パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ビートルズのすべて 8 ロックアルバムの金字塔(1)

2012-01-02 | ビートルズ
2012年、平成24年、明けまして・・・・・といいたいところだが、東日本大震災のことがあると、うかつにも言えない雰囲気がある。しかし、何らかの形で生きながらえている我々には、ひとつの節目として、あえて新玉の年を迎え、「おめでとう」という勇気を持とうと思う。
「ビートルズのすべて」の8回目は、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド  ロックアルバムの金字塔」だ。昨年1月三が日の放送からもう1年が経つ。早いのか、遅いのか、そんな時の流れの中で、日々は確実に過ぎていく。13回シリーズも8回目を向かえ、いよいよビートルズ最盛期へと突入する。

『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は、ビートルズ8枚目のアルバム。イギリスでは昭和42年(1967年)の6月1日に、アメリカは6月2日、日本では翌月の7月5日に発売された。
買えなくて、ロック・フォークの専門レコード喫茶店で聞いた。豪華なジャケットに目を見張った。カラフルミリタリー調のロングジャケットに身を包んだ4人。デビュー当時のビートルズの蝋人形、20世紀の著名人の顔写真の数々、前列には日本の福助の人形があった。

「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」 
「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ(With A Little Help From My Friends)」
お聞きください。

2曲はつながっているのであるが、
この後、「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ(Lucy In The Sky With Diamonds)」
「ゲッティング・ベター(Getting Better)」
「フィクシング・ア・ホール(Fixing A Hole)」
「シーズ・リーヴィング・ホーム(She's Leaving Home)」
「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト(Being For The Benefit Of Mr. Kite!)」 
と切れ目なく、続いてあっという間にA面が終わる。

そして、B面は、ジョージのシタールの神秘的な響きのジョージの「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー(Within You Without You)」 
「ホエン・アイム・シックスティー・フォー(When I'm Sixty-Four)」
ユーモラスな「ラヴリー・リタ(Lovely Rita)」
朝の牧場の様子を描いたような「グッド・モーニング・グッド・モーニング(Good Morning Good Morning)」
そして、テーマが繰り返された後で、
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ(A Day In The Life)」。シリアスで重厚な響き。しかも、めまぐるしくサウンドが変化し、最後に大きなピアノ余韻を残して終わる。

「サージェント・ペパーズ」の演奏サウンドは、ジャケットそのもののように華麗でカラフルで、なおかつ幻想的で神秘的でした。それにもまして、曲が切れ目なく続き、目くるめく展開していくサウンドにしがみついていくのが精一杯だった。それから歌・演奏の迫力、インパクト、ダイナミズムに圧倒された。最後に不思議な逆回転のテープのノイズのようなものが聞こえてきた。これは、ピックアップを上げない限りしなければ、続く仕掛けのものであった。

今年がよい年でありますように。


コメント
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