夕景の色

　　きょうは珍しく雨続きで、見方によると白いものも見えそうで、そうではない。どう見ても、雨。4月の雪は歓迎しないが、ないこともないらしい。こう書いてお山のほうのことを思うと、春も初夏も雨が雪に変わることがある、そうゆうことを思い出して苦笑いする。どうしても、「こう」である、ということはなかなかいえないもので、4月の雪も、気象協会の方のお話だと、ないことはない。で、最近4月に雪が降ったかというと、これも記憶にない。

　　夕日を見て、どうのこうの思うという書き出しで、あーでもないということを書いていたが、きょうはその夕日はなく、また日没近い太陽もなく、ただ灰色の雨がある。これはまだ、太陽の明るさが残っているからで、そのうちに真っ暗になる。真っ暗で、星が見えるが、ものすごく明るいと何が見えるか、このときは、盲目に近い状態になってしまう。
　　ときどきだが、夏のやたら天気がいい日、道を歩いている。そうゆうときもあるわけで、出だしからやけに「まぶしくてどうにも不快」である。こんなことも、このところある。もう少し瞳孔も閉じてくれればいいが、でも今はそれはない。

　　雨で、雨をはじく、ものを着て、外に出る。さほど寒くはない。これが雨の効果なのか、梅雨という言葉が脳裏に浮かんで、ただ雨足は少し怪しく、これがひどいとこんな流暢なことも考えない。ちょうどいいわけでもないが、またときにひどい降り方の雨もあるから、この雨はちょうどいい。それゆえ、梅雨というものが思い出された。4月、ナタネ梅雨。少し早い。たぶんこの雨は明日には上がってしまうだろう。
　　ときどきだが、黒い枠のある、案内板があって、見るときもあるが、あるなで済ませる。こうゆうときが少ないかというと、感じでは多い。このそばでも何度かあった。若い人より圧倒的に歳を召されている人が多い。そうゆう認識で、今は学校は休みで、それで日中明るいとき、キャキャという声が聞こえたりもする。しかし、いくらがんばっても昔のような感じ、というのはない。ここでの暮らしと、時代の共通性は、そうゆう時期ではないが、
　　きっと昔は、子供の数も多かったのだろう。ときどき、集団で子供が遊んでいる。走ったりもする。薄着で、TVに出てくる子供と変わらない。なんだか妙ないい回しだが、TVに登場する子供さんは、どこかそうゆうTVと関係のあるところの方が多いはずで、でも今は、まったく素人の方がいる。昔といっても、さほど昔ではないが、「どこから来ましたか」と聞かれて、所属事務所の名前を言われた方がいて、この方には本当に頭が下がった。本人は後々かなり困るようなこともあっただろうが。話しがとんでもない方向にいった。

　　お葬式か、これは避けられないが、あまりやりたくもない。
　　私はいつものように歩いて、買い物にもゆく。その他、もっと何かがあると途中で忘れる可能性があった。支払いとか、それに郵便物を出すこと。それで、雨がひどくなるので、とっとと買い物を済ませ、雨がひどくまた雷の鳴らないうちに安全なところに退避しようと思った。うちに帰るだけだが。また同じように、

　　黒い枠の何かを見つけて、いったいどこの方がと思っていたが、気が付かなかったが、通り道にその方の「うち」はあった。帰りにようやく気が付いたが、雨もあってかなり静かだし、またそれに気が付かない自然さというのも、一種安心できるものがあった。

　　きょうは雨でもあって、しんみりとしている。いつも思うに、だらだら書きが多い。もう止めよう。

　　3月も最後の三日間の、夕日というとか、夕景の様子。


　
　　3月29日。黒い大きい雲から、太陽が出て来たところ。もう記憶にない。




　　電線の鉄塔がある。この辺りに夕日は必ずあることになって、しかし少しずつ、北へ、右へと移動している。



　
　　3月30日。県境近くには山があるが、その手前にも山はあるはずで、はっきりしない。しかし、この山があって、地平は見えない。




　　若干いびつな太陽像がある。鉄塔に対する、移動量はというと自分でもよくわからない。




　　今年の3月もおしまいに近い、31日の夕日。




　　この地平に近い夕日は、かなり大きいことが肉眼では感じる。
　　太陽との距離はかなりあるから、月とは違って、大きさの変化はないはず。
　　やはり、目の錯覚が大いに働いている。