今年最後の映画。っちゅーても、今年映画見てねーよー!数えてみたら6本だ、多分。見た中でベストは「タイムマシンブルース」かなぁ。「日本国憲法」もある意味よかったけど、ちょっとちゃうか。年々見る映画が減ってきてるな(芝居もそうだけど)
でSAYURIである。
まぁ、前評判的には良い。けど、やっぱりひっかかるのは日本を舞台にした、しかも芸姑という日本の文化の中でもかなり特異な分野を外国の人が(アジア系ではあっても)外国の人をつかって撮るってどうよ?みたいな引っかかりがあったわけですよ。まぁ、似たような奴で「LAST SAMURAI」とかね、ありましたよ。あれは細かい設定とか気になる部分はあったにせよ、まだ頷けました。でも今回は微妙。
まず細かい設定とかはいいです。海辺の粗末な小屋がどう見ても日本ぽくなくっても、神社の鰐口がゴーンって鳴っても笑えますから。
大きくひっくるめて言えば花街をこんな風に描くのは下品だと感じたわけです。映画の冒頭で言っていた科白。記憶があやふやだけど「語ってしまってはいけない話」みたいな事いってましたよね。ホント、当にそれなんです、語っちゃいけないんだから語るなよ!みたいな
なんだろーなー、やっぱりねあの世界はわかり易く言えば夢の世界なわけですよ。その世界にいる演者が舞妓さん芸姑さんであって、そこで遊ぶ旦那衆も演技をわかって遊ぶ、それが粋の世界な訳でしょ?そりゃ、役者は役を演じているのであって演じないでいる素の自分がいるのは当然です。でもそれを演技中に見せちゃいけないわけですよ。そんな役者の素顔を(裏側を)見せちゃう無粋さ、下品さみたいなものが鼻につく。おまけに描き方の暗い事。まぁ、演出なんでしょうけど。
舞妓・芸姑は人形だ、ってのを聞いた記憶があるけど「舞妓や芸姑だって人間だ!彼女らにも生々しい感情があるんだ」なんて自分勝手なヒューマニズムを押しつけられているようなそんなうすら寒い気分になりました。
儂は一生花街になんか縁がないだろうけど、やっぱりあれは文化やと思うんです。その文化に対する冒涜だ!と言ったら言い過ぎですか?言い過ぎですね、すいません。
映画化してもらってもいいけど、そんな事に気がまわわる(っていうか、その文化について熟知している)日本人の監督にとってほしかったなぁ。だったら、舞妓さんの身のこなしももっと洗練されて綺麗な映画が撮れたんちゃいます?(主人公が舞妓になる時に立ち居振る舞いを注意されるシーンがあったけど、その後の身体のこなしとか全然気になるもの)
監督さんは「これは確かに日本を舞台にしたものだけど、ファンタジーとして撮った。現実のものとは異なるものとして見て欲しい」みたいな事を言っていたみたいですね。で、これに対しての評論に「ファンタジーやからほんまもんとは違うで、ってゆっても外国の人がこれ見たらこれがホントの日本やと思うんちゃう?」みたいに言ってた記事があって、儂的にはこれに激しく同意。外国の人には見て欲しくないです。
あ、でもチャン・ツィーは可愛いかったッス(をい)
でSAYURIである。
まぁ、前評判的には良い。けど、やっぱりひっかかるのは日本を舞台にした、しかも芸姑という日本の文化の中でもかなり特異な分野を外国の人が(アジア系ではあっても)外国の人をつかって撮るってどうよ?みたいな引っかかりがあったわけですよ。まぁ、似たような奴で「LAST SAMURAI」とかね、ありましたよ。あれは細かい設定とか気になる部分はあったにせよ、まだ頷けました。でも今回は微妙。
まず細かい設定とかはいいです。海辺の粗末な小屋がどう見ても日本ぽくなくっても、神社の鰐口がゴーンって鳴っても笑えますから。
大きくひっくるめて言えば花街をこんな風に描くのは下品だと感じたわけです。映画の冒頭で言っていた科白。記憶があやふやだけど「語ってしまってはいけない話」みたいな事いってましたよね。ホント、当にそれなんです、語っちゃいけないんだから語るなよ!みたいな
なんだろーなー、やっぱりねあの世界はわかり易く言えば夢の世界なわけですよ。その世界にいる演者が舞妓さん芸姑さんであって、そこで遊ぶ旦那衆も演技をわかって遊ぶ、それが粋の世界な訳でしょ?そりゃ、役者は役を演じているのであって演じないでいる素の自分がいるのは当然です。でもそれを演技中に見せちゃいけないわけですよ。そんな役者の素顔を(裏側を)見せちゃう無粋さ、下品さみたいなものが鼻につく。おまけに描き方の暗い事。まぁ、演出なんでしょうけど。
舞妓・芸姑は人形だ、ってのを聞いた記憶があるけど「舞妓や芸姑だって人間だ!彼女らにも生々しい感情があるんだ」なんて自分勝手なヒューマニズムを押しつけられているようなそんなうすら寒い気分になりました。
儂は一生花街になんか縁がないだろうけど、やっぱりあれは文化やと思うんです。その文化に対する冒涜だ!と言ったら言い過ぎですか?言い過ぎですね、すいません。
映画化してもらってもいいけど、そんな事に気がまわわる(っていうか、その文化について熟知している)日本人の監督にとってほしかったなぁ。だったら、舞妓さんの身のこなしももっと洗練されて綺麗な映画が撮れたんちゃいます?(主人公が舞妓になる時に立ち居振る舞いを注意されるシーンがあったけど、その後の身体のこなしとか全然気になるもの)
監督さんは「これは確かに日本を舞台にしたものだけど、ファンタジーとして撮った。現実のものとは異なるものとして見て欲しい」みたいな事を言っていたみたいですね。で、これに対しての評論に「ファンタジーやからほんまもんとは違うで、ってゆっても外国の人がこれ見たらこれがホントの日本やと思うんちゃう?」みたいに言ってた記事があって、儂的にはこれに激しく同意。外国の人には見て欲しくないです。
あ、でもチャン・ツィーは可愛いかったッス(をい)