ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

笑う大天使@京都シネマ

2006-08-09 00:01:58 | 映画感想
川原教授の同名タイトルの映画化。
コミックスで言うと1、2巻に史緒さん&殿下のエピソードを混ぜて若干オリジナリティーを加えたもの。

最初予告編で見た時はたまげた。
なんかドタバタの安っぽい中途半端ギャグ映画になってそうな予感プンプンで、かーはらコミック愛読者的には寧ろ見に行くの躊躇してしまうイメージ。
ま、しかし、公開が近づくに従って意を決したわけですよ。

結論から言うとね。もうバカバカしくて最高ッス。まぁよう考えたらもともとがナンセンスストーリーなんだから、こういう帰結になるのも想像がつくっちゃぁつくんですが。
なんつっても広川太一郎さん(ナレーション)ですよ。この映画を成功に導いてるのは。あの飄々としたナレーションが好き。それが見事にはまったなぁ。

<ネタばれ>
大胆なのは(あ、制服のデザインは除いてね)島がまるごと学園?みたいになってるとか、それに学園専用列車で通うといった設定。ホグワーツ急行かっつーの。あじの開きをおチキンおラーメンに代えたのはしょうがないか、今を時めく上野樹里に開きをくわえさせるわけにいかないもんなぁ。
ダミアンは実はそうだったのか!とか。
特にダミアンは映画の中では特別な存在やなぁ、なんで当たり前のように学園内うろうろしてんねん?ダミアンの正体が・・・だとしたらなるほど、アークエンジェルの乙女達にしかその姿は見えないわけだ。ふむ、奥が深い。

まぁ、内容的には多少の不満はあります。
ロレンス先生にはもっと流暢な日本語をしゃっべっていただきたかったとか、やっぱりユダは男やろとか、どう見てもハウステンボスやん!とか。一臣さんはどうもミスキャストではないのかとか(頑張って役作りしてるのは認めましょう)。

まぁでも原作にも共通するナンセンスさは崩さずに楽しめる映画で安心。
ミカエル、今回は史緒さんが中心(今回も何も原作だって中心なんですが)原作では俊介さんと和音さんの関係とか、和音さんとこのおうちのエピソードとか、ハルさんとルドルフの話とか。奥の深いストーリーもあるんよねぇ、そんなんも映画になると楽しいのになぁ。
あ、私は個人的に白薔薇の君と孝史さんのラブストーリーが気になりますが。

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