ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

OTODAMA'11-'12〜音泉魂〜@泉大津フェニックス

2012-09-09 01:14:42 | ライブレポ
去年は台風で中止になって二年越しの開催。しかも2DAYS!

いや、儂は去年はライブ自粛の身だったし、今年も1日しか参加してないんだけど。。。

とりあえず、当日の行動記録です。

朝、遅刻する(笑)
8時くらいには家出ないと間に合わないとわかっちゃいたが、まぁいろいろあるわけさ。

というわけで、到着は11時を15分くらい回ってた?大浴場のモーモールルギャバンは早々に諦めて

・イヌガヨ(SET YOU FREE テント)

いや、これもすでに始まってたんだけどね、まぁ入り口やし。
今回気づいた事の一つ。ハスキーなボーカルは儂は基本的に好きじゃないと思っていたんだけど、実はそんなことない。ただし、ライブに限る(苦笑)。
イヌガヨ、なんかいいのだ。なんかまだ初期衝動を引きずってがらがらやっている感じが何ともくすぐったくって良い。

友人と合流しようとしたがわからず、もういっぺんセッチューテントに戻って、

・セックスマシーン(SET YOU FREE テント)

朝から飛ばすよな、セッチューテント。
今回もマイクコードの限界に挑戦する森田くん。露天風呂のビートモーターズに音量で挑戦させる森田くん。挑戦者であり続ける森田くん。Sing a ROCK!(ですよね?)

というわけで、無事に友人とも合流。monobrightを聞きたいがもう少し時間があるので三再びセッチューへ

・ラディカルズ(SET YOU FREE テント)

ルックスは所謂ギャルバン(って、最近言わないのか?)3ピース。ドラムのコがカワイイ(だから?)。結構いい感じのテンション、コーラスのハモリがちょっと気になったくらい?悪くはない。

・monobright(露天風呂)

ようやくOTODAMAのステージへ。
ヒダカさんが入ってから始めて聞くモノブライト。いや、モノブライト自体まだ3回しかライブ聞いてないな。相変わらずひねくれた感じではあるけど、嫌味な感じは全然無くなったなーと思った。でも儂的には以前の初々しさが感じられなくなったのがちょっと寂しい。

・海北大輔(SET YOU FREE テント)

lost in timeの海北さんソロ。
lost in timeはいいと思うんだけど、そんなにちゃんと聞いていない儂です。だから、モノブライト終わってちょっとのぞくだけのつもりだったのに。。。。
メチャメチャいいじゃないですかっ!(>_<)
なんだろう、その人の懐の大きさを感じるような、そんな感じなんですよ。ギター一本弾き語りなのに。いや、だからこそなのかも。
三題噺ならぬ、三題唄。その場で別々の人からお題を募って、即興で歌を作っちゃうと!それを二曲もやった!すげー!しかもフツーにエエ感じの曲!。そんな事毎度ライブの度にやっているって?どんな才能ですか?一体。

・a flood of circle(露天風呂)

カッコいいだけのバンドなら別にどうってことない。
けど、それでいて踊れるというのなら話は別よ。
a flood of circleは以前に二回ばかしライブ見ているはずなんだけど。。。いやいや、なんだよ。こんなに踊れたっけ?自然に体が動くリズムなのだよこれがさ。っていうかねー、見ていて思ったのはこのバンド、カッコいいというよりはなんだかイヤらしいっていう感じと言った方が正しいんじゃないかなと。(褒めてます)

・MONGOL800(大浴場)

不意をつかれた。
「神様」。
キヨサクが呟くように歌う「カミサマ・・・」という歌詞に重ねられる子どもたちの声。ダメだよ、まだ泣く準備なんか出来てないんだからさ。
「神様」と儂らが呟く時、儂らが感じる事ができるのは絶対的な無力感だ。この子どもたちの未来を、もう儂らは神様に頼むことしかできないのか?そんなにもこの国は、世界は、人間はもうどうしようもないのか?それでも、神様。。。と口にせずにはいられない。
この歌が歌うのは希望なんかじゃない、無力感・無常感だ。だからキヨサクは神様に上手に騙してくれと頼むのじゃないか?それでも希望があるとするのなら、この神頼みが叶う事くらいのものだ。でも、儂にはこの歌はそんなネガティブなだけの曲には聞こえないのだ。そう唄いながら、どっかでそうじゃないだろ?とそんな思いを込めている、そんな風に聞こえるんだ。勝手な解釈だけど。
don't worry,be happyだけでは済ませられないのだよな、残念ながら。

・THE TON-UP MOTORS(SET YOU FREE テント)

OTODAMAでしか聞いたことのないTHE TON-UP MOTORS。でももう三回連続で聞いてるTHE TON-UP MOTORS。直前に雨。雨降ってるんだからさ、テントの中に入っておいでよ!一回目の時はスカスカだった観客が、ついにギュウギュウですよ!!!(雨のおかげもあって)。

・筋肉少女帯(大浴場)

THE TON-UP MOTORSと時間がかぶったので諦めてたけど、結構見られたので満足。でも聞き逃した一曲目は「釈迦」かぁ。しかし、大槻さんが倒れた後のインストとか、とてもヘビメタバンドとは思えない爽快感。日本はいつインドになるのでしょう?

・SION & The Cat Scratch Combo(露天風呂)

そしてシオン。
実は最近のシオンを全然聞いていなかったのだけど、去年久しぶりに新しいアルバムを聞いてびっくりした、その声に。ここまでしわがれた声で、それでもまだ歌うのか?っていうか、正直これではライブなんかもう聞くに耐えないレベルだろ?と。正直言ってこれはナシなんじゃないのかと。
大間違いです。あのSIONのオーラ、というか空気感と歌声はセットでSIONなのか。
始まるまでパラパラしていた雨がSION登場と同時に止む。客席の後ろから雲の合間をぬった陽の光がステージを照らす。そして始まった一曲目が「通報されるくらいに」とか!いや、これはやられる。でも、「おっぱいが好きです」という告白は要らないと思います。かっこよさが半減です(苦笑)

・The Birthday(大浴場)

儂が悪いのだ、知っている。でも、期待してしまったのだ、ブッとんだナニカを。
ミッシェルとは違う、当たり前だ。でもチバとキュウちゃんがいるだけで何かありそうな気がするじゃない?比べちゃいけないだろうけど、何年か前のラッシュボールだかで聞いたROSSOの時みたいに、全身に鳥肌が立つような衝撃を期待しちゃってたんだよね。間違いなくかっこいいし、演奏もそつがない。いいバンドばかり集められると逆にこういうこともあるのよ、清水さん(感謝の辞デス)。

・THE NEATBEATS(宴会場テント)

何気に初聞きのニートビーツ。えっ、うそ、ホンマ?と、自分でびっくりです。
ベタベタなロケンローナンバー。踊れ踊れ踊れ!やーん、ここらでちょっと休みたいのに〜^^;

・THE BACK HORN(大浴場)

バックホーンは元々そんなに好きではなかったけれども、いろんなところで聞くにつけじわじわとボディーブローのように効いてきた、そんなバンド。そして、去年からは福島出身というラベルが好むと好まざるとにかかわらずつけられてしまったバンドでもある。儂にとってはキリキリするような鋭い刃物みたいなバンドなのに、目の前で踊り狂うファンの子らの姿を不思議な思いでながめてた。
そして最後の「世界中に花束を」。聞いてたらまた涙が溢れてきて、びっくりした。あぁそうか、この曲は震災後の曲だったんだね。

・Theピーズ(露天風呂)

まったく、バクホンさんたら、ステージの最後に泣く曲なんて困るんですよ、大慌てで涙拭かなきゃいけないし、なかなか気持ちの切り替えがしにくいんだから、ぷんぷん(勝手)。
でも、ほら、次ピーズだから。うっほほーい。だらだらと露天風呂に向かおうとしているところに聞こえる、生きのばしのやり直し(^^)。そうだよ、トモフの言う通りさ!テンポのいい8ビートやっときゃいいんだよ!肉食うー肉食うー肉食うー♪

・サンボマスター(大浴場)

そして、トリのサンボマスター。
サンボマスターは音源も持っちゃいないし、イベントでしかライブも聞いたことがない。ライブで聞くサンボマスターは決して嫌いじゃなかったけど、でも前の方にまで行くような感じではなかった。でもやっぱりここはちょっと近くまで行っておきたい。「I love you &I need you ふくしま」去年リリースされて以来、何度も聞いているけれど、何度も一緒に歌ってみるけれど、その度に涙がこぼれてくるんだ。今年の音泉魂は、これを聞きにきたと言っても過言ではない。山口さんが言うように、この歌は福島が好きなんだ!と叫ぶ歌だけど、別に福島じゃなくてもいい、自分が好きなもの、大切なものを思いながら歌う歌なんだと。でも、その対象は実は必ずしも当たり前のものじゃなかったと気づいた去年、それでも大事なものを歌うその思いのやり切れなさがいつも溢れてくるのだ。

ここに集まっている人が皆同じ事を考えている訳ではない。けれども、ここに集まっている人が曲を通じて似たような気持ちを共有しているこの不思議な感覚がいつも好きなんだ。

今年もありがとう。音泉魂。
今年もありがとう。清水音泉さん。

・四星球(露天風呂)

っと、終わりじゃなかった。風呂掃除があった(笑)
まー、でもすーしんちゅーですから♪

そんなわけで今年も音泉魂に行けた喜び。
来年も行けるといいな。

追記。
帰りの梅田行きバスは、念願叶い男湯さんのカラオケ。そしてトモフの子羊達への忠告。最後の最後までスバラシキカナ音泉魂。