Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

続編:2012.05.26 スダーン指揮東京交響楽団第600回定期演奏会批評(No.2058)

2012-05-27 21:03:58 | 批評

「はじける直前のモーツァルト交響曲の面白さ」を徹底して伝えてくれた「スダーン + 東響」の「ハフナー交響曲K385」


  どうしても書き残したいので、簡明に書く。「スダーン + 東響 のモーツァルト」では「ティンパニ が古楽様式の楽器」が用いられる。さらに付け加えれば、「1番フルート(だけ)木製フルート」が用いられた。これが『極めて効果的!』だったのだ! (マーラーではどちらも「通常タイプ」を同じ奏者が演奏していた。)

スダーンは『モーツァルトでは、オリジナル楽器奏法』を基本的に選択する指揮者


であるが、弦楽器のビブラートは極めて少なくするが皆無では無い。「装飾音」は加えない。これで

極めて新鮮なモーツァルト像が浮かび上げることができるのが「スダーン + 東響」の現在


である。「シューベルト交響曲」をテーマにしていた時代に比べて、木管 + ホルン(=木管5重奏)のアンサンブル力がはっきり上がっており、特に両端楽章でのアンサンブル力が素晴らしい効果を挙げていた。これほど素晴らしい「ハフナー交響曲」をナマで聴いたのは初めてである。スダーン + 東響、ありがとう。
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