Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

なぜ ニ長調ソナタ作品53D850 は人気が低いのか?(No.1622)

2009-02-06 22:57:12 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
 昔々、「ブレンデルの1回目のシューベルト選集1822-1828」(1978発売)を購入して聴いた時からの疑問が表題である。

 ニ長調ソナタ作品53D850 は名曲中の名曲である。ブレンデルの録音も3回あり、どれもが素晴らしい。ニ長調ソナタの録音は、「フィリップス旧録音」「テレビ放映用録画」「フィリップス新録音」の順に3度ある。どれもが素晴らしい出来である。


 ・・・が、ナマで「ブレンデルが弾くシューベルト ニ長調ソナタ 作品53D850」を聴いた人は数少ないだろう。少なくとも日本から1歩も出たことのない人には無理である(爆

ブレンデルは シューベルト ニ長調ソナタ作品53D850 を1回も日本ではナマで弾かずに引退したから


である。
 変ロ長調ソナタ(D960)やイ長調ソナタ(D959)は、すさまじい回数を演奏してくれたのだが > 日本公演
 海外の公演を調べても ニ長調ソナタ作品53D850 はほとんど演奏されていない(爆

 相当に危険な曲なのであろう。「シューベルトピアノ曲の伝道師 = ブレンデル」でさえ、ほとんど弾かなかった曲である。
 何か問題があるのか? ここについて、折角の機会なので、述べたいと思う。
コメント
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