ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

ゲド戦記@イオンシネマ久御山

2006-08-18 05:00:09 | 映画感想
話題のゲド戦記、見てきましたよ。23時50分からのレイトショー。
さすがに人が少ない。うーん、気持ちいい♪

超大作ファンタジーの映画化ということと、宮崎吾朗氏初監督という事で各方面で話題になっているわけですが、まぁどうでしょうね。
たとえばジブリ映画として変わるのは必然。変わらないところもあるのも当然。まぁ、話題どうのこうの抜きにして感想なんぞ。

まず端的に言って映画全体のストーリーの起伏が少ないかなと。最後に山場が来るのは当然としてそれまでの展開が坦々としていた感じがしました。その部分は見ていて飽きが来る人もいるかも。
それとテーマだなぁ。何がテーマなのかわかりにくいようでいてわかりやすい。ん~、たとえばテルーの「命をそまつにするやつなんて大嫌いだ」だっけかな、そのセリフにあらわれているように生と死がテーマであることは疑いないわけ。死ぬという事を知っているからこそ生きるという事が大事なのだと諭すゲドのセリフとかね。
その一方で世界がおかしいという環境の問題をにおわすような冒頭部分、最初の町でアレンが感じる人々の心の荒廃。クモがいうように環境を破壊したのは人間だという指摘なんていうのがあって、そこら辺りがテーマなのかと実は思っていました。併せて竜の存在。竜が何者かを象徴してそれをメッセージとして投げかけているのかとも思うけど、頭が悪いのでそれがなんだか解らずじまいだにゃ。
それと、ポスターに書かれた「見えぬ物こそ」という言葉。金子みすずの詩に「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」という一節があって、それが思い出されるのだ。ゲド戦記ではこのセリフで何を言わんとしているんだろう、って思いながら見ていたんだけど、これも解らずじまい。まぁ、解釈としてはいくらでも好きなようにできる言葉だから何を当てはめても良いんだけど。例えば影の存在とか(っていうか、はっきり見えすぎるくらいだったな、むしろ)

今回、もっともジブリらしいと感じたキャラはなんと言ってもクモ。剣を抜いたアレンに追いつめられ、素の部分を露呈するところからとたんにジブリっぽくなってなんだか嬉しかった。
他にはジブリっぽい遊びの部分が感じられなかったかなと、真面目なんだねって感じ。嫌いじゃないけど淋しい。

ストレートな物言いは決してスマートではないけど、それでも好感が持てたというの新しいジブリ作品への感想かな。

そーかー、谷山浩子さんが書いた曲なんだ。(ちょっとツボ)

ゲド戦記@イオンシネマ久御山の画像



スカイメイツ1stMaxiSingleレコ発ツアー@梅田Shangri-La

2006-08-12 03:19:03 | ライブレポ
タイトル「Summer Time Sunny Dance ~犬パッションに包まれて~」
出演 Loco-Passion・DOBERMAN・赤犬

そうですね。主役であるはずのスカイメイツがかすんでしまいました(泣)。

出演順に
「Loco-Passion」
初めて聞くロコパッション。演奏の感じは好き。管がぶっとい。想像通りのラテン色をにじませた曲調は基本的に儂好みです。
まぁ、まだ一発目で会場も暖まってなかったからっていうのもあるし、明らかに他バンド目当てですって空気を醸してる人とかもいたから気持ちはわかるけど、手拍子とかハンズアップとかそないさせんでもええんちゃう?って思った。
あの演奏やったら客に任せて置いたらそのうちに自然に盛り上がる空気も作られてくるんぢゃないのかな。まぁ、その為にはある程度ネームバリューが上がらなくちゃいけないのだが。あと、メンバーがさせる振りで明らかに曲に合わない感じとかあるとちょっとね。。。

「DOBERMAN」
ライブ友達と合流。
まぁ、ドベ犬はそりゃぁ踊るでしょう?っつーても途中まで大人しくしていましたが。場所が場所だったのでね。

「赤犬」
赤犬様のライブだー!去年6月@ファンダンゴ以来。いきなり一発目「U.N.C.O.」やりますか? 心の準備出来ておらず、最初のU.N.C.O.とかやりそこなうし(笑)ゼニゲバラとかユメ喰うなとか聞いてたら、そうそう赤犬こんなんやったわ~って妙な感慨がわいてきた。そんなに久しぶりか?って自分でつっこんでるし。
赤犬実はレコーディング中らしい。12月には2デイズワンマンらしいやるなぁ。今日のネタはよくわからなかった(ええ、勉強不足です)

で、「スカイメイツ」
スカイメイツこそ久しぶりなんだよなぁ、前はビートクルセダーズとスプリット出した時のツーマン以来。そう、メンバーチェンジ以前なのです。3名の脱退と偉人ユキヲさんのお別れがあってから初めてのスカイメイツ。
長かったよ~待ってたよ~。新メンバーになって新しいアルバムとマキシが出ていて、メンバーチェンジによる変化も伺えたけど、そんな事よりもスカイメイツがまたライブに来るという嬉しさの方が先です。
でやっぱりね。ギターもボーカルも変わってるわけで前とは違うんよね。あ、違うんだってところでまずガツンとやられた気分。何しろまずボーカルが男から女へ。変わらないわけがないです。でもあつよしくんが「新しいスカイメイツを聞いてもらう」って言って、そうだ新しい(今までとは違う)スカイメイツなんだって思ったあたりから全然気にせんと楽しめました。
ただCDで聞いて解ってた事だけど、以前のような遊び心が曲から感じられなくなったような気がしてそれは結構寂しい。あつよしくんも一生懸命やってる感じが健気だけど、もっと余裕こいてやってもいんじゃない?

輪をかけて、ドーベルマン・赤犬の後。正直トリやというのにお客さんは引いていくし、百戦錬磨の前の2バンドに比べ何というかぎこちないし素人っぽいし頼りない。あぁなんか見ていて辛いなぁて思っていたら最初のMCで「先の3バンドの後でなんか」「やりにくいよね」「自分たちでハードル上げちゃったね」のほほんと曰う。あぁ一気にほぐれました。「いやぁ、ぐだぐだでごめんね~」いいんです、ぐだぐだ最高!
なんだろうね、逆に気取らないそんな感じがいいんよ。そうだ、昔からスカイメイツは気取らないで楽しげにやってるから好きやったんよね。そういう意味では新ボーカルのりのちゃん、いい味出してます。
てなわけで、不安と安心の入り交じる本日のライブ。
まぁ、応援しますよ、もちろん。だって好きやもん。

明日は京都。仕事なので行けません(涙)
画像はスカイメイツ1stマキシ。

シャングリラ、一周年なんですね。

スカイメイツ1stMaxiSingleレコ発ツアー@梅田Shangri-Laの画像



笑う大天使@京都シネマ

2006-08-09 00:01:58 | 映画感想
川原教授の同名タイトルの映画化。
コミックスで言うと1、2巻に史緒さん&殿下のエピソードを混ぜて若干オリジナリティーを加えたもの。

最初予告編で見た時はたまげた。
なんかドタバタの安っぽい中途半端ギャグ映画になってそうな予感プンプンで、かーはらコミック愛読者的には寧ろ見に行くの躊躇してしまうイメージ。
ま、しかし、公開が近づくに従って意を決したわけですよ。

結論から言うとね。もうバカバカしくて最高ッス。まぁよう考えたらもともとがナンセンスストーリーなんだから、こういう帰結になるのも想像がつくっちゃぁつくんですが。
なんつっても広川太一郎さん(ナレーション)ですよ。この映画を成功に導いてるのは。あの飄々としたナレーションが好き。それが見事にはまったなぁ。

<ネタばれ>
大胆なのは(あ、制服のデザインは除いてね)島がまるごと学園?みたいになってるとか、それに学園専用列車で通うといった設定。ホグワーツ急行かっつーの。あじの開きをおチキンおラーメンに代えたのはしょうがないか、今を時めく上野樹里に開きをくわえさせるわけにいかないもんなぁ。
ダミアンは実はそうだったのか!とか。
特にダミアンは映画の中では特別な存在やなぁ、なんで当たり前のように学園内うろうろしてんねん?ダミアンの正体が・・・だとしたらなるほど、アークエンジェルの乙女達にしかその姿は見えないわけだ。ふむ、奥が深い。

まぁ、内容的には多少の不満はあります。
ロレンス先生にはもっと流暢な日本語をしゃっべっていただきたかったとか、やっぱりユダは男やろとか、どう見てもハウステンボスやん!とか。一臣さんはどうもミスキャストではないのかとか(頑張って役作りしてるのは認めましょう)。

まぁでも原作にも共通するナンセンスさは崩さずに楽しめる映画で安心。
ミカエル、今回は史緒さんが中心(今回も何も原作だって中心なんですが)原作では俊介さんと和音さんの関係とか、和音さんとこのおうちのエピソードとか、ハルさんとルドルフの話とか。奥の深いストーリーもあるんよねぇ、そんなんも映画になると楽しいのになぁ。
あ、私は個人的に白薔薇の君と孝史さんのラブストーリーが気になりますが。

笑う大天使@京都シネマの画像



スカポンタス@Apple Store心斎橋

2006-08-05 23:21:02 | ライブレポ
近くのBIG CATであったフリーライブ。あのだまし討ちのような(フリーとはいえ3曲、過去の日記参照☆)ライブから半月、普通のインストアでした。(っていっても6曲かな、あんま変わらないって? なんで倍やで倍っ!)

お客さんはちょっと少な目か。
そーいやぁ、前にカットマンブーチェでも思ったけど、あの心斎橋のアップルストアでのライブスペースちょっと考えた方がいいんちゃうかな。だって演奏聞いてたらモロお店の入口塞いでしまうし。まぁ、道行く人へのアピール度は高いだろうけど。

えっと、曲は何やった?
(って、誰に聞いてんねん、上)
確か「ケミトンネルをぬけたら」「メリーゴーランド」「シアワナヒカリ」「カリプソング」「SKA BOMB」。「SKA BOMB」とか懐かしい~!
あれ、5曲やったっけか?ん~忘れた。

またアップルストアでするとかしないとか、ゆうたのMCいつになくぐだぐだやったんが印象的。

そうそう、今回のライブが初めてやったかも知れません「まいど」やんなかったライブを見るのは。ちょっと寂しい。
まぁね、次の日はオーサカキングのライブがある(行けません、涙)から、ホントの盛り上がりはそっちに取って置いたのかも知れないけどね。くー。

多少盛り上がりには欠けたものの、やっぱりスカポンタス、いいよなぁ。単純に曲が楽しいです。
次のワンマン&アルバム発売決定っ! もちろん時間が許せばいきますよん。

スカポンタス@Apple Store心斎橋の画像



ビューティフルハミングバード@タワーレコード心斎橋店

2006-08-05 13:50:30 | ライブレポ
やってきました!怒濤のライブ三件はしご☆ っつーても2つはインストアですが。。。

で、初っぱなはこちら。心斎橋のタワレコであったインストア。
ほんでもって、タワレコついて知りました。ありゃぁー、タワレコ心斎橋今月いっぱいで終わりなのね。うみゅ、アメ村出た時に時間つぶしできる場所が減るなぁ。。。
そんな感慨にふけりながら待つ事数分、始まるインストア。

実はビューティフルハミングバード、一度も聞いた事無い。音源もゼロ。
なのになんだかしらんがいろんなとこのコンピで名前見るので何故か認識はしていたという。不思議なバンドです。
って、ライブ始まったらボーカルの感じも不思議なイメージ。

基本アコースティック。田畑さんのギターで唄う小池さん、っていう図式。
小池さんの歌い方、なんとなーく予想していた感じに近かったな。高い透き通った声で蕩々と唄う感じ、でも決しておなかに力が入ってなくって表面的な部分をなぞるような歌い方なのだ。あー、マス化した言い方で言うと癒し系か?
なんやろ?って思っていたら彼女、コーラス隊出身だそうな。ちょっと納得。
好きな人にとっては心地よいでしょうね。声は綺麗に頭上を突き抜けていくから響きは心地よいです。でも、決して上手って感じではないかな?(タクシーの運ちゃんに圧倒されて緊張したのだろうか)

インストアはそんなに人が集まってなかったけど、足を止めた人はみんな最後まで聞き入っていたって感じやな。

アルバムのジャケットははちどりだけぢゃなく、沢山の鳥の絵。
あれもちょっと足を止めたくなる。

ビューティフルハミングバード@タワーレコード心斎橋店の画像