パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

夫・車谷長吉

2019-05-05 | book
直木賞作家、車谷長吉(くるまたにちょうきつ)の妻、詩人の高橋順子が、長吉との出会いと死までの思い出を語る。「夫・車谷長吉」を読んだ。2017年5月刊行。
高橋は、1944年生まれ。長吉は一つ下になる。
出会いの絵手紙をもらった平成直前の1988年から長吉の死となる2015年までを、克明な日記に基づき回顧する。2人の結婚は1993年、順子が49歳、長吉が48歳の時だった。

長吉の病との闘い、そして奇行ともいうべき性格が巻き起こすさまざまなトラブル。多くの編集者との交流、親戚づきあいや各地への旅行、そして四国お遍路など。ほんとうに盛りだくさんな夫婦生活。大人が故にぶつかり合うも、わかりあい、共に歩む日々。

カバー袖の「これから何年一緒に暮らせるかわからないが、私は長吉を見届けるつもりだった」が印象に残る。

長吉を知ったのは、全国紙の土曜日版の人生相談だった。2009年4月から2012年3月までの3年間,定期に掲載されていた。その型破りで破天荒なコメントが私を魅了した。

2016年9月に2回に分けてブログに乗せた。
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