(とその一門徒弟)が貶す第1楽章を、これほど鮮やかに弾き切れるピアニストは他にいない! と感じる。また、第2楽章の「哀愁」、第3楽章の「リズムの饗宴」、第4楽章の「軽やかさの中に突然現れる慟哭」も、『シューベルトの意図通り』に再現される。我が家のピアノは小さいので、低音が不足していた可能性は高い。だが、これだけの演奏を弾き切る「シューベルト弾きピアニスト」は他には想像できない。


 う~ん、アンコールは聴いていないんだが、何なんだろうか???

コメント
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