Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

9月10&11日 堺シティオペラ「妖精ヴィッリ&ジャンニ・スキッキ」(No.1909)

2011-08-02 23:40:46 | 演奏会案内
 昨日&一昨日と、大阪に日本ドイツリート協会の催しを聴きに行った。「ゲーテ」についての講演(公演ではないよ!)が主で、演奏は補足のような形式だった。岡原慎也(p)も老田裕子(s)小玉晃(br)も素晴らしい演奏だったが、演奏時間が短かった。「もっと聴きたかった」が偽らざる感想。老田が歌ったヴォルフとシューマンは、シューベルトが同じゲーテの詩に付けた曲ばかり聴いていたので、「同じ詩の曲」と認識したのが、聴いた瞬間だった。あぁ、私高本の「猫頭」は何とかならんものか?


 さて、来月も大阪に行くことにした。

堺シティオペラ「プッチーニ:妖精ヴィッリ&ジャンニ・スキッキ」を両日ともに聴く


ことにした。リンクを貼っておくので、興味ある人は覗いて下さい。名前の通り、大阪府堺市の公演です。聴きに行く理由は、去年の「老田裕子の椿姫」を聴きに行って、「あまりの出来の良さ」にぶっ飛んだ、からである。実は「岡原慎也以外」で名古屋以西に演奏聴きに出かけるのは生まれて初めてだった公演(藁
 間違えないで頂きたいのは

  1. 老田裕子の「ヴィオレッタの出来」も抜群に良かっただけでなく


  2. オペラ公演全体の出来が極めて高い水準だったこと!



にある。実はヴェルディ「椿姫」は大好きな演目なので、随分と聴いた。高い席で聴いたり、安い席で聴いたり(爆

菊池彦典指揮 + 岩田達宗演出 ヴェルディ「椿姫」は、既に「藤原歌劇団」で聴いていたが、それを遥かに上回っていた!


これは、「カルチャーショック」だった。この公演を聴きに行く前から糖尿病管理が悪く、「両眼性複視」が出ていたのだが、暗い舞台を感動の余り凝視したせいか、公演終了直後に南海電鉄に乗った時には、「世界中が2つに見える」状態だった。シューベルト「冬の旅」末期の状況。あの人も糖尿病だったと思うよ(爆


 その後「老田裕子」を聴きに大阪に2度足を運んだ。「堺シティオペラ定期公演」も聴き逃したくない。「藤原歌劇団の椿姫」を越す、って(堺市の人にはピンと来ないかも知れないが)東京の聴衆には、「えっ、マジかよ?!」って感じだろう。(年明けには「糖尿病性両眼複視」は治ったのだが)批評は結局「落としてしまった」ことをここにお詫びします。明日死んでいても医者は誰も不審に思わない状態なので、お許しのほどを!

 9月の健康状態は確約できないが、8月初の状態が続けば良好(なハズ)。

プッチーニ「妖精ヴィッリ」は関西初演!


とのこと。関西の読者でオペラに興味ある人は是非是非聴いてほしい。(関西にブログ読者いるの?)

 1言だけ加えておけば

プッチーニの「完成したオペラ」の最初と最後!


になる。「妖精ヴィッリ」の『高い水準の公演』は、これを聴き逃したら、いつになるかは全くわからない、と正直思う。キャスティングに関しては全くわからない、ので両日聴くことにした。
コメント
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