パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

俳句を楽しむ

2020-11-22 | book
1979年昭和54年に創刊された岩波ジュニア新書。2019年令和元年11月に初版の佐藤郁良の「俳句を楽しむ」を読んだ。

著者の佐藤は、1968年、昭和43年生まれ。自分が10歳年上だ。進学高校の国語教師。平成13年に2001年に生徒を俳句甲子園に引率し、自らも俳句をするようになった。教師なので、教える専門家だ。年も近いし、授業のような中身なのではと思い購入した。そしてジュニア向けだ。

第1章俳句甲子園、第2章俳句を鑑賞する、第3章季語の世界、第4章実作への第一歩、第5章俳句を楽しむの5章からなる。
2章の鑑賞では、名句を用いて、切字、表現技巧(比喩、固有名詞、数詞、リフレイン、オノマトペ)、音韻といったアドバイス、3章では、時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物の歳時記にある季語の魅力、4章では例句をもとにアドバイス。
実際に作る入門編というよりも、俳句の魅力を満載したものとなっている。俳句を楽しむのに、俳句の魅力を知らずして、楽しむことはできない。十七音で風景を切り取った文学を堪能できる1冊。

ただ、字体がすべてゴシックで、読みづらい。明朝か教科書体であるべき。岩波に言いたい。
コメント
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