パンダ イン・マイ・ライフ

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ピーター・ポール&マリー 7 「歌声は永遠に」

2008-12-06 | ピーター・ポール&マリー
久々のピーター・ポール&マリーのアルバム紹介です。

(Ⅴ)ともいうべき5枚目のアルバム「A Song Will Rise」(歌声は永遠に)。1965年3月にリリース。円熟期の最も完成度の高いといわれているアルバム。

1. When the Ship Comes In
ボブ・ディランの作品。軽快なリズムに乗って歌う3人。「you tube 動画」でスタジオライブを見ることができる。
2. Jimmy Whalen
恋人の死を悼むイギリスのバラード。3人のコーラスが物静かに語り始める。
3. Come and Go with Me
さあ、一緒に行こう。あの国には歌があふれ、自由がある。ゴスペルソング。3人の掛合いが見事。「you tube 動画」でスタジオライブを見ることができる。
4. Gilgarra Mountain
ピーターのソロ。ほのぼのとした追いはぎソング。
5. Ballad of Spring Hill (Spring Hill Disaster)
カナダのスプリング・ヒルで起こった炭鉱事故を取り上げたバラード。
6. Motherless Child
故郷から離れすぎて、時々、母のない子のように感じてしまう。マリーのソロが物悲しくブルージー。

続いてB面に
7. Wasn't That a Time
過去のいまわしい戦争。なんて時代だ。
8. Monday Morning
「私、今度の月曜日に結婚するの。」「君はいくつなんだい。」「16歳よ。」「あと5年待ちなさい。結婚とは悩む、悲しむ始まりなんだ。」
ポールとマリーが掛け合う。美しいバラード。
9. Cuckoo
クックー、カッコーの美しい声をもう聞くことはできない。ギャンブルが私を苦しみと刑務所へ運んでしまった。3人のハーモニーが素敵な曲。
10. San Francisco Bay Blues
軽快な楽しい3人のパフォーマンスがすばらしい。カズーを用いた3人の掛け合いが魅力。これも「you tube 動画」でスタジオライブを見ることができる。
11. Talkin' Candy Bar Blues
コミカルなポールのソロ。キャンディをあげようと声をかけた坊や。家族や警察が出てきて大騒ぎ。余計なおせっかいはするなってことか。
12. For Lovin' Me
僕を愛するとどうなるか知ってるかい。放浪する男の心情を歌い上げる。

3人の個性的なソロも盛り込み、スローバラードからアップテンポなブルースまで、まるで万華鏡のような魅力満載のアルバムに仕上がっている。それにしても、映像と録音がまったく重なるほど、3人のテクニックはすばらしい。

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