光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

寒空の、街中散歩

2009-03-11 19:09:55 | 散策
  街というと、どう違うのか自分の中でもはっきりはしない。最近ますます街中というものに対して、そのイメージは異なっているから、一見ではなにもいえない。今は、たまに歩いているその辺りのことについての感じはある。さほど変化はない。そういったもので、これはこれでいいかという思いが強い。
  
  病院にゆく。このとき少しだけ早く行くことが大切なようで、渋滞も少なめ。あるピークとピークの間になる。でも、この効果というか変化についてはだんだんなくなりつつある。この時間帯はすいているということがわかってしまったのではないか、とも思う。でも、大渋滞というのはない。ないから、車は走る。あると多分車社会はない。歩いたほうが早い。
  病院の中で、そう思う。時間的にせいぜい5、6分の違いだが、その渋滞の様子を窓から見ている。やっぱり少し遅れると、渋滞の小さなピークが出来る。

  しばらくすると、もう帰るという時間になる。このときは、何を思うか。お客さんの多さ。私が待合室に入るときは、10名いるかいないか、という感じで、やけに静まっている。隣に人がいる緊張もない。まして、都会の通勤ラッシュの息苦しさとはまったくの無縁である。このラッシュの通勤列車の中で、「過呼吸」などになると、これは大変で、真っ青になる。わかっていると楽だが、ありがたくはない。
  それで、もう帰るというか、診察室を退くときに、先ほどの待合室と何が違うかというと、人の多さで、ギョっとする。ほとんどの椅子が満杯である。でも、大体後ろのほうからいっぱいになるようで、そのところを見ている可能性がある。まだ、満杯というか椅子が足らないまではなっていない。そのようだが、感じとしては5倍くらいに、人口密度は増える。この先は長い時間が必要とされるだろう。

  病院から、それから薬局から退いて、後は元気一杯かというとそうでもない。この辺が、残念というか、何とかならないかと思うことで、しかしある距離の道を歩く。このときもあまり疲れたとは思わない。ほどほどの天気だと、一番使いやすい、滑ることのないミニカメさんを手に持つ。これが一番いい。歩くとき、特に街中だと手の中にすっぽり納まるこの大きさがちょうどよく、たまにボタンを押す。でも、回りに他に多くの方がいるとさすがにそうゆう気にはなれない。したがって、そのままカメさんを持って歩くだけということにもなるけれど、そうはならないのが、車社会なのである。あまり多くないというか、少数の方が歩いている。でも、
  何事にも例外はあるようで、

  突如、目の前に人の姿が見えることがあって、これはよそ見をしているときに、どこかから人が歩いてきて、道の前に現われたのだろう。この距離が離れれば問題はないが、平行移動するとよくなく、接近するとだめである。しかし、外は暖かくはなく、まったく時間を自由に使えるわけでもないので、早足で先にゆくしかいい方法はない。この辺りが、田舎ものらしさが残っていると思われるところ。それにしても運が悪かった。

  もう最後というところ、ここの交差点は面白い。ときに多くの人が立ち止まるからだ。どうしたものか、皆上を向いたりする。一人の方だとそうなりやすい。二人でおしゃべりをしていると問題はない。寒さだけがまだ伝わる。車も人も誰も移動しない交差点がある。ちょっと笑ってしまう。ある方向のみ、車が混雑している。それに垂直な方向は、人もまばらで、車の数も少ない。すると、誰も渡らない、また車も走らない四角形が残る。ここで、よそを見ながら、高いビルを撮ったりもする。私も、空を見上げている一人。

  春は遠いが、きょうは天気予報では雪が舞うはずだった。しかし私が知る範囲では、雪はなかった。特に、街中では雪はなく、大体曇りか晴れで、しかも風もさほど強くはなかった。春はまだだが学生さんは休みだからもしかして、この辺りを歩いているかと思ったがそれはない。ただ一つのバス停になぜか行列が出来ていたが、しかしこのときは急いでいたので、それがどこ行きのバスなのか、知ることは出来なかった。

  大きな駅の改札までいって、昔を思い出そうとしたが、それは出来ない。あまりに時間がたち過ぎていた。ここからが肝心だ、と思う。本屋さんとそれから文房具の売り場にもいかないといけない。しかし、なぜか元気がない。この辺りがちょっと妙で、しかしこんなものかもと思う。これでは、ちょっとした見物も出来ないではないか。だが、足が重い。気力もあまりない。せっかくきょうは少し、文房具のコーナを冒険してこれはというものを目で見てみたいと思ったが、それもまずは省略した。
  それ以外に、本屋さんの中も少しはうろうろするというか、へーこうゆうものが出ているの、それでは手にとってみる、そのことも考えていたけれど。これはまた先の話しなりそうで、さっさと考えていたものだけを購入して、実に効率のいい買い物をしたと思ったが、それにしても、寂しいものである。
  これって何がいけないのか、ネットで辺りをうろうろするのはものすごい時間の無駄だと思う。しかしこれはよくやる。で、こちらがやりがいのあるものだと思う、本屋さんでうろうろは出来ない。どうゆうことなのか。本屋さんにあまりにも行かなくなったから、嫌われてしまったのか。

  なんだか、本屋さんにゆくのは、山に行くのと同じように、訓練がいるようだ。そう思える。厄介なことになってきたが、まずは基本はやはり歩く時間を増やすことだろう。ぐるぐる回るだけで、さてどうなるか。




  目印の、高いビル。ここを目指しているわけではないが、目印になる。




  ケヤキの枝は細く、まだこの木々は冬のままのような感触がある。




  瞬間移動したような、絵になる。時間とともに、太陽の位置が移動する。もう少したつと、この太陽も同じ時間、ここの視野からは消えてゆく。



  
  それにしても、このカメラは何でもよく撮れる。




  再び、ケヤキの高い枝を見上げる。空の色は悪くはない。




  久しぶり、ライトレール。このグリーンのラベルのようなものは何で出来ているのか、近くに寄ってみる。へーという感じだが、ご存知の方も多いのだろうが、興味のある方は実物をご覧になられるのが一番です。

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